劇場版「名探偵コナン」の第25作「名探偵コナンハロウィンの花嫁」が、本日4月17日の午後9時から、日本テレビ系「金曜ロードショー」で放送。本記事では、あらすじ、キャスト(キャラクター)の紹介に加え、同作の“面白かったポイント”をネタバレありでご紹介します。
【「名探偵コナンハロウィンの花嫁」あらすじ・概要】
物語の舞台は、ハロウィンシーズンの東京・渋谷。コナンたち招待客に見守られながら、警視庁の佐藤刑事と高木刑事の結婚式が執り行われていたが、そこに暴漢が乱入。佐藤を守ろうとした高木がケガを負ってしまう。高木は無事だったが、佐藤には、3年前の連続爆破事件で思いを寄せていた松田刑事が殉職してしまった際に見えた死神のイメージが、高木に重なって見えた。
一方、同じころ、その連続爆破事件の犯人が脱獄。公安警察の降谷零(安室透)は、同期である松田を葬った因縁の相手でもある相手を追い詰める。しかし、そこへ突然現れた謎の人物によって首輪型の爆弾をつけられてしまう。爆弾解除のため安室と会ったコナンは、今は亡き警察学校時代の同期メンバー達と、正体不明の仮装爆弾犯「プラーミャ」との間で起こった過去の事件の話を聞くが……。
今作のメインキャラクターとして大きくスポットが当たるのは、「警察学校組」こと、警視庁警察学校鬼塚教場の同期である降谷零(安室透)、松田陣平、萩原研二、伊達航、諸伏景光の5人。降谷以外の4人は既に殉職しており、松田と萩原は連続爆破事件の爆弾解体中に爆死(同一犯による事件だが、ふたりの死亡時期は異なる。詳細はテレビシリーズ第304話「揺れる警視庁 1200万人の人質」)、伊達は事故死、公安部に所属していた諸伏は黒ずくめの組織に潜入していたが、公安だとバレて拳銃自殺した。
【「名探偵コナンハロウィンの花嫁」キャスト&キャラクター】
江戸川コナン(CV:高山みなみ)
毛利蘭(CV:山崎和佳奈)
毛利小五郎(CV:小山力也)
降谷零/安室透(CV:古谷徹)
高木刑事(CV:高木渉)
佐藤刑事(CV:湯屋敦子)
阿笠博士(CV:緒方賢一)
吉田歩美(CV:岩居由希子)
小嶋元太(CV:高木渉)
円谷光彦(CV:折笠愛)
灰原哀(CV:林原めぐみ)
松田陣平(CV:神奈延年)
萩原研二(CV:三木眞一郎)
諸伏景光(CV:緑川光)
伊達航(CV:東地宏樹)
エレニカ・ラブレンチエワ(ゲスト声優:白石麻衣)
※以下の記述から“ネタバレあり”となりますのでご注意ください。
【「名探偵コナンハロウィンの花嫁」はココが面白かった!】
ここからは、本作を実際に鑑賞した映画.com(アニメハック)編集部の“ネタバレ感想”をお届けします。
■「これが、4人そろった最後の日の出来事さ」エモくて切ない警察学校組の活躍
「名探偵コナン」のテレビシリーズにも、警察学校組のメンバーは何度か登場していますし、彼らが主人公のスピンオフ作品「名探偵コナン 警察学校編 Wild Police Story」も存在していますが、警察学校を卒業後の彼らが一緒に犯人を追い詰める姿を見られるのはかなりレア。今作は、3年前の11月6日、萩原の墓参りの帰りに、降谷、松田、諸伏、伊達が遭遇した事件が描かれ、“今はもう見られない”彼らの息のあったコンビネーションに胸が熱くなりました。
渋谷の雑居ビルで、特殊な液体火薬を使うテロリスト「プラーミャ」に遭遇した4人。人並外れた身体能力でプラーミャを追い込んでいく降谷はすごかったし、伊達や諸伏が助けに入るタイミングもさすが。そして、松田がプラーミャの設置した爆弾の爆破を止めることに成功した時、3人とハイタッチ(負傷していた降谷とは下でタッチ)した瞬間は感極まるものがありました。しかも、爆弾を止めるヒントになったのは、かつての萩原の発言なので、この事件は警察学校組の5人全員で挑んだ事件とも言えると思うとエモさ倍増!でも、これは全て過去の話。降谷がこの事件のことを話し終え、うつむきながら「これが、4人そろった最後の日の出来事さ」と口にした瞬間、切ない気持ちへと変わりました。
