【写真】国見(安田顕)に熱弁をふるう伍鉄(堤真一)
堤真一が主演を務める日曜劇場「GIFT」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)の第3話が4月26日に放送された。伍鉄(堤)がサブコーチを務める車いすラグビーチーム「ブレイズブルズ」をかつて率いていた国見(安田顕)。第1話では冷酷な人物に映ったが、そこに秘められていた思いが明らかになった。(以下、ネタバレを含みます)
■天才宇宙物理学者と車いすラグビーの弱小チームが繰り広げる絆と再生の物語
完全オリジナルストーリーとなる本作は、パラスポーツである車いすラグビーを舞台に、弱小チームに立ちはだかる難問の答えを導き出しながら、本気で心と身体をぶつけ合うことで仲間、家族の大切さ、そして愛を知っていく物語。
主演の堤が演じるのは、天才“過ぎる”頭脳を持った宇宙物理学者の伍鉄文人。その伍鉄が出会う車いすラグビーチーム「ブレイズブルズ」(以下、ブルズ)の孤高のエース・宮下涼を山田裕貴、取材をきっかけにブルズと関わっていく雑誌記者・霧山人香を有村架純、バイク事故で車いす生活を送ることになった朝谷圭二郎を本田響矢が務める。
また、ブルズのライバルチーム「シャークヘッド」(以下、シャーク)のエース・谷口聡一役で細田佳央太、伍鉄の従姉妹でブルズのヘッドコーチ・日野雅美役で吉瀬美智子、シャークヘッドのコーチ・国見明保役で安田顕、音楽事務所で作曲家のマネージャーをしている坂本昊役で玉森裕太、昊の母でアート作家の坂本広江役で山口智子が出演。
■シャークの練習場で国見と伍鉄が対峙
国見にシャークへの移籍を打診されていた涼が、返事を求められてシャークの練習場へ。偶然そこに伍鉄がやって来て、谷口に引き抜きの話を持ち掛けた。「あなたの才能は対になったとき、まるで連星のように大きく輝いてく」と伍鉄。
連星とは、2つの星が重力ペアになっている星のこと。今は輝きを失っている涼は、谷口ともう一度引き合うことで、輝きを取り戻すはず。伍鉄は「お二人にはその可能性があります」と言った。
すると国見が「二人の可能性、それを口にしますか。素人が」と冷たく言い捨てた。「可能性を信じなければ、宇宙は今も闇のままですよ」と伍鉄が返すと、国見は不適に笑った。
「闇ね…。私にとってはね、そこが出発点だったんですよ」。国見は自身の過去を話し始めた。
■国見が自身の経験からの決意、「勝ち続ける」理由
国見が車いすラグビーを始めたころは、競技の名前すら知られていない時代。遠征費も用具もすべて自己負担だった。スポンサーを探して企業を回っても、「うちには余裕がないから」と相手にされなかった。
「夢を見たって、社会の波一つで飲み込まれる。リーマンショック、コロナ、戦争。パラスポーツなんてね、最初に切り捨てられる側なんですよ。そのくせ試合で勝ったら『感動をありがとう』と、俺たちの事情を何も知らないマスコミがはやし立てる。でも、それで終わり。ナメるな。俺たちはリハビリの延長なんかでやってんじゃねぇ。アスリートとして生きたいんだ」。
そこから国見は、“構造”から変えてやると挑む決意をした。今は、競技で食べていける環境を作るため、国に掛け合っているところだという。「そのためには、世界で圧倒的に勝ち続けないといけない」とし、「だから、何度も、何度も、何度も、何度でも勝ち続ける! 国ごと振り向くまでな!」と力を込めて言い切った。
第1話でシャークとの試合に負けて落ち込むブルズのメンバーに、「ほら言ってみろ。私たちは絶対に勝てません。さぁ、言って楽になれよ」と鋭いまなざしで迫ったときは、なんて冷酷な人物だろうと思った。だが、そこに潜んでいた彼の背負ったものの大きさがどれほどのものかが痛切に伝わってくる今回のシーンだった。
SNSには「感動をありがとうで終わるって、考えさせられるものがあった」「熱い思いゆえの厳しさ」「国見さんの言葉がものすごく重みのある言葉だった」「国見は構造を変えるために憎まれ役にもなっているということか」「覚悟の人だった」など反響が寄せられた。
■伍鉄vs国見も楽しみな展開へ
その後、「素人」と皮肉られた伍鉄は、「それならば、素人からもう一つ」と切り出し、「だったら、自立すればいいのでは? もし国の支援がなくなったらどうされるんですか? 答えは明白。プロ化を目指せばいいのでは」と考えを示した。
「プロ化になれば、選手は競技だけで生きていくようになり、夢が職業になる。社会に属するのではなく、あなたが軌道を持つのです。恒星が自らの重力で星団を生むように、外から光を借りるのではなく、内側から燃えればいい」と、ここでも伍鉄らしい説明をした。
そして、「あなたはその可能性…えっ? 自信がないんですか?」とあおるように続けると、ふと我に返ったように「すいません、すいません」と慌てて立ち去った。
恐らくプロ化も難しいことだろう。ただ、伍鉄の考え、存在が国見に何かをもたらす可能性はある。涼は国見の誘いを正式に断り、伍鉄がサブコーチに加わったブルズに残る選択をした。今後、涼たちの戦いとともに伍鉄vs国見の展開も楽しみだ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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