【写真】“ダーリン”からもらったという万年筆を見つめるルナ(波瑠)
波瑠と麻生久美子がW主演を務めるドラマ「月夜行路 -答えは名作の中に-」(毎週水曜夜10:00-10:54、日本テレビ系/Huluにて配信)の第3話が、4月22日に放送された。涼子(麻生)の元恋人探しを続ける中、江戸川乱歩の傑作ミステリーの舞台となったまちで殺人事件に遭遇した。(以下、ネタバレを含みます)
■バーのママ×専業主婦の異色バディによるミステリー
本作は、ミステリー作家・秋吉理香子氏の同名小説が原作の“痛快文学ロードミステリー”。
波瑠が演じるのは、重度の文学オタクである銀座のバー「マーキームーン」のママ・野宮ルナ。麻生は、仕事漬けの夫と反抗期の子どもにないがしろにされる主婦・沢辻涼子に扮(ふん)する。ひょんなことから出会った2人は、涼子の元恋人探しの旅に出て、そこで思いがけず事件に巻き込まれていく。
出演はほかに、涼子の学生時代の恋人・カズト役を作間龍斗(ACEes)、涼子の夫・菊雄役を田中直樹、ルナの同級生で大阪府警の刑事・田村徹矢役を(柳俊太郎)、田村の相棒・小湊弘樹役を渋川清彦が務める。
■ルナと涼子が訪れたジュエリー店で殺人事件が発生
人生の未練を解消するため、カズトを探す決意をした涼子。「大阪在住」「親の事業を継承」「苗字は佐藤」という手掛かりとなる情報をもとに、古い電話帳からピックアップした該当する30軒を訪ねることにした。
ルナと涼子は、林芙美子の「めし」や江戸川乱歩の「黒蜥蜴」の舞台となった通天閣のふもとにある「ジュエリーサトウ」へ。店を切り盛りするのは、彫金師の辰雄(山口馬木也)と店の跡継ぎである信一(岩瀬洋志)。ルナは“黒トカゲ”をモチーフにしたブローチを注文し、カズトのことを切り出す。2人は知らなかったが、月に一度出社する信一の叔父である現社長・宗久(中野剛)がこの日来る予定なので聞いてみてくれるという。
そこに宗久と妻で副社長の眞規子(東風万智子)がやって来て、信一がカズトについて聞くが知らないとのことだった。
その夜、ルナが忘れた万年筆を取りに店を再び訪れると、宗久が血を流して倒れていた。
■名作「黒蜥蜴」のトリックもひもとき、ルナが推理力を発揮
店の商品が盗まれた形跡はなかったが、金庫から現金とブルーダイヤのネックレスがなくなっていた。また、防犯センサーとカメラが解除されていた。すると、眞規子が信一と辰雄にかばんの中身を見せるように要求。眞規子のかばんも合わせてルナと涼子が確認すると、辰雄のかばんから300万円とネックレスが出てきた。
店を廃業する方針だった宗久と、続けたい辰雄は対立していた。しかも、辰雄には強盗の前科があった。
辰雄への疑いが濃厚ななか、警察で関係者たちのアリバイや状況を聞いていくルナ。聞き終えて考え込むルナの姿を見て、涼子はスッとチョコレートを差し出した。糖分を取りながら頭の中で聞いたことを整理したルナは、犯行の全貌を導き出した。
実行犯は宝石の卸問屋をしている竹野(長谷川純)で、主犯は保険金狙いの眞規子。「黒蜥蜴」の愛読者でもある眞規子は、小説の中のトリックのように竹野と連絡し合って犯行に及んだのだった。
■「涼子さん、あなた私を信じ過ぎている」
ルナと涼子は再びカズト探しが始まる。しかし、事件について引っかかりを覚えていたルナは、あることに気付いた。きっかけとなったのは、涼子だ。
ルナから「黒蜥蜴」に登場した通天閣は1943年に火事が起きて解体され、現在のものは2代目だと教えてもらった涼子。1つのものでも実際は2つというのは、「黒蜥蜴」と子ども向けにリライトされた「黒い魔女」もそうだと感じ、「同じストーリーだけど別バージョンがある」と言ったのだ。
「同じ事件の別の顔」。ルナは、辰雄が眞規子の計画を事前に知っていて、店の存続のために実行を黙認したことを指摘した。
事件解決に当たり、「ヒントをくれたのは江戸川乱歩。でもそのひらめきをくれたのは涼子さん」とルナが言ったように、涼子の“バディ”としての存在感が大きくなっている。ルナが推理する“ルナさんタイム”をさりげなくサポートする様子も頼もしい。
ただ、不意にルナが涼子を突き放した。「涼子さん、あなた私を信じ過ぎている」というのは、今回の事件にもあった「別の顔」があるということか。前回までにも何かを隠している描写はあったが、少し不穏なものとなって、ルナと涼子の展開もミステリーが色濃くなった。
SNSに「ルナさんどうしたんだ?」という驚きの声が上がる中、ラストにはカズト、あるいはカズトに似た人物がルナとすれ違うシーンがあり、「どうなるの?」「目が離せない」と注目が高まっている。
※柳俊太郎の柳は、「木」偏に「夘」が正式表記
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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