「即位されるにふさわしい」天皇陛下のご学友が“愛子天皇”を提言…本誌に明かす皇位継承論議への“危機感”

愛子さま(写真:JMPA・2026年4月17日)

「即位されるにふさわしい」天皇陛下のご学友が“愛子天皇”を提言…本誌に明かす皇位継承論議への“危機感”

4月29日(水) 6:00

「4月15日に開かれた皇族数確保策を巡る全体会議では、自民党が主導権を握る形で終わり、今国会中の皇室典範改正に向けて一気に突き進むとみられています。このままでは、旧宮家の養子縁組案と結婚後の女性皇族の身分保持案だけの改正にとどまり、皇位継承のあり方まで議論が広がることはないでしょう」

こう話すのは、皇室担当記者だ。

いまや女性天皇と女系天皇を容認するという声は9割にも上る結果となった世論調査があるほか、天皇陛下の男系のお子さまである愛子さまの将来のご即位を望む声は、日に日に高まっている。だが自民党がリードする議論は、国民の多くが期待する「愛子天皇」の実現と真逆の方向へと進んでいる。

そんななか、陛下とは学習院幼稚園時代から家族ぐるみで交流を重ねてきたご学友、社会学研究者の小山泰生さんが、一石を投じようとしていた。『週刊現代』4月27日発売号の《愛子さまに見た「天皇の資質」》というタイトルの特集記事で、

「愛子さまを天皇に据えれば国民の多くが納得し、皇室への敬愛は高まります」

と、愛子さまこそ天皇にふさわしいと提言し、ほかのご学友らと政治家への接触を始めていることなどを、小山さんは4ページにわたって明かしているのだ。

小山さんの高祖父は、大日本帝国憲法と旧皇室典範の制定に携わった政治家の佐佐木高行で、当時、天皇の最高諮問機関にあたる枢密院の枢密顧問官を務めていた。前出の皇室担当記者はこう解説する。

「男系男子による皇位継承が明文化された旧皇室典範の制定に際して、議論を主導した初代首相・伊藤博文に、佐佐木ら複数の政治家が猛然と反対した経緯を、記事で紹介しています。

また小山氏によれば、佐佐木らが旧皇室典範の原案に記された『女帝の排除』『譲位の禁止』『養子禁止』『長子相続』の4点に異を唱えていたといいます。特に佐佐木は“必ずしも長男に限らず、『徳』のある人物が継承する工夫を重ねてきたのが、皇室の伝統である”と訴えた事実に注目してほしいとも語っています」

小山さんは、佐佐木が説いた「徳」とは、国民から「この方こそ天皇にふさわしい」と敬愛される資質が備わっていることだと述べつつ、“愛子さまにこの資質が備わっている”としている。なぜそのように感じたのか、本誌は小山さんに話を聞いた。

「メディア各社の世論調査の結果が、すでに愛子さまに圧倒的な徳が備わっていることの表れでしょう。私は、愛子さまのご成長を1歳のころから間近で拝見し、聡明さに驚かされることは少なくありませんでした。

中学時代、かなりお痩せになったときのことです。この時期にもご挨拶に伺ったのですが、愛子さまはお姿を隠されることなくお出ましになったのです。超然としたそのお姿に、『帝王になるべき方だ』と確信しました。男系かつ有徳である愛子さまこそ、即位されるにふさわしい方だと思うのです」

そして、国会の議論が国民の感覚からズレ始めているからこそ、小山さんは提言しなければならないと決断したのだという。

「各党の政治家によりよい意見を戦わせてほしいからこそ、佐佐木の子孫である私が話さなければならないと思ったのです。

さらに、2050年までに在留外国人の割合が全人口の1割にも達するという試算があります。欧州のように、宗教や文化が異なる人々が増えれば国民の価値観も変わり、日本の歴史や伝統を踏まえた議論も難しくなってしまうでしょう。

国会では皇族数の確保策を巡る議論が再開されましたが、各党の意見がまとまって、法制化する段階になったら手遅れです。いま皇位継承のあり方について議論しなければ、その機会が失われてしまう危機感があるのです」

■資質の片りんは“平和作文”にも

だが依然として保守派の勢いは止まらない。与野党の国会議員や地方議員、一般の参加者含めて700人が集まった「今国会で皇室典範の改正を! 国民大会」が、4月20日、東京都内で開かれていた。

男系男子による皇位継承の堅持を掲げる「皇室の伝統を守る国民の会」が主催したこの集会に、自民党の麻生太郎副総裁が出席し、8人10代いる女性天皇について、

「天皇または皇太子を夫としていたか、生涯独身であったかのいずれであったかという事実を忘れてはならない」

と、あらためて女性天皇の即位に否定的な見解を示したのだ。「愛子天皇」の実現には高いハードルがあるが、議論の趨勢がどのように進もうとも、愛子さまは天皇家が守り抜いてきた価値観をすでに兼ね備えられていると、神道学者で皇室研究家の高森明勅さんは指摘する。

「中学3年生の広島市への修学旅行で感じたことを、『世界の平和を願って』というタイトルの作文に綴られています。そこに見られる“感謝と思いやりの気持ちを大切に”というメッセージは、ご即位までは皇后陛下が、それ以降は天皇陛下がお誕生日の文書や記者会見でおっしゃり続けたことです。まさに天皇陛下の薫陶を受け続けて成長されたことを示していると思います。

天皇ご一家が日常的に大切になさっていることが、愛子さまの内発的なものとなり、ご公務の準備、敬意をもって人々に接する基本となっているのです」

陛下のご学友らの“決起”、そして国民の思い。どのような運命がこれから待ち構えていようとも、愛子さまはご自身の使命を受け入れられるのだろう。

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