【写真】芹沢鴨(綾野剛)の思わぬ行動にいら立ちを隠せない松平容保(松本潤)TBS×U-NEXT×THE SEVENによるグローバルプロジェクト「ちるらん 新撰組鎮魂歌」。U-NEXTでは、「江戸青春篇」に続いて「京都決戦篇」を毎週金曜に独占配信中だ。4月17日には、「京都決戦篇」第4話が配信され、新撰組をめぐる新たな火種が燃え上がる様子が描かれた。(以下、ネタバレを含みます)
■累計発行部数300万部超のコミックスを実写化
本作は、幕末の京都を舞台に、最強のサムライ集団・新撰組の志士たちの荒々しくも熱い生きざまを、ド派手なアクションと、史実に基づきながらも大胆な解釈で描いた累計発行部数300万部超の同名コミックス(原作:梅村真也、漫画:橋本エイジ/ゼノンコミックス)の実写化作品。
後に新選組副長となる土方歳三が近藤勇という“器”と出会い、沖田総司、斉藤一といった個性的な仲間たちと共に、歴史に名を刻む“新撰組”をいかにして作り上げていったのか。そして、激動の幕末を駆け抜けた若者たちの物語を、現代的かつ艶やかで魅力的なキャラクター造形と、史上最速とも評されるハイスピードな殺陣(たて)を交えて描く“ジャパニーズ・ソードアクション・エンターテインメント”だ。
主人公・土方を演じる山田裕貴の他、新撰組の志士役には、鈴木伸之、中村蒼、細田佳央太、上杉柊平、藤原季節、杉野遥亮、柳俊太郎、宮崎秋人、岩永ひひおら、強烈な個性と実力を兼ね備えた俳優陣が集結。
また、土方の宿敵であり盟友の「人斬り以蔵」こと岡田以蔵を中島健人、土方らに立ちはだかる“最強で最凶の宿敵”芹沢鴨を綾野剛が演じる他、奥野瑛太、高橋光臣、金子ノブアキ、安藤政信、桜井ユキら、多彩な俳優陣が作品を盛り上げる。
先日配信された第3話では、新見錦(奥野瑛太)率いる150人と近藤派10人による壮絶な戦いが大きな話題に。SNSでは「裏門で戦う原田左之助が格好よくて思わず声が出た…」「頭脳明晰でクレバーな剣さばきの山南敬助に、個性的な武器を使う面々も魅力的」など、仲間のために命を懸ける覚悟と絆に胸を打たれるコメントが数多く寄せられた。
■配置転換をもたらした斉藤の“仇討ちへの決意”と土方の“優しさ”
友の仇である新見を討つため、斉藤一(藤原季節)が一直線に向かっていくところで幕を閉じた前回。第4話の冒頭では、斉藤と沖田総司(細田佳央太)が敵部隊の後方で待ち伏せる役回りとなった経緯が明らかになった。
決戦を前にした日中、山南敬助(中村蒼)は総司と土方歳三(山田裕貴)を門が見える高台へ連れていき、「君たちの役目は、敵の動きが鈍ったところで確実に新見の首を獲ること」と作戦の概要を説明。つまり、当初の計画では総司と土方が待ち伏せ役を務めるはずだった。
すると、そこに斉藤が現れ「山南さん、俺もここに置いてくれ」と依頼。山南は「勝手なことを言わないでください。我々10名に対し敵の数は150。我々にとって、一人の兵がどれほど重い意味を持つのかわかりますよね?」と諭すが、斉藤は「頼む…」といつになく真剣な表情で訴えてくる。
土方は、「なんだよ…お前目立ちてぇのか?」と茶化すように問いかけるが、斉藤は「そうじゃねぇよ。新見だけは…俺が斬らなきゃなんねぇんだ」と、その真意を明かす。斉藤は最愛の友・阿比類鋭三郎(杉野遥亮)を斬った新見への仇討ちを、どうしても他人に委ねることができなかったのだ。
仇討ちへの強い決意を目の当たりにした土方は、「山南さん…やっぱ俺、前線がいいわ。戦はな…やっぱ先頭に立たなきゃつまんねぇ」と、あくまで自分のためを装いながら斉藤の思いに応えて配置転換を受け入れる。総司もその言葉に笑顔を見せ、斉藤、土方、総司それぞれの「仲間を思う気持ち」を垣間見せるシーンとなった。

