【写真】クセ強と話題になった志ぐま一門の弟子たち
テレビアニメ「あかね噺」(毎週土曜夜11:30-深夜0:00ほか、テレビ朝日系ほか/ABEMA・Netflix・ディズニープラス・FOD・Huluほかにて配信) の第三席「兄弟子」が4月18日に放送された。気鋭の天才落語家・阿良川魁生に刺激を受けた桜咲朱音(CV.永瀬アンナ)は、遂に阿良川志ぐま(CV.てらそままさき)への弟子入りを認められる。プロの落語家への道に入った朱音だったが、二度目の高座は思いのほか盛り上がらず…。兄弟子・阿良川享二(CV.阿座上洋平)からは、「君の落語は身勝手極まりない」と手厳しく告げられる。(以降、ネタバレが含まれます)
■晴れて正式に弟子入り、しかし曲者揃いだった志ぐま一門
志ぐまに弟子入りを許された朱音は、翌日、母・真幸(CV.伊藤静)とあいさつに来ることに。志ぐまは6年前、志ん太を破門から守れなかった負い目を抱えていたが、真幸から伝えられた「志ぐま師匠なら、何も心配はいらない」という志ん太の言葉に目頭を熱くする。このシーンはSNSでも反響が大きく、開始早々、視聴者からは「おっとうは師匠を恨んでいなかった涙」「志ぐま師匠これは泣いちゃう」「志ぐま師匠が土下座して誓う姿にグッと来た」といったコメントが集まっていた。
真幸と会うまでは緊張して冷や汗をかいていた志ぐまだが、真幸の言葉に心のつかえが取れたのか、また、朱音を正式に自分の弟子として育てられることになったのがうれしかったのか、朱音に落語の階級制度を説明する声は心なしか弾んでいたように感じる。
正式な落語家になるには、真打に弟子入りし、一門の中で修業し、芸を磨かなければならない。志ぐまたち江戸落語の場合、前座、二ツ目、真打の階級があり、本来は前座からスタートするが、まだ高校生の朱音は、卒業まで見習いとして勉強することになる。
視聴者からは、朱音の兄弟子となる4人とのやり取りにも注目が集まる。志ぐまが「この4人がお前に落語のいろはを叩き込む!」と言った矢先に、阿良川まいける(CV.島崎信長)と阿良川こぐま(CV.小林千晃)は、「あ、師匠、その話……お断りします」と声を揃えて辞退。6、7年ぶりに入った弟子が「僕のせいで辞めたら……ムリムリムリムリムリムリ……」と震えるこぐまと、「その子、絶対俺のこと好きになるでしょ!この恋は条例違反だ」と、自信過剰なナルシストぶりを見せるまいける。
結局、朱音の面倒見役には享二が名乗りを挙げて落ち着くことになった。「丁寧ないいお辞儀だ」と朱音の挨拶を褒めてくれる享二だったが、学校のサボりを口にした途端、大正論のお説教モードに。享二は志ん太が破門になった以降、志ぐま一門の弟子たちをまとめ上げてきた“志ぐま一門のお奉行様”だったのだ。
この曲者揃いにSNSでは、「志ぐま師匠、よくまいけるを弟子に取ったな笑」「なかなか賑やかな兄弟子たち。志ぐま一門は自由なんだな」「入門のくだりといい、弟子たちといい、志ぐま師匠の人のよさが伝わってくる」などの感想が多く寄せられていた。
■落語のいろはを覚え、人として成長していく朱音
享二と共席の落語家・柏家白州の提案で高座に上がれることになった朱音。今回、朱音が披露した落語は、「子ほめ」という演目だ。
タダ酒を飲みたい一心で“お世辞”を習いに行った男・八五郎が、その理屈を全く理解せぬまま実践して大失敗を巻き起こすというというもの。
お調子者の八五郎。物知りのご隠居から「人を褒めればタダでお酒が飲める」と教わり、年寄りを若く見せるコツや、赤ん坊を褒める粋な言い回しを伝授される。しかし、物覚えの悪い八五郎。いざ現場に行くと、付け焼刃の言葉をあべこべに使い、褒めるつもりが相手をけなしてしまうという“言い間違い”の連続で笑いを誘う、という噺だ。
志ぐまが「噺だけは仕込んである」と言った通り、朱音の落語は享二も「たしかにうまい」と認める腕だったが、客の反応はどうもイマイチ。初高座のときのような手応えがなく、自分の芸が未熟だったからだと自戒する朱音。しかし、享二はそんな彼女を「傲慢だな」と諫める。“噺だけは”できた朱音だが、高齢者の多い今日の客層に向かい合うことをせず、相手に自分の芸を披露することしか考えていなかったのだ。
相手を喜ばすことが落語。相手が喜ぶことを先回りして行う“気働き”。これを朱音に覚えさせるため、彼女を居酒屋・海に預けた享二。お堅いお奉行様だが、しっかりと妹弟子に落語の心得を分からせようとする姿に、視聴者からは「享二が面倒を見ると言って志ぐま般若がニコーってなったの分かる」「享二兄さんがめっちゃ兄さん、朱音は師匠にも兄弟子にも、両親にも恵まれてるね」などの感想が集まる。
居酒屋での体験から“気働き”を理解した朱音は次にどんな落語を見せてくれるのか。第3話は彼女の成長が楽しみなエピソードだった。また、駆け出し二ツ目のぐりこや、いかにも生真面目そうな享二、軽薄を絵にかいたようなまいける、口数の少ないこぐまといったクセ強な志ぐま一門の弟子たちはどんな落語をするのかも今後の楽しみな部分だ。
※島崎信長の“崎”は、正しくは「たつさき」。
◆文=鈴木康道
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