【写真】HACCP認証取得に笑顔を浮かべて廊下を進む朝野(北村匠海)
北村匠海主演の月9ドラマ「サバ缶、宇宙へ行く」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系/FODほかにて配信)の第3話が4月27日に放送された。自分たちが作るサバ缶を宇宙へという壮大な夢にひとっ飛び…というわけにはいかない。生徒たちが夢の実現のために奮闘しながら、目の前に迫る進路という現実に悩み、葛藤する姿が描かれた。(以下、ネタバレを含みます)
■新米高校教師が生徒たちの挑戦を応援し、自らも成長していく学園ドラマ
本作は、福井県の水産高校の生徒たちが世代を超えて“宇宙食開発”という大きな夢に挑戦した実話に基づくオリジナルストーリー。
地上波連続ドラマ初主演を果たす北村が演じるのは、授業の一環で製造されるサバ缶が自慢の若狭水産高校に赴任してきた新米高校教師・朝野峻一(あさのしゅんいち)。「宇宙食、作れるんちゃう?」という生徒の何気ないひと言が、世代を超えて思いと経験知をつなぎ、大きな夢への挑戦と発展。生徒たちを見守り、ともに伴走する中で、朝野自身も成長していく軌跡を描く。
朝野が赴任した高校の生徒・菅原奈未役を出口夏希、同じく寺尾創亮役を黒崎煌代、JAXAの宇宙日本食開発担当の木島真役を神木隆之介、そして語りを井上芳雄が務める。
■朝野はサバ缶を宇宙に届ける生徒たちの夢をかなえようとJAXAへ
NASA(アメリカ航空宇宙局)が作った食品衛生管理システム・HACCP(ハサップ)の申請をして半年。ついに認証されたが、それがゴールではない。朝野は生徒たちに「みんなはどうしたい?」と問い掛けると、奈未が「そんなん決まっとるやろ。宇宙に飛ばす、うちらのサバ缶」と答えた。
奈未らは、次の段階としてNASAに「サバ缶を宇宙に届けたい」と英語でメールを送る。しかし、一向に返信はなかった。そんな中、アメリカにあるNASAではなく日本からと気付いた朝野は、茨城・つくばにあるJAXA(宇宙航空研究開発機構)に出向き、宇宙教育センターの皆川有紀(ソニン)を訪ねる。
皆川から宇宙食開発の難しさを聞き、せめて実現に向けたアドバイスをもらえないかと請う。「私は教育センターの人間なので、開発の専門的な判断まではできないんです。ただ、宇宙食を開発している部署につなぐことはできます」と答えた皆川だったが、その条件として粘度や形状、飲み込みやすさといった“宇宙食として成立する設計”を10日後に提出してほしいと課題を提示した。
■夢のための新たな課題と現実に迫る進路に悩む生徒たち
朝野は、皆川から聞いた話と課題について生徒に伝える。まだ可能性があることに盛り上がる奈未ら。だが、木村琉空(山下永玖)が「アホすぎるやろ」と声を上げた。
琉空、奈未らは卒業を半年後に控え、進路という問題に直面してもいた。小浜という小さな町では、卒業すれば町から出ていく者と、一生この町で過ごす者にほぼ分かれる。「ずっとこの町におって、親の仕事そのまま継いだりなんかして、正直ダサくない? 宇宙なんかより、そっちを真剣に考えた方がええんちゃう? 格好良く生きようや」と琉空。実は、琉空の父親は100年以上続く漆箸を作る職人だった。
それに対し、父親の跡を継いで漁師になることを決めている寺尾は憤る。「この町、誰が守っとる思っとるん。毎日海出て、天気とにらめっこして、魚おらん日も船出して。親父らが必死でこの町守っとるんちゃうんか。それをダサいの一言で片づけるんかい!」。
それでも反発する琉空を寺尾は殴り、「俺は諦めん! 俺が取った魚で、サバ缶を宇宙へ飛ばすんや!」と叫んだ。
■小浜の町の誇りも組み込んだ生徒たちの熱いプレゼンに感動
寺尾の思いに触れた琉空は、奈未、寺尾、遥香(西本まりん)、凪沙(夏目透羽)、柚希(ゆめぽて)と皆川の課題に取り組む。そして、まとめ上げた資料を持って朝野とともにJAXAへ向かった。
技術的には完成させられなかったことを率直に明かしつつ、「なぜサバ缶なのか」の問いには自分たちの町が誇るものへの熱い思いを伝えた。江戸時代に小浜町で取れたサバを京都へ運ぶようになり、その道は「鯖街道」と呼ばれるようになった。当時の人々が口にした「京は遠ても十八里」という言葉には、都に物資を届ける小浜の先祖たちの誇りがあったのだと。
72キロメートルある鯖街道を2往復半すれば、高度約400キロメートルのISS(国際宇宙ステーション)にたどり着く。町が長く誇ってきたものを新たな場所に届けようとする希望を、現代の若者たちが語る姿は胸を熱くした。第1話では研究発表大会のレポートを審査員によく見せるために朝野がデータ資料を付け足して完成させたが、今回は生徒たちの思いがそのまま表れたものだったのは、朝野の成長を感じるところでもあった。そんな朝野は、東京に進学したいという思いを隠して店を継ごうとしていた奈未や琉空らにも寄り添った。
奈未らのプレゼンに感動した皆川は、若狭水産高校まで足を運び、町の人々もいる前で「宇宙食を目指す道は決して甘くはない」と語りつつも「小浜の伝統である鯖街道を宇宙までつなげてほしい」とエールを送った。
帰り際、朝野に「一緒に頑張りましょう」と言った皆川だが、「けど、残念ではありますね。せっかくあの子たちが開いた門なのに、中へは入れないなんて」と卒業してしまう奈未らを思いやった。
しかし、後輩たちが同じように夢の道を進んでくれる。それをつなぎ、サポートするのが朝野だ。視聴者からは「プレゼン激アツで泣いた」「卒業おめでとうだけど寂しいね」「1期生が卒業してしまうのは寂しいけれど、彼らの夢が引き継がれてみんなで夢をかなえていくって本当に素敵」「2期生も楽しみ」といった声が上がった。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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