フランスの巨匠ロベール・ブレッソンの傑作5作品を上映する「ロベール・ブレッソン傑作選」が、4月18日からユーロスペースで開催される。「スリ(1960)」「バルタザールどこへ行く」「少女ムシェット」「ラルジャン」には、新たな字幕翻訳を作成。そして「白夜(1971)」を加えた5作品すべてを、現在ある最新のレストア版で上映する。
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【フォトギャラリー】「白夜(1971)」場面写真
ジャン=リュック・ゴダール、濱口竜介、ヴィム・ヴェンダースをはじめ、世界の映画作家たちに多大な影響を与え続けている映画監督ロベール・ブレッソン。ブレッソン映画は、職業俳優を使わない、出演者に演技をさせない、伴奏音楽を使わない、必要なもの以外は登場させない――というその特徴で説明されることも多かった。一見難解そうな印象を与えるが、それらの特徴は禁止事項ではなく、すべてを提示してわたしたちの感覚を縛り付けるのではない、観客の感性を強く信頼しているからだと言えるだろう。
今回の上映にあたり5作品のポスタービジュアルおよび場面写真、そしてジャン=リュック・ゴダール、濱口竜介のコメントも披露された。
▼コメント
ドストエフスキーがロシア文学であり、モーツァルトがドイツ音楽であるように、
ブレッソンがフランス映画なのだ。
――――ジャン=リュック・ゴダール
身震いするほど恐怖することと、打ち震えるほど感動することは両立する。
信じられない人は、ブレッソンのたどり着いた極北「ラルジャン」を見てほしい。
ただし大画面と、大音響で。
――――濱口竜介(映画監督)
【作品情報】
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白夜(1971)
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芝山幹郎ロベール「ラルジャン」
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