【漫画】本編『第3~4話』を読む
元夫によって顔を潰されるという壮絶な過去を持つ女社長。その過去を乗り越え、現在は“夜逃げ屋”として依頼者を救う側に立っているという衝撃の事実が明かされる。宮野シンイチ(@Chameleon_0219)さんが描く「夜逃げ屋日記」は、DV被害などに苦しむ人たちを夜逃げさせた実話を基にした作品である。今回は第3~4話を紹介するとともに、社長が夜逃げ屋を始めた理由を知ったときの心境について、著者に話を聞いた。
■社長が語る過去と夜逃げ屋の原点とは
加害者にはいろいろなパターンがあると社長は語る。結婚するまで本性を隠しているケースや、結婚後に本人も気付いていない凶暴性が表れるケースもあるという。今回も、依頼者である恭子さんの味方でありながらも、「結婚を自分で選んだ以上、責任が全くないわけではない」と現実的な視点も口にするのが印象的だ。
夜逃げは無事に終了し、その後、宮野と社長はカラオケへ向かう。そこで宮野が「どうして夜逃げ屋を始めたんですか?」と問いかけたとき、社長の口から語られたのは、想像を超える壮絶な過去だった。
■虐待に縛られた人生からの脱出劇が始まる
第4話に登場する依頼者・村田敏夫さんは、幼少期から両親に虐待され続けてきた人物である。兄は両親に溺愛されていた一方で、自分は見放されてきたという現実に耐え続けてきた。しかし父の死と母の寝たきりをきっかけに、「もう逃げてもいいのではないか」と考え始めたのだ。
スタッフが状況を確認すると、兄は外出中で母だけが家にいる状態だった。そこで社長は廃品回収業者を装い、荷物を運び出す作戦を提案する。だが予定より早く兄が帰宅する可能性が浮上し、現場には緊張が走る。限られた時間の中で決行される夜逃げの行方から目が離せない。
■明るい社長の壮絶な過去は衝撃だった
夜逃げ屋のスタッフとしても活動している宮野シンイチさん。社長の過去を知ったときの心境を聞いた。「社長はすごく元気で強そうな方だったので、そんな過去を持っていてそこから夜逃げ屋を始めたと言うのは、やっぱりものすごく衝撃を受けました。」明るく力強い姿の裏に隠されていた過去——。そのギャップこそが、現在の活動の原動力になっていることがうかがえる。
■さまざまな事情を抱えた人が集う現場のリアル
夜逃げ屋には、多様な背景を持つスタッフが集まっている。「夜逃げ屋日記」は2023年6月に書籍化され、念願だった社長との対談も実現した。現場でしか知り得ない現実を描き続ける本作は、今後どのようなエピソードを見せてくれるのか——。
取材協力:宮野シンイチ(@Chameleon_0219)
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