好意を寄せられることに疲れたイケメン商社マン…バーのマスターによる“的確なアドバイス”に「勉強になった」の声【漫画】

人からの好意やお願いごとが断れなくて疲労が溜まる一方…/(C)『ソリチュード ひとりを愛する人が集まるバー』中村あいさつ(KADOKAWA)

好意を寄せられることに疲れたイケメン商社マン…バーのマスターによる“的確なアドバイス”に「勉強になった」の声【漫画】

4月7日(火) 18:00

人からの好意やお願いごとが断れなくて疲労が溜まる一方…
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コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。

今回は社会の「闇」に迫るオムニバスストーリー『死逢わせサポートセンター』の作者である中村あいさつさんに注目し、KADOKAWAより出版された『ソリチュード ひとりを愛する人が集まるバー』をご紹介しよう。

同作は、ひとりの時間を大切にしたい様々な人が“Barソリチュード”に集う様子を描いた一作。以前中村さんのX(旧Twitter)に同作のエピソード『バウンダリーを引く話。』が投稿されると、約8000もの「いいね」が寄せられている。そこで作者の中村さんに、同作を手がけたきっかけについて話を伺った。

■人からの好意を無視できない…
『バウンダリーを引く話。』(1/10)

端正なルックスの商社マンである当太郎(あたろう)は、モテにモテてきた経験によって人から好意を寄せられることに疲れていた。

例えば同じ職場の女性にランチに誘われたり、食事の席で異性に近づかれたりなど、これらは当太郎にとって嫌なことだったが、相手が悲しむ場合を考えてしまって断れない当太郎。そういった我慢を積み重ねてしまうため、帰宅時には疲労が溜まっていた。

その後、休日でたっぷりの睡眠をとってリフレッシュしたものの仕事で“断れない日々”が続き、当太郎はBarソリチュードのマスターに相談し…。

読者からは「本当によく分かる…断れないって辛い」「マスターのアドバイスが勉強になった」などの声が寄せられている。

■“世の中で「モテ」を良しとする文化に疑問を感じている”と作者の中村あいさつさん
『バウンダリーを引く話。』(5/10)


――『ソリチュード ひとりを愛する人が集まるバー』を描き始めた経緯についてお教えください。

「一人でいること」に対して、世間ではマイナスのイメージを持たれがちだと感じていました。例えば「寂しそう」「かわいそう」といった反応です。でも私は、「自分から進んで一人の時間を楽しんでいるんだけどな」と思っていて、自分のような人は他にもいるはずだ、と考えて言葉を探しました。そこで出会ったのが「ソリチュード」という言葉です。

ソリチュードは、「自ら進んで独りの時間を楽しむ、その自由さを歓迎する」といった、肯定的で能動的なニュアンスのある“孤独”を意味します。この言葉に出会って、世界中に同じような人がいるのだと嬉しくなりました。

そこで、このテーマでマンガを描き、SNS(X)に投稿したところ、多くの反響をいただき、4万以上の「いいね」をいただきました。その後、KADOKAWAさんからお声がけをいただき、連載と電子書籍化につながりました。

――『バウンダリーを引く話。』を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。

私自身、バウンダリーをうまく引けずに困っていた時期があり、その経験や気持ち、そこからどう取り組んできたかを、この回に詰め込みました。人の顔色を過度に気にして合わせすぎた結果、とても気疲れし、家に帰るとぐったりしてたくさん寝る…というのも私の体験です。

終盤の「できたけどできたと思えない」という当太朗に対して、マスターが「できてるんじゃないの?」と声をかけるシーンは私としてはとても重要なシーンです。すべてを完璧にこなすことはできませんが、小さな「できた」を積み重ね、それを自分で実感することが、成長や変化につながると思っています。

また、当太朗は好意を持たれることに疲れているキャラクターですが、世の中で「モテ」をただ良しとする文化にも疑問を感じており、この点も読者の皆さんと一緒に考えるきっかけになればと考えて制作しました。

――話は少し逸れますが、中村さんには行きつけのバーはありますか?

私は“他者に性的欲求が向かない”というセクシャルマイノリティである、「アセクシャル」を自認しているのですが、アセクシャルを自認する前はビアンバーに通っていました。とても好きなバーがあり、そこでの体験が漫画に影響していると思います。

また、アセクシャルを自認してから、自分でもアセクシャル当事者向けのカフェバーのような交流会を開催しています。『ソリチュード』を描く前から始めて、今も継続しており、最近4周年を迎えました。

さまざまなお客様とお話し、異なるの暮らしや価値観に触れることが、漫画にも大きく反映されていると感じています。「ARU-アセクシャルスペース-」というコミュニティスペースで、アセクシャル、Aスペクトラム、そうかもしれないと感じている方がご来店いただける場所となっています。

――2026年の目標や展望について教えてください。

最近は、漫画制作からアセクシャル関連の活動へ重きを移しており、先ほど触れた交流会の4周年イベントを無事に開催することが、当面の目標です。

東京では100名、大阪では70名規模での開催を予定しており、問題なく安全に終えること、そして何よりお客様に楽しんでいただけるよう、鋭意準備を進めています。来年・再来年に実現したいことも多いため、そのための準備も今年から始めなきゃなと思っています。

漫画も描ける機会があればぜひ描きたいと思っていますので、ソロ活やアセクシャル、田舎の一軒家での一人暮らしなどに関するお話があれば、お声がけいただけると嬉しいです!(笑)

――読者へメッセージをお願いします。

『ソリチュード ひとりを愛する人が集まるバー』には人との関わり方に悩むさまざまなキャラクターが登場します。それぞれが自分なりの方法で自分と向き合い、自分を大切にするための行動を選んでいきます。

そうした姿が、読者の方にとって何かのヒントになればと思っています。よろしければ、ぜひお手に取っていただけると嬉しいです。



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