■「タダで死ねると思うなよ」の言葉通りとなった新見錦の壮絶な最期
ここで場面は前回の続きに戻り、斉藤が新見へ向かっていく場面へ。立ちはだかる新見側の兵を次々と斬った斉藤は、ついに新見と直接対峙。刀だけでなく蹴りや打撃、足払いなどを駆使して新見を圧倒していくが、新見は旗色が悪いと見るや一人戦線から撤退していく。仇討ちに執念を燃やす斉藤は、「野郎、逃がすか!」と後を追う。
新見が森の中へと逃げ込んだ頃には、長い夜が明け朝日が昇り始めていた。追手を気にするあまり前方不注意で地蔵につまずいてしまった新見は、地蔵に「したり顔で見やがって…人が地面這いつくばってんのが、そんなに面白ぇか!」と蹴り飛ばす罰当たりぶり。
その後、自分を追って来た斉藤が小さなお堂の前に差し掛かった時、新見はあろうことか先ほど蹴り飛ばした地蔵の頭部分を投げつけた挙げ句、斉藤へと斬りかかる。斉藤は「つくづく罰当たりな野郎だなテメエは」と新見の行動に呆れつつ、「鋭三郎の供養だ…。タダで死ねると思うなよ?」と刀を向ける。
そんな斉藤に、新見は「ヤツがどんな風に死んだか…知りたくねぇか? 死にたくねぇ~死にたくねぇよ~って、グズグズ鼻水すすって、ブタみてぇに泣きながら朽ちていったぞ!」と、尚も鋭三郎をバカにして挑発。斉藤は怒りに震えつつも刀を払い落とし、新見の左手の指を切り落とす。
新見を組み伏せとどめを刺そうとした斉藤だったが、その刹那新見は毒を仕込んだ懐刀を斉藤に突き刺し、「秘剣、毒蝮!」と宣い笑い出す。それは正しく、鋭三郎が屈した新見の秘技だった。だが、斉藤はその攻撃を読んでおり、「なるほどね…そういうことか…コイツで鋭三郎をやったのか」と理解する。斉藤がそれに気づけたのは、鋭三郎の亡骸に残された刺し傷が原因だった。
再び追い詰められた新見だが、今度は“毒霧”の要領で口から血を吹いて斉藤の視界を奪い逃走。それでも、追ってきた斉藤に背後から脚を斬られ歩くこともままならなくなってしまう。この期に及んで命乞いを始めた新見は、何と自らの両耳を切り落とし「これで勘弁してくれますか~!」と泣きながら懇願。
その様子に「もういいわ。何か萎えた」と見逃すふりをした斉藤だが、さらなる逃走を図った新見の頭に刀を投げつけ、今度こそ討ち取ることに成功。そして斉藤は、亡骸になった新見へ「一番許しを請わなきゃなんねえのは…あいにくここにはいねぇ。あの世で直に許しを請え!」と告げ、その場を後にした。
新見との戦いがようやく決着するも、新見の裏切りは公にされず、「勝手に金策をした科(とが)による切腹」として処理された。その一方で、斉藤と土方は鋭三郎の墓前に仇討ちを報告。永倉新八(上杉柊平)も亡き愛弟子・佐々木愛次郎(田中偉登)へ向け、「次にお前と稽古するのは、あの世だな。それまで、才の無ぇ俺を見守っててくれ」と語りかけるのだった。

■芹沢配下の荒くれ者兄弟が“人斬り半次郎”とマッチアップ
一方、山崎烝(前田旺志郎)から新見が敗れたと耳にした芹沢鴨(綾野剛)は、早くも次の手を打っていた。かつて芹沢や平山五郎(高橋光臣)が水戸で暴れ回っていた頃の仲間である榊一児(山口航太)と二児(義江和也)の兄弟ら、腕の立つ荒くれ者たちを京都へ招集したのだ。
芹沢は「にしゃ(お前)らを呼んだのは他でもねぇ。ようやく俺好みの舞台が整ったんでね、とことん楽しみたいわけよ」「にしゃらならわかるよな? 俺が何を言いてぇか…。圧倒的な暴力でこの京を蹂躙しろ」と指示。こうして芹沢とその配下の者たちが動き出す。
そんな芹沢派の動きは、間者として新見の粛清に協力した山崎により近藤派の面々にも伝えられる。近藤勇(鈴木伸之)は、芹沢が自分たちとぶつかり合うことを望んでいると告げ、「本当の戦いはこれからだ」と気を引き締めるのだった。
その頃、芹沢配下の荒くれ者たちは、会津藩が同盟を結んでいた薩摩藩の藩士たちを襲い始める。だんだらを羽織った一児と二児は、見回り中の薩摩藩士を「いも侍」と挑発。怒った薩摩藩士たちは、薩摩特有の「示現流」の構えで兄弟に立ち向かうが、二人は圧倒的な強さで藩士たちを斬り捨てていく。

