【漫画】本編を読む
行き慣れた姉の家に、見知らぬ「犬」がいる。犬が苦手な人にとって、それは新鮮でありながらも、どこか落ち着かない奇妙な光景だ。X(旧Twitter)に投稿され、愛犬家のみならず多くの読者の心を掴んだのが、やまもと妹子(@yama_imo208)さんの実録漫画『姉の犬から目が離せない』である。
姉夫婦が飼い始めた中型犬・すずちゃん。最初は「おっかなびっくり」だった妹が、弱々しく儚げなその存在に魅了され、いつしか街中の似た犬を追ってしまうようになるまでの変化。作者のやまもとさんに、制作のきっかけやすずちゃんへの想いを聞いた。
■「薄れゆく記憶にショックを受けた」。自分用のメモから生まれた、愛おしい記録
本作の原型は、姉が犬を飼い始めた当初に描き留めていた、おぼえ書き程度の落書きだった。当時は「作品にするほどではない」と自分用のメモに留めていたが、数年後に読み返した際、鮮明だったはずの記憶が薄れていることに気づき、一念発起したという。
「あんなに鮮明だったすずとの記憶が一部薄れていることにショックを受け、何とかせねばと思いました。実在する姉たちとすずとの実際のエピソードを元に、私自身の視点で描き進めています」
初めて会ったすずちゃんは、漫画で描かれる「怖さ」以上に、とにかく痩せて毛も少なく、部屋の隅でじっとしている姿が「心配でたまらなかった」と振り返る。
■「すずにどれくらい似ているか」。犬嫌いを変えた、新しい世界の見方
以前は遠目から眺めるだけだった犬たちの存在。しかし、すずちゃんと出会ってから、やまもとさんの日常には劇的な変化が訪れた。
「街中で中型犬を見ると、ついニヤけてしまうようになりました。飼い主さんにバレないように自然に接近して横目で見たり……。犬を見る際に『すずにどれくらい似ているか』という自分だけの新しい基準ができたんです」
すずちゃんの名前の由来を聞いた際には、その意外な決まり方に思わず笑ってしまったというエピソードも。「いい名前だし呼びやすい。変な名前のマンションに住んでいなくて、すずは助かりましたね」と、やまもとさんらしいユーモアを交えて語る。
■「奇跡の続編決定」。受賞作から続く、すずとの物語を最後まで描き切るために
本作は「オーバーラップ社はちみつコミックエッセイ賞」を受賞し、Web連載がスタートした作品だ。当初は5話で終了の予定だったが、SNSでの大きな反響を受け、編集部から「奇跡的」に6話以降の執筆打診が届いた。
「思いがけず多くの方に見ていただく機会に恵まれ、続きを描けることになりました。現在構想している流れを、最後まで描き切りたいと思っています」
取材協力:やまもと妹子(@yama_imo208)
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