■萩原研二の姉は劇場版最新作「ハイウェイの堕天使」の萩原千速
本作は、劇場版最新作「ハイウェイの堕天使」の予習的な意味でもオススメ。警察学校組の萩原研二の姉は、「ハイウェイの堕天使」のメインキャラクターとなっている神奈川県警交通機動隊の萩原千速であり、「ハイウェイの堕天使」では千速を通して研二や松田との過去のやりとりが描かれます。
※「ハイウェイの堕天使」の予習という意味では、テレビシリーズ第304話「揺れる警視庁 1200万人の人質」もオススメです。
また映画終盤には、新一が幼い頃に萩原に出会っていたという、警察学校組との不思議な縁も明かされました。新一がサッカーボールをぶつけて公園の蛇口を壊してしまい、助けてくれたのが警察学校の生徒だった萩原だったのです(そのそばには、他の警察学校組メンバーの姿も)。
■安室のスーパープレイ!高層ビルからヘリに飛び移り、銃の腕も超一級
劇場版ならではの迫力のアクションシーンのなかでも、特に注目してほしいのは安室のスーパープレイの数々。プラーミャとの攻防シーンでは、ロープを使って隣のビルに逃げようとするプラーミャに対し、安室は遠距離から銃を撃ってロープを切るというスゴ技を披露(ちなみに、警察学校時代にも同じようなことをやっていました)。さらに、隣の建物に飛び移って追跡を続け、プラーミャが投げた手りゅう弾をキャッチして空に投げる場面も!
そして、プラーミャの正体が村中元警視正の婚約者、クリスティーヌであることが明らかになり、彼女がヘリで逃亡を図ると、高層ビルの屋上から飛び降りて、そのままヘリに飛び移るという驚異の身体能力を発揮!!終盤の落下していくヘリのなかでのプラーミャとのバトルもハラハラしながら見守りました。
■安室透の優しさと孤独に触れて――劇場版「コナン」史上最も泣いた瞬間
個人的に、劇場版「名探偵コナン」のなかでも「ゼロの執行人」が特に好きなのですが、あの映画が安室の公安としての信念や正義が色濃く描かれているのに対し、本作は彼の内面により深く踏み込んでいるように感じました。特に、映画終盤のある場面と、エンドロールのなかのワンシーンを見た瞬間、安室が抱える孤独にまで触れてしまったような感覚になり、劇場で涙腺が崩壊しました。
映画終盤、安室がコナンから萩原との思い出を聞かされた場面。コナンに「どうしたの?」と聞かれ、「いや、別に」と一言だけ返した安室。空を見上げながら、少しだけさみしそうに微笑む姿は、映画のなかのどんな派手なシーンよりも強く心に刻まれました。
そして、エンドロールで映し出されたのは、殺風景な部屋でひとり、グラス片手に座り込む安室の姿。ちゃぶ台に置かれたスマホには、警察学校時代の5人の写真が表示され、安室はその写真の前に置かれたグラスと“乾杯”していました。
これらの場面を通して、かつての仲間はもういない、彼がひとりきりなのだという現実が、いち視聴者である自分にまで押し寄せてきたような感覚になり、気づくと涙があふれていました。さらに、エンドロールで流れた「BUMP OF CHICKEN」の主題歌「クロノスタシス」までも、安室の孤独に寄り添ってくれているように感じ、嗚咽を漏らしながら大号泣。劇場版「名探偵コナン」史上、最も感情を揺さぶられた瞬間かもしれません。
本作は、劇場アニメ単体としても十分楽しめる作品ですが、テレビシリーズやスピンオフ作品まで鑑賞したうえで見ると、「名探偵コナン」屈指の人気キャラ、安室透の見え方がまた変わってくると思います。
【作品情報】
・
名探偵コナンハロウィンの花嫁
【関連記事】
・
【作品情報】「名探偵コナンハロウィンの花嫁」
・
【レビュー一覧】「名探偵コナンハロウィンの花嫁」
・
「名探偵コナンハイウェイの堕天使」観た人の感想は?レビューまとめ「『超』体験型アクション」「萩原千速はカッコイィ〜」
(C)2020 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会