わずかに残った藩士たちが及び腰になっていると、「おはんら、下がりやんせ」という言葉とともに、見るからに危ない目つきの不気味なロン毛男がやって来る。この男こそ、後に「幕末四大人斬り」の一人に数えられる中村半次郎(青柳翔)だった。
「いいじゃ~ん、こういう本物が見たかったじゃ~ん」などと興味津々で向かっていった兄弟だったが、半次郎は圧倒的な剣術で二人まとめてふっ飛ばし、二児の胸元に傷を負わせる。一方で、一児によって頬に傷を付けられた半次郎も、「2対1とは言え、おいに一太刀入るっとは、おはんらこそ一体…」と、その実力を認めるを得ない様子。
「お互い命乞いしたじゃん?」と告げた一児に、「おはんらは…おいが必ずやりもす」と返す半次郎。追手の薩摩藩士から逃げるべく兄弟は一旦その場を後にするが、仲間と合流すると弓矢部隊に追手を一掃させてしまう。「やっぱ京はすげぇじゃん! あんなのがゴロゴロいたら俺ら死んじゃうかもしれないな」などと嬉しそうに語り合うこの兄弟も、近藤派の宿敵となっていきそうだ。

■容保からの言葉と、それぞれの決意
芹沢派の起こしたこの一件は、すぐさま佐川官兵衛(加治将樹)と佐々木只三郎(金子ノブアキ)を通じて松平容保(松本潤)の知るところとなる。事態を重く見た容保は、佐川に「鴨と近藤に伝えろ。この落とし前をつけるには…どちらかの首がいる」と告げるのだった。
早速佐川は、お梅(桜井ユキ)を通じて芹沢を茶屋に呼び出し、薩摩藩士が斬られたことを話しだす。すると芹沢は、「で、俺がやったんじゃねぇか、にしゃはそう言いてえわけだ」と佐川の真意を見抜いた上で、「御名答だよ」とあっさりそれを認める。それにより会津藩に加えて薩摩藩も芹沢を斬るため動かざるを得なくなるが、芹沢は淡々と「まぁ~そうなるように仕向けたからねぇ」と告白。
だが、「武士とは何か」という問いかけに対する佐川の返答を聞くと、「綺麗事抜かしてんじゃねえぞ官兵衛」と表情も口調も一変。「にしゃも腹の底じゃわかってるはずだぜ? 武士ってのは所詮暴力にしか生きらんねぇ輩だろうが。だったらとことん咲き乱れるだけだろ…散るまでな」と、ようやく自らの目的を分かる言葉で伝えていく。
一方、佐々木は近藤、土方らを前に容保の言葉を伝達。芹沢派がやったことに対して近藤の首がかけられることに納得がいかない隊士たちだが、近藤は「俺たちが負けた時は、この首を差し出す。そこまでしなければ、薩摩の怒りは収まらん」と、容保の言葉にこめられた真意を理解。佐々木は「さっさと決着を付けなさい」と告げ、その場を後にする。
その後、一人鍛錬に励む総司の元にやって来た近藤は、珍しく総司に「手合わせをしよう」と声をかける。向かい合う二人だったが、近藤は「総司…妙なこと考えてないよな?」と言った瞬間、総司の動揺を見抜き木刀を一撃で払い落としてしまう。
「近藤さんはごまかせませんね」と白状した総司は、「土方さんには悪いけど、芹沢は僕が斬ります」と宣言。それはだめだと言わんばかりに首を振る近藤に、総司は「近藤さん、心配しないで大丈夫です。僕が己を失うことは…もうありませんから」と言い残し、決意の表情で歩いていく。

