4月19日(日) 2:10
大学進学を例にすると、入学時に大きいのは入学料と授業料です。文部科学省の資料では、国立大学の授業料と入学料は国が示す標準額があり、授業料は53万5800円、入学料は28万2000円が示されています。入学直後に入学料と前期分の授業料を納める形が多いため、国立でもまとまった支出になります。
私立の場合は入学料に加え、施設設備費などが上乗せされ、初年度納付金が大きくなりやすいことが、文部科学省の私立大学等の学生納付金調査で整理されています。
進学先が私立だと、入学時の塊はさらに大きくなる前提で考える方が安全です。
入学時に学費以外でまとまりやすいのは、教科書や教材費、パソコン、通学定期、引っ越しや家具家電などです。自宅通学なら引っ越し費は不要でも、パソコンや周辺機器、学習に必要なアプリなどは一度に出ます。特に最近はオンライン授業やレポート提出が前提の学部もあり、端末がないと困る場面が出やすいです。
さらにサークル費、後援会費などの諸会費が初期に発生する学校もあります。学費の積み立てが授業料中心だと、こうした初期費用が抜け落ちて、入学時だけ家計が苦しくなることがあります。
入学時の出費は、学校に必ず払うお金と、家庭の選択で上下するお金に分けると管理しやすいです。前者は入学料と授業料、施設費などで、期限が決まっており遅らせにくい支出です。後者はパソコンの機種や家具の新品中古、引っ越しの時期などで調整できます。
まずは学校に必ず払うお金を合計し、それを確保したうえで、選べる支出を予算内に収める。この順にすると、積み立て不足が見えやすく、今からできる対策も立てやすくなります。
入学時は、入学料と前期授業料が同時に来やすく、国立でも標準額として授業料53万5800円と入学料28万2000円が示されています。私立では施設設備費などが加わり、初年度納付金が増えやすい傾向があります。
さらに教材やパソコン、通学や引っ越しなどの立ち上げ費も重なるため、積み立てが授業料中心だと不足を感じやすくなります。学校に必ず払う費用を先に固め、選べる費用は予算内で調整する形にすると、入学時の不安はかなり減らせます。
文部科学省国公私立大学の授業料等の推移(参考2)
文部科学省私立大学等の令和7年度入学者に係る学生納付金等調査結果について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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