ペキ子さんは、夫の優一さんと2人暮らし。優一さんは公務員として働く次男で、イケメンかつやさしい性格の持ち主。ペキ子さんにとってはまさに完璧な夫です。
そんなペキ子さんは母親の影響で、幼い頃から“完璧でなければならない”という思いにとらわれて育ち、「完璧な母親」になることを夢見てきました。そして待望の妊娠が判明。ペキ子さんは、大量の自作の育児本を夫に渡し、20時就寝や、毎朝のスムージー、クラシック音楽を流し続ける生活を強制しました。異様な徹底ぶりに困惑した優一さんですが、先輩の助言もあり「赤ちゃんと妻のために見守ろう」と決意します。
ペキ子さんはつわりで体調を崩しても「完璧な母親はつわりに負けない」と体調不良を否定し続けました。
対策の甲斐なく吐き気がおさまらないペキ子さん。つわり対策として「明日にでも仕事をやめたい」と優一さんに相談します。これには優一さんも困惑。辞める際には引継ぎをして、できるだけ迷惑をかけないことが社会人としても親としても大切であり、「完璧なお産になるのでは」と伝えます。
真っ当な意見に何も言えなくなるペキ子さん。優一さんはペキ子さんの気持ちを尊重しつつ、「体やメンタルがつらいなら辞めてもいい。家事は僕がやるよ」とやさしく寄り添います。
それでも否定する妻…
















ペキ子さんは体を震わせながら「つわり扱いするな」と強く否定し、床を叩いて感情をぶつけました。
優一さんは落ち着いて、「つわりは赤ちゃんを一生懸命育てている証拠だよ。ペキ子は立派な母親だ」と伝えます。
その言葉に一瞬、心が軽くなるペキ子さん。
しかしすぐに母親からの言葉を思い出し「私は完璧じゃない……」とつぶやきます。
そして1時間黙り込んだ後、20時になるとクラシック音楽をかけて眠りにつくのでした。
母親にかけられた言葉がトラウマとなり、「弱さを見せてはいけない」「完璧でいなければならない」と思い込んでしまう人は少なくありません。
ペキ子さんもまた、そうした価値観に縛られ、つらい体調の変化さえ素直に認められずに苦しんでいたのかもしれません。
そんなとき大切なのは、つらさや不調を無理に否定せず、今の自分の状態をきちんと受け止めることです。
誰かに頼ることは甘えではなく、自分を守るために必要なこと。
弱さも含めて受け入れることが、心を少しずつ軽くしてくれるのではないでしょうか。
著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ
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