「脳みそがしゃべりすぎている」“集中の呼吸”で黙らせた原英莉花の一手

思考が騒ぐほど、深く吸って吐く(撮影:南しずか)

「脳みそがしゃべりすぎている」“集中の呼吸”で黙らせた原英莉花の一手

4月24日(金) 14:02

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<シェブロン選手権初日◇23日◇メモリアル・パークGC(テキサス州)◇6811ヤード・パー72>

前半16番パー5で、原英莉花はフィールド唯一のダブルボギーを喫した。池越えの3打目は残り125ヤードで風はフォロー。PWか50度ウェッジで迷ったすえ、PWを短く持つことを選択した。「ダフりました。あ~あ、って」。5オン2パットとなった。



【写真】ここは池かプールか今年も“恒例ダイブ”できそう?


直後の17番でバーディを奪っても、最難関18番で再びダブルボギー。ショートサイドのバンカーから寄せきれず、3パットも重なった。前半は4オーバー。2021年「AIG女子オープン」(全英)以来5年ぶりのメジャーで、重い空気が漂った。

「脳みそで自分がめっちゃお話ししているんです」

“英莉花節”で切り出す。こうすればいい、いまのはこうだった、あそこにいきたくない、ああなったらどうしよう……。目の前の一打に集中すべきなのに、思考が巡り続けてしまう。「脳みそがしゃべりすぎている」と表現する。

昨年、米下部エプソン・ツアーを戦っていたころは、好調だったこともあり、脳みそはおしとやかだった。それが今年、ツアールーキーとして米ツアーを転戦するなかで、思うようにいかない日々が増えていき、ザワザワと“話し出した”。

「ミスを重ねて、うるさくなってきました。これがマジで課題。できたときはすごい力を持っていると自分でも思うけれど、逆のパターンもすごく多い。黙ってもらえるようにしたい(笑)」

きょうはそれを「呼吸」で払しょくした。「呼吸が乱れているのかな、と。吸って吐くことを意識しました」。後半アウトは3バーディ・ボギーなし。これが原の“集中の呼吸”だろうか。

1オーバーまで戻して、59位でフィニッシュ。結果的にカットライン(65位タイまで)圏内で2日目を迎えることができる。「あしたに少しは希望を持てるラウンドで終われた。きょうダメだったところを取り戻していけるように頑張りたい」。まずは1番のティイングエリアで息を整える。(文・笠井あかり)


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