【写真】透明感抜群…浴衣姿も美しい波瑠
ドラマ「月夜行路 ―答えは名作の中に―」(毎週水曜夜10:00-10:54、日本テレビ系)で麻生久美子とW主演を務める女優・波瑠。安定した演技力を持ち合わせる彼女は、これまで多種多様な役どころを演じてきた。本記事では、そんな波瑠の経歴を振り返りながら、彼女の持つ女優としての魅力に迫っていく。
■国民的ヒロインから難役まで…新ドラマ「月夜行路」で見せる新たな顔
コメディからミステリアスな役まで、振れ幅のある演技で魅せる波瑠。女優としてのキャリアは、WOWOWドラマ「対岸の彼女」からスタートした。透明感のある愛らしいビジュアルで注目を集め、その後2007年にはティーン向けファッション誌『Seventeen』の専属モデルとして活躍。2012年に『Seventeen』を卒業し『non-no』専属モデルへと転身すると、編集長からのアドバイスを受けて現在のトレードマークであるショートカットスタイルを確立していった。
その後、女優として着実にキャリアを積み重ね、NHK連続テレビ小説「あさが来た」でブレイク。2,500人を超える応募の中でヒロインを勝ち取った波瑠は、女性の社会進出がまだ珍しかった時代に、実業家として奮闘するあさ役を熱演した。
以降も、ドラマ「あなたのことはそれほど」(2017年放送、TBS系)で見せたダークな一面や、『未解決の女 警視庁文書捜査官』シリーズ(テレビ朝日系)での熱血刑事役など、作品ごとに印象を一変させる演技で抜群の存在感を発揮し続けている。
また、人気ミステリー作家・秋吉理香子氏の小説を原作とした“痛快文学ロードミステリー”「月夜行路 ―答えは名作の中に―」でも、主演に抜擢。本作では、家庭で居場所を失った専業主婦・沢辻涼子(麻生)と、文学を愛する銀座のミックスバーのママ・野宮ルナ(波瑠)がタッグを組み、文学の知識を武器に事件の真相やその裏に隠された人間ドラマを解き明かしていく様子が描かれる。
波瑠が演じる野宮は、トランスジェンダーという役どころだ。さまざまな側面を持つ人物像について、波瑠は「トランスジェンダーであるルナの場合は、それゆえに、多くの悩みやエネルギーを使った時間があったはず。そうした背景を大切にしながら、役作りをしていきたい」と公式コメントで語っていた。
複雑な背景を持つ役柄にも真摯に向き合い、キャラクターの人間性を深く掘り下げていくその姿勢こそが、波瑠の奥深い表現力と魅力に繋がっているのだろう。
■不器用さが愛おしい“等身大のシゴデキ女子”の体現者
波瑠の魅力を語る上で欠かせないのが、“シゴデキ女子”としての存在感だ。スマートに仕事をこなすかっこよさと同時に、恋愛や人間関係に悩む“等身大の女性像”を体現。理想と現実のはざまで揺れ動く姿が、同世代を中心に強い共感を呼んでいる。
その象徴とも言える作品が、ドラマ「#リモラブ ~普通の恋は邪道~」(2020年放送、日本テレビ系)。本作で波瑠が演じた大桜美々は、大企業の産業医で、“超”が付くほど真面目でドSなカタブツというクセの強いキャラクターだ。コロナ禍だった当時の世相を色濃く反映した本作では、マスク着用や手洗いの徹底を厳しく指導するなど、社員の健康を守ろうとする美々の姿が描かれた。一方で、他者とのコミュニケーションには不器用さを抱え、周囲との亀裂を生んでしまう場面も。
そんな美々が、ゲームを通じて出会った“檸檬”との恋をきっかけに、人との関わり方を学んでいく過程は見どころの一つとなっている。産業医としての真面目な一面と、恋に一喜一憂する“普通の女性”としての顔…そのギャップを波瑠は繊細に演じ分け、キャラクターの成長をリアルに体現。当初は取っつきにくかった美々という人物像を、視聴者が自然と応援したくなる存在へと転化させていた。
さらに「魔法のリノベ」(2022年放送、フジテレビ系)では、キャリアと人間関係の間で揺れる主人公・小梅を好演。大手リフォーム会社から、事情を抱えて「まるふく工務店」に転職した彼女は、豊富な知識と経験を武器に、住宅のさまざまな問題を解決していく。専門用語を巧みに使いながらバリバリ仕事をこなす姿は、まさに“仕事ができる女性”そのもの。ジャケットスタイルで現場に立つ波瑠の凛とした佇まいも印象的だ。
一方で、営業成績0点のバツ2シングルファザー・玄之介(間宮祥太朗)とバディを組み、“梅玄コンビ”として信頼関係を築いていく過程も丁寧に描かれる。時にぶつかり合いながらも、お互いに足りない部分を補い成長していく姿は非常に微笑ましく、波瑠と間宮の軽快な掛け合いは作品全体に心地良いテンポをもたらしている。
仕事に奮闘する強さと、迷いながらも前に進もうとする人間らしさ。その両面を自然体で表現できる点こそ、波瑠が“共感を呼ぶヒロイン”であり続ける理由だろう。
■痛快な“ドSキャラ”から笑いの取れる“アネキ”まで…実力派たちと渡り合う抜群のコメディセンス
これまで、真面目で有能な“シゴデキ女子”を多く演じてきた波瑠。その一方で、コメディ作品への本格的な挑戦も目立ち、意外性のあるハマり役として評価を高めている。
その代表例が、ドラマ「もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~」(2018年放送、日本テレビ系)。山田涼介が主演を務める本作で、波瑠が演じたのは、北沢家の長女で敏腕弁護士の知晶だ。“美”と“知性”を兼ね備えたエリートでありながら、家族の騒動を持ち前の弁舌で“もみ消す”姿がコミカルに描かれる。
会話のテンポや間で笑わせるスタイルは、当時波瑠にとって新しい挑戦となったが、小澤征悦ら実力派と並んでも引けを取らない安定したコメディセンスを発揮。中でも、山田演じる次男・秀作に対して容赦なく辛辣なセリフを投げかける“ドSぶり”は、彼女の新たな魅力として強い印象を残した。
一方、ドラマ「こっち向いてよ向井くん」(2023年放送、日本テレビ系)では、コメディ調の中で頼れる“アネキ”的ポジションを好演。本作は、10年間彼女がいない主人公・向井(赤楚衛二)がさまざまな女性との関わりを通じて成長する物語だ。波瑠は、恋愛迷子な向井の相談相手・坂井戸洸稀を演じている。
自立した考えを持ち、相手に媚びを売らない性格で、向井に対してもズバッと物申す。しかし、その厳しさは決して突き放すものではなく、あくまでフラットな距離感で相手に寄り添っていた。坂井戸のような一癖ある人物像であっても、嫌味を感じさせず、むしろ共感を呼ぶ存在へと変えていく点に、波瑠の高い演技力が表れている。
“できる女性”のイメージが先行しがちな彼女だが、鋭い言葉で場を切り裂く痛快さと、絶妙な間合いで笑いを生み出すコメディセンスもまた、見逃せない資質と言えるだろう。
なお動画配信サービス・Huluでは、「月夜行路 ―答えは名作の中に―」「#リモラブ ~普通の恋は邪道~」「魔法のリノベ」「もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~」「こっち向いてよ向井くん」といった波瑠の出演作を見放題配信中。
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