4月29日(水) 3:40
厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」によると、タクシー運転手の平均収入は、きまって支給する現金給与額が35万9200円、年間賞与その他特別給与額が19万7800円でした。
きまって支給する現金給与額を毎月受け取るとすると、年収の目安は「35万9200円×12ヶ月+19万7800円」で450万8200円になります。
なお、20歳から70歳以上までの年代別年収の目安は表1の通りです。
表1
| 年齢 | きまって支給する現金給与額 | 年間賞与その他特別給与額 | 年収目安 |
|---|---|---|---|
| 20~24歳 | 39万9600円 | 3万8400円 | 483万3600円 |
| 25~29歳 | 39万5100円 | 8万7500円 | 482万8700円 |
| 30~34歳 | 42万1700円 | 11万8800円 | 517万9200円 |
| 35~39歳 | 39万1300円 | 22万3100円 | 491万8700円 |
| 40~44歳 | 40万3100円 | 14万8300円 | 498万5500円 |
| 45~49歳 | 40万9700円 | 29万6700円 | 521万3100円 |
| 50~54歳 | 39万1400円 | 24万6300円 | 494万3100円 |
| 55~59歳 | 38万2100円 | 22万8300円 | 481万3500円 |
| 60~64歳 | 34万9700円 | 20万4900円 | 440万1300円 |
| 65~69歳 | 30万1100円 | 17万7300円 | 379万500円 |
| 70歳~ | 27万8800円 | 13万300円 | 347万5900円 |
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成
年代別に見ると、45〜49歳をピークに年収の目安が約348万~521万円の間で変動しています。また、きまって支給する現金給与額の平均がどの年代でも25万円以上になっていることから、高齢者になっても稼ぎやすい仕事の可能性があるといえます。
タクシー運転手は、会社によって変わる場合もありますが、「隔日勤務」という働き方が取られているケースが多いようです。隔日勤務とは、1日の勤務時間が休憩時間や仮眠時間を含めて15~18時間程度と長いため、勤務が終わった日を「明け休み」として1日休む、というスタイルです。
例えば、隔日勤務の所定労働時間が15時間で合計11日働き、表1の65~69歳におけるきまって支給する現金給与額の平均である30万1100円を受け取るとしましょう。この場合、時給換算で1時間当たり約1824円になります。
表1の結果からも分かるように、高齢になってからでもタクシー運転手として一定の収入は得られるでしょう。
また、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構から「ハイヤー・タクシー業における高齢者雇用推進に向けたガイドライン」が公開されており、高齢者雇用が求められていることが分かります。
同資料によると、ハイヤー・タクシー業の65歳以上の比率は、令和2年3月31日時点ではありますが全国平均で46.2%でした。約半数が高齢者であるため、高齢でタクシー運転手をしている人は珍しくないといえます。
タクシー運転手の年収の目安は450万8200円です。ただし、年齢別に見ると、65歳以上は約348万〜380万円になります。タクシー運転手は高齢でもきまって支給する現金給与額が25万円を超えており、ある程度安定した収入を得られるといえるでしょう。
なお、タクシー運転手は会社にもよりますが、隔日勤務と呼ばれる勤務スタイルを採用しているところもあります。隔日勤務は、1日の勤務時間が長い分、翌日は1日休みという働き方です。
1日の勤務時間が長いため、時給換算をすると少し低く感じる場合もあるかもしれません。しかし、これらはあくまでも例のため、実際にいくらくらいなのかは就職したいタクシー会社などに確認しておきましょう。
e-Stat政府統計の総合窓口 厚生労働省 令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 表番号5 職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 ハイヤー・タクシー業における高齢者雇用推進に向けたガイドライン
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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