6歳の娘と近所のスーパーで買い物をしていたときのことです。ふと試食コーナーを見ると、ひとりの女性客が何度も同じ唐揚げを取りに行っているのが目に入り……。
何度も試食する女性に店員が声をかけると…
最初は家族の分も受け取っているのかと思いましたが、その女性はひとりで何度も往復しており、まわりのお客さんも取りづらそうにしていました。
見かねた店員さんが、「おひとり様1回程度でお願いします」とやんわり声をかけました。すると女性は満面の笑みで、「私はね、味の変化を確認しているんです。少し冷めたら味も変わってくるでしょう?」と、自信たっぷりに話し始めたのです。
店員さんも私も一瞬言葉を失いましたが、店員さんは冷静に「味の変化のご確認は、ご購入後にお願いします」と対応し、試食皿をいったん下げました。女性は少し不満そうにその場を去り、周囲のお客さんの間にはほっとしたような空気が流れました。
あれだけ試食していたにもかかわらず、結局女性がその商品を購入することはなく……。あまりに悪びれない言い訳だったため、かえって忘れられない出来事になっています。
世の中には非常識な主張を平然とする人もいますが、相手のペースに巻き込まれず、冷静に対処することの大切さを学びました。娘には「試食は味をたしかめるためのものだから、1回だけだよ」と伝えています。
◇ ◇ ◇
試食は、商品を選ぶための参考として用意されているもの。だからこそ、周囲の人も気持ちよく利用できるよう、配慮を忘れずにいたいですね。
著者:中島みさき/40代 女性・パート。小学生の娘と中学生の息子を育てる母。家族と過ごす休日がリフレッシュの時間。
イラスト:ホッター
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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