■似た者同士の土方と芹沢、竹林での本音の会話
その頃、土方は一人竹林の中で刀を振るっていた。すると、そこに芹沢がやって来る。「おい、どうした? 浮かねぇ顔してよ」とフランクに問いかけてくる芹沢に、土方は「おい鴨、テメエなんでここに」と警戒心をあらわに。だが、芹沢は「にしゃが呼んでる気がしてねぇ」と試すような言い回しを続ける。
「なぜ薩摩を襲った? 俺たちとやり合うんじゃなかったのか? そのために新見を売ったんだろ?」と質問をぶつける土方に、芹沢は「火はでっけぇ方がいいだろ?」と彼なりの本音で答える。だが、「相変わらず何言ってんだテメエは」と理解できない土方に、芹沢は「何だよ本当にわかんねぇのか? にしゃにはわかるはずだぜ? 燃え盛る火の中に飛び込みたくなる気持ちがよ」とさらに煽り立てる。
「ふざけたこと言ってんじゃねぇぞ。俺はな、テメエみてぇに平気で仲間を捨て石にしたりしねぇ」と憤る土方に、芹沢は「だったら何で俺を斬りてぇ。新撰組のためか? 仲間のためか? そうじゃねぇだろ。にしゃにも見えてるはずだ、この時代の行く末が。武士の終わりがな」と、土方の心を見透かしていく。
そこから芹沢は、自分より強い相手に挑み剣で高みを目指し続けたその先にあるのもは“死”だと説き、その上で「いつ、どこで、どう散るか」、それだけを考え生きてきたと告白。そして「にしゃも気づいてんだろ? 俺たちは表裏一体、光と影、戦いの中でしか“生”を見いだせねぇ者同士。出会ったのも偶然じゃねえよ? 惹かれ合ってんだよ魂がよ」と、土方へのシンパシーを口にする。
そんな言葉にどこか喜びのような笑みを見せた土方に、芹沢は「今夜丑の刻、島原の角屋。待たせんじゃねえぞ?」と告げ去っていく。その言葉は他でもない、芹沢が待望した“全面戦争”への案内状だった。土方は芹沢を見送りながら、「上等だよ」と不敵な笑みを浮かべ逆の方へと歩んでいった。

■仲間たちの思いを一つにする近藤勇の熱い言葉
その頃、近藤派の面々はいつもの部屋へ集まり、山南から芹沢討伐へ向けた計画を伝えられていた。そこにやって来た土方は「策なんかいらねぇっつってんだよ。こっちは正面からぶつかるだけだ」と、いつものように無計画ぶりを露呈。
そんな土方に山南はゲンナリし、「これは近藤派と芹沢派の天下分け目の戦。それをあなたはわかっているんですか? これは遊びじゃない!」と叱責。だが、土方は「わかってねぇのはそっちの方だろ! これは、ただの勢力争いじゃねえんだよ。鴨が俺たちに問いかけてる。誰が本物の武士かをな。それに答えられねぇようじゃ、武士なんかやってる意味ねぇだろ」と、先ほどの邂逅を踏まえて主張する。
なおも土方の立場を考えない発言に山南が憤る中、近藤は「もう十分だ。山南さんの言ってることは正論だ。だが俺は…トシさんの思いにも乗る。策を弄して勝てばいいのか? そんなことしてたら、新撰組はただの抜け殻になってしまうんじゃないか?」と語りだす。
続けて「新撰組がより強固になるためには、内部抗争を正々堂々正面からねじ伏せ、それを隊にも…世間にも知らしめる必要がある。だから頼む…山南さん」と静かに訴える。その思いに根負けした山南は、ここに近藤が残りたどり着いた敵だけを殲滅することを条件に正面からぶつかることを認めたのだった。
迎えた文久三年九月十八日、普段は夕暮れ時から喧騒にまみれているはずの島原の街が静寂に包まれる中、芹沢はお梅と角屋でその時を待っていた。そして、たばこを咥えた芹沢が不敵にほほ笑むところで第4話は幕を閉じる。
近藤派の宿敵・新見の凄惨極まりない散り際が描かれた前半から、後半は「嵐の前の静けさ」といった展開が続いた第4話。第5話の予告映像では、いよいよ近藤派VS芹沢派の全面戦争が幕を開ける中、土方が斬られて倒れ込むという衝撃のシーンも。果たして土方や近藤派の面々はこの戦いを無事に乗り切ることができるのか。物語も終盤に差し掛かる中、それぞれの物語にも期待が高まっている。

※柳俊太郎の「柳」は旧字体が正式表記
※宮崎秋人の「崎」は「たつさき」が正式表記
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