新幹線での長距離移動中、娘におやつやおもちゃを用意してようやくホッと一息ついた矢先のこと。前の座席の男性が、無言のまま突然信じられない行動に出たのです……。
前の座席の男性の行動に、言葉を失ったワケ
新幹線での長距離移動。娘にはお気に入りのおもちゃと、ここぞという時のためのとっておきの特別なクッキーを用意しました。私はテーブルを出して、温かいコーヒーを一口。やっと一息つける、そう思った矢先のことでした。
出発して間もなく、前の座席の男性が無言のまま、突然シートを限界まで勢いよく倒してきたのです。ガンッという衝撃で、テーブルの上のコーヒーカップが大きく傾き、中身が娘の膝掛けと私のスカートにこぼれてしまいました。
突然のことに、ただただ驚くばかり。「声はかけないにしても、せめてゆっくり、そっと倒してくれれば防げたかもしれないのに」と思うと、やりきれない気持ちでいっぱいになります。幸いコーヒーは冷めていたのでやけどはしなかったものの、あんなに念入りに準備したのに、一瞬で台無しになってしまい悲しくなりました。
慌てて手持ちのおしぼりで汚れを拭き取りながら前を見ると、男性はすでにイヤホンをつけて眠る体勢に入っていて、こちらの状況にはまったく気づいていない様子。子どもの前で言い争いなどのトラブルになるのは避けたかったため、直接声をかけるのはぐっと堪えました。
ちょうど通りかかった乗務員の方が異変に気づき、「大丈夫ですか?」と多めのお手拭きを渡して片付けを手伝ってくださったのが、せめてもの救いでした。人のやさしさに触れ、少しだけホッとしたのを覚えています。
当時はとてもショックな出来事でしたが、同時に「ちょっとした想像力や配慮」の大切さを実感するきっかけにもなりました。
それ以来、私自身が座席を倒すときには、後ろの状況を気にかけ、必ずゆっくりとシートを動かすように心がけています。娘にも「みんなで使う場所では、周りの人への思いやりを忘れないようにしようね」と、自分自身の行動をもって伝えていけたらいいなと、今では穏やかな気持ちで振り返っています。
著者:坂本優希/3歳の娘を育てている母親、会社員。趣味はパン作りとおいしいコーヒー豆を見つけること
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
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