パラマウント+ワーナー新会社、中東3ファンドが事実上の大株主に

中東3ファンドが事実上の大株主に

パラマウント+ワーナー新会社、中東3ファンドが事実上の大株主に

4月29日(水) 17:00

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「ミッション:インポッシブル」のパラマウントと、「ハリー・ポッター」「DC」「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」のワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)が統合し、新たな巨大スタジオが誕生する。その株式の38.5%を、中東3カ国の政府系ファンドが保有することが明らかになった。米連邦通信委員会(FCC)に提出された申請書で開示されたと、米バラエティが報じている。

内訳は、サウジアラビアのパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)が15.1%、アラブ首長国連邦のソブリン・ウェルス・ファンドが12.8%、カタール投資庁が10.6%。3ファンド合計の出資額は約240億ドル(約3兆8000億円)にのぼり、新会社の外資比率は合計で49.5%に達する。

ただし日々の経営の支配権は中東勢には渡らないというのが、パラマウント側の説明だ。議決権付きクラスA普通株式の100%は、デビッド・エリソンと父ラリー・エリソン親子、投資会社レッドバード・キャピタル・パートナーズが共同で押さえ続ける。中東3ファンドの保有株には議決権もガバナンスの権限も付与されない。

それでも、これだけの規模の外資が入ることが作品づくりにどう作用するかは、観客の側からも気になる論点だ。表現の自由や検閲を巡る議論は、過去に巨額の外資が入る局面で繰り返し持ち上がってきた。

統合そのものにも、観客に直結する論点が残っている。合併後は年間公開作品数が大幅に絞り込まれるとの観測があり、映画館やストリーミングで観られる作品の幅が狭まるのではないかとの懸念は以前から出ていた。

WBD株主は先週、1110億ドル(約17兆6000億円)規模の売却を圧倒的多数で承認している。買収成立には今後、米司法省と欧州当局の認可が必要となる。なお、今回のFCCへの申請は外資保有を認めてもらうための別手続きで、これが通らなくても買収そのものは成立し得ることになる。

【作品情報】
ミッション:インポッシブル

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