【写真】徳川家康(松下洸平)、織田信長(小栗旬)の気迫に崩れ落ちる
仲野太賀が主演を務める大河ドラマ「豊臣兄弟!」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第15話が4月15日に放送され、浅井長政(中島歩)の謀反により勃発した「姉川大合戦」の緊迫した展開が描かれた。(※以下、ストーリーのネタバレがあります)
■信長の狂気と市の決意…和睦の道は閉ざされ、戦火の中へ
岐阜城では、織田信長(小栗旬)が「浅井を討ち滅ぼす」と激昂。小一郎(仲野)は、浅井家に嫁いだ信長の妹・市(宮崎あおい)を案じ、和睦を進言する。しかし、信長は市は夫・長政の側に留まる道を選んだと考え、「裏切った者の末路は地獄であると世に知らしめる」と、狂気を孕んだ目で冷徹に言い放つ。
そこへ、寝込んでいたはずの藤吉郎(池松)がサルのような身軽さで現れ、「そのお役目!このサルめにお任せくだされ!」と小谷城攻めを志願する。
一方、浅井家の小谷城では、謀反を密告した間者が捕らえられていた。わざと罵倒することで市を守り、代わりに斬られた間者を目のあたりにした浅井夫妻は、もう後戻りはできないと運命を覚悟し、静かに手を握る。
■藤吉郎&小一郎、和睦を願う“時間稼ぎ”の策
藤吉郎と小一郎は、戦を長引かせることで長政に降伏を促し、市を救い出すための時間を稼ごうと画策。周辺の城への調略と、要所である横山城の包囲によって長政をおびき出す作戦を立てる。
しかし、天才軍師・竹中半兵衛(菅田将暉)の手により、主要な城の調略はすでに完了。説得の時間すら残されない厳しい現実に直面する。
■織田軍に加わるか否か…徳川家康&足利義昭の心理戦
武田信玄(高嶋政伸)の動向を警戒し、織田への合流に慎重な姿勢を見せる徳川家康(松下洸平)。「もしも…わしが間に合わなかったら…織田殿はどうなるかのう…」と不敵な表情を浮かべる。
さらに信長に脅威を覚える足利義昭(尾上右近)もまた、「わしは信長の強さを信じておる」と微笑み、援軍を出さずに静観を決め込む。
■織田軍、小谷城下に火を放ち横山城を包囲
570年(元亀元年)6月19日。織田軍は北近江に向けて進軍を開始し、刈安城・長比城をまたたく間に降伏させる。勢いそのままに一気に北上して虎御前山に陣を構えると、小谷城の城下に火を放ち、要所である横山城を包囲した。
一方、小谷城内では浅井久政(榎木孝明)と浅井家家臣・遠藤直経(伊礼彼方)が焦燥に駆られていた。待てど暮らせど朝倉軍が現れないのだ。ようやく朝倉家一門衆・朝倉景健(重岡漠)が戦場に到着したものの、当主・朝倉義景(池内万作)の姿はない。
「わしが出て行って負けることがあってはならんからのう。ここ一乗谷におる限り我らは盤石よ」と本拠地で不敵な笑みを浮かべる義景は、自らの保身のため高みの見物を決め込んでいた。
■家康、信長の“鬼の形相”に崩れ落ち、戦場から離脱
ようやく到着した徳川軍だったが、信長は家康の意図的な遅延を見抜いていた。家臣団で家康を包囲させ、「そなたにも裏切られたかと思うたわ」と凄まじい気迫で家康の口に煮干しを突き刺す。
その恐怖に崩れ落ちた家康は、家臣・石川数正(迫田孝也)に「あとはそちに任せた。わしは姿を消す。でなければ織田信長に殺される」と告げ、戦場から姿を消してしまう。
■小一郎、初めて人を斬る…徳川軍の奇襲により形勢逆転
姉川を挟み、ついに激突した両軍。当初は地の利を生かした浅井軍が優勢に進む。藤吉郎の危機を目の当たりにした小一郎は、これまで誰も斬ったことがなかった刀を抜き、ついにその手を血で染める。
圧倒的不利に見えた織田軍だったが、信長の「頃合いじゃ…」という合図と共に、姿を消していた家康率いる徳川の別部隊が側面から急襲。これは信長の脅しと策略による、形勢逆転の一手だった。
■小一郎、勝利するも「ここは地獄じゃ」と流した涙
「浅井備前守、討ち取ったり!」との声が響くが、首級を抱え信長のもとへ近づく男の正体は、長政の家臣・遠藤直経だった。過去に直経を見たことがあった小一郎が寸前でその正体を見抜き、暗殺を阻止。前田利家(大東駿介)らに阻まれた直経は、信長を睨みながら絶命した。
織田軍の勝鬨が響く。血に染まる川と屍の山を前に立ち尽くす小一郎。「ここは地獄じゃ…」と涙を流す姿に、藤吉郎は静かに寄り添うのだった。
■「辛すぎる勝利」と優しい小一郎の侍としての苦悩に同情の声
怒涛の合戦シーンが描かれた今回。初めて人を斬り茫然自失となる小一郎の姿に、SNSでは「優しい小一郎にとって辛すぎる勝利」「人が死ぬことが勝利なんて…」「ショックを受ける弟を支える藤吉郎の優しさが染みる」「まさに乱世の地獄を見た」と、その心情に寄り添う声が殺到した。
また、松下演じる家康に対しても、「信長の煮干し攻めは怖すぎるって!」「怯える家康がかわいすぎる(笑)」「逃げたと思わせての奇襲、やるときはやる男!」「松下さんのとぼけた演技のギャップが最高」と、恐怖とユーモアが混ざり合った演技に絶賛が集まっている。
※宮崎あおいの「埼」は正しくは「たつさき」、高嶋政伸の「高」は正しくは「はしごだか」
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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