石川遼はなぜアプローチで自在に球を操れる?フェースに乗せて運ぶ“体とクラブの同調”

インパクト後のヘッドの送り込みが非常に上手く、ボールを運ぶように打つ石川(撮影:GettyImages)

石川遼はなぜアプローチで自在に球を操れる?フェースに乗せて運ぶ“体とクラブの同調”

4月27日(月) 12:00

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今季は米下部ツアーに参戦している石川遼。多彩な技を駆使する石川のアプローチをプロコーチの南秀樹が分析。我々が参考にしたいポイントも教えてもらった。



【連続写真】緩やかにヘッドを入れてフォローでおヘソが目標に向く石川のアプローチショット


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上げる、コロがす、止める、球の高さを自在に操りピンに寄せる。石川プロのアプローチは、とにかくバリエーションが豊富で、どんなところからでも綺麗に寄せてくる印象があります。それを可能にしているのが、インパクト付近でフェースにボールを乗せていること。30ヤードという中途半端な距離のアプローチでも、その技術の高さを感じます。

彼のようにフォローでフェースが空を向くように使えば、ロフトの寝たウェッジではヘッドがボールの下を潜って、思った距離が出しにくくなりますが、インパクト後のヘッドの送り込みが非常に上手く、ボールを運ぶように打っています。シャフトのしなりが使えない小さなスイングで、自分の体を使って乗せられるので、イメージ通りのボールが打てるのだと思います。

フェースにボールを乗せる感覚は、アプローチを安定させるために、またアプローチの幅を広げるためにも大事なポイント。そのためにはボディターンで振ることと腰の回転が重要になります。インパクトからフォローにかけてクラブと一緒に目標方向にターンすることを意識しましょう。左体重のまま両手で大きなものを投げるように、クラブと一緒にお腹を目標に向けていきます。このとき、腰がスエーしたりすると、フォローがスムーズに出せなくなるので注意してください。

フォローをスムーズに出していくには、入射角の安定も欠かせません。ヘッドを極端に鋭角に入れてしまうと、出球が強くなってフェースにボールを乗せる感覚が使えません。それでも、緩やかにヘッドを入れるとザックリのミスが出てしまうという人には、素振りでソールで地面を叩くことをオススメします。

トンカチのようにソールで地面を叩くように素振りをしてください。バンスを使えば、ザックリしないことを確認できます。その後はアドレスで少しフェースを開いて、トンカチのイメージで、ソールを地面に当てるようにスイングします。ボールの手前にヘッドが落ちてもソールが仕事をするのでザックリせず、ボールを運ぶ打ち方ができると思いますよ。

■石川遼
いしかわ・りょう/ 1991年生まれ、埼玉県出身。15歳のツアー初優勝から積み上げた勝利数は「20」。2020年からスイング改造に取り組み、24年は2勝を挙げている。今季米下部ツアーに参戦している。CASIO所属。

■解説:南 秀樹
プロゴルファーである父の影響でゴルフを始め、高校卒業後にティーチングプロ資格を取得。クラブを使うことを主とする指導法が高い評価を得ている。幼少期から鈴木愛を指導するなど、ツアーで活躍する数多くのプロをサポートしている。(株)ボディスプラウト所属。

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●石川のドライバースイングを分析!関連記事「石川遼のスイングが原点回帰! 若い頃の『右ヒザの送り』が戻り、怖いもの知らずの躍動感再び」で詳細が分かります。


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