【写真展開催!】グラビアからヌードへ。染谷有香とカメラマン・中村昇が語る11年の写真関係<前編>

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【写真展開催!】グラビアからヌードへ。染谷有香とカメラマン・中村昇が語る11年の写真関係<前編>

4月6日(月) 13:00

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4月9日(木)から5月3日(日)まで、東京・飯田橋のアートスペース「Roll」にて中村昇写真展 「染谷有香 赤いアルバム」が開催される。

1970年代から集英社の社員カメラマンとして『Seventeen』や『週刊プレイボーイ』などの雑誌を主戦場にし、定年退職後もグラビアの最前線で活躍を続けているカメラマン・中村昇。2月に発売された俳優・染谷有香の最新ヌード写真集『赤いアルバム 2015-2025』をもとにした本展は、中村が新たに写真をセレクトし、展示用にデータを作成。写真集に収録されていない貴重な写真も展示、販売される。これまで見てきた染谷有香のグラビアとは、また違った写真展ならではの世界が感じられるはずだ。

週プレNEWSでは、写真展を前に中村昇と染谷有香の対談を実施。前編では、ふたりの出会いに始まり、中村昇の写真の下地にある少年時代の"赤線の記憶"が語られる。

***

染谷 意外にも、昇さんとこうして対談するのは初めてですよね。いつも撮影が終わったあとにお酒を飲みながら色んなお話をさせていただくけど、酔って覚えていないことも多いですし(笑)。

中村 酒飲んだときくらいしか、いいこと言えないからね(笑)。

――今はお酒を我慢いただくとして......写真集『赤いアルバム2015-2025』が発売されてから1ヶ月半が経ちました。まずはその振り返りからお願いします。

染谷 こうして写真集が完成したのは奇跡のように感じます。最初に昇さんに撮っていただいた11年前は、写真集を作ることはもちろん、自分がヌードになることも、ここまで濃く長いお付き合いをさせていただくようになることも全く想像していませんでしたから。何度も機会を与えてくださった週プレさんと事務所の方々には感謝しかないです。



――昇さんと染谷さんが今日まで活動を続けているからこそ、形になったとも言えます。

染谷 確かに、それもそうですよね。過去にも写真集を出させていただいたことが何度もありますが、本作は、何より時間の重みが違います。内容の素晴らしさに自信はあったものの、ファンの皆さんにどこまで私の思いが伝わるか、どんなふうに見ていただけるか、発売まで不安もありました。

でも今、想像以上にうれしい感想をたくさんいただけています。先日のお渡し会では10年以上ぶりにお目にかかれた方もいて、色んな意味で込み上げてくるものがありましたね。写真展も、是非たくさんの方に足を運んでいただきたいです。1ヶ月近く開催させていただけるなんて、なかなかないことですから。

――最初の撮影は2015年、週プレに掲載されるグラビアの撮り下ろしでした。これまでの取材でもよく話してくださいましたが、得意のポーズをキメてもなかなか昇さんにシャッターを切ってもらえなかったんですよね。



染谷 そうなんです。どの瞬間にシャッターを切られるか、どんな写真が使われるか。グラビアアイドルとして手応えを感じ始めた頃だったので、それが通用しないことに、ただただ戸惑いました。初めてシャッターを切っていただけたのは、なすすべなく不安げな表情を見せたとき。「それでいいんだよ」と優しく言っていただいたのを覚えています。

――最初にシャッターを切られた写真は、写真集の1ページ目に収録されています。当時の誌面(2015年12号)にも掲載されていますね。

1ページめの写真

1ページめの写真





染谷 この一枚が誌面の数ページの中に選ばれたことに、衝撃を受けたのを今でも覚えています。何とも言えない顔をして、体も見えづらい。グラビアで求められるポイントからことごとくズレていたので、何で選んでいただけたのか分からなかったんです。ただ、その写真に惹かれている自分もいて......。写真の力を実感した瞬間でした。

中村 当時のことは僕も覚えてる。染谷さん、すごく不安そうな顔をしてたよね。でも僕は、何も不安にさせたかったわけじゃない。ずっとシャッターチャンスをうかがっていただけなんだよ。

染谷 はい。今なら理解できます。昇さんは、ずっと私の顔を見てくださっていたんですよね。このときに限らず、よくメイクルームを覗きに来られるじゃないですか。途中でメイクを中断して撮影が始まることもあったし、私がヌードになってからは「ヌードは顔だよ」ともおっしゃっていただきました。実際、昇さんに撮られているときは体より顔を見られている意識があります。少しでも取り繕った顔を見せると、絶対にシャッターを切ってもらえない。心のうちが全部バレているんですよね。

中村 そのあと、染谷さんから直々にオファーをいただいて、DVDのスチールを撮りにグアムまで行かせてもらった。染谷さんのことを撮っていきたいと思うようになったのは、このあとだったと思う。自分のイメージに合うと思ったんだよ。そしたら、週プレから2回目の撮影の話があった。

週プレ2回目の写真

週プレ2回目の写真





――イメージというと?



中村 少年時代に見た、色っぽいお姉さんの記憶を重ねたという感じかな。というのも僕は、中学2年生くらいまで墨田区の向島(むこうじま)に住んでいたんです。家のすぐそばに、玉の井という赤線地域があって、連れ込み宿の前に突っ立ってる色っぽいお姉さんを見ては、ドキドキしていました。当然、子供だから相手にされないんだけどね。「あっちに行ってなさい」なんて、睨(にら)みつけられたりして(笑)。

染谷 そんな話、初めて聞きました。下町の裏路地や古い旅館での撮影が多かったのは、昇さんの少年時代の記憶が下地にあったからなんですね。

中村 そうそう。あの辺の地域は家が密集しててさ。子どもの頃、自宅の2階にいてパッと目をやると、隣のアパートで生活しているお姉さんの無防備な姿が見えることがあったんです。そうやって遠くから覗いてるような写真も、結構あるでしょ。

染谷 あります。撮られているとき、どんな写真になるか全く想像できなかったんですよね。何でそんな離れた場所から撮るんだろう?って思っていました。なるほど、そういうことだったんですね。

中村 あと僕が好きなのは、鏡台越しに撮らせてもらったヌード写真。鏡台って、女性の秘密が詰まっている感じがするでしょ。薄暗い部屋の隅にあって、鏡が汚れないように手ぬぐいでカバーされていて。引き出しを開けると化粧品の油の匂い、女の匂いがする。少年からすれば、鏡台そのものが淫靡な世界だった。

そういう個人的な記憶に、染谷さんのイメージがピッタリ重なったんです。週プレに載る以上、ページ構成のこと、編集のこと、商売のことを考えながら撮るわけだけど、密かに"少年の目線"で撮らせてもらった写真が結構多いんだよね。

●中村昇(なかむら・のぼる)

1947年生まれ、東京都出身

〇日本大学藝術学部写真学科卒。1972年に集英社入社。『Seventeen』『週刊プレイボーイ』などに在籍。社員カメラマンとして主に芸能写真/グラビアの分野で活動。2008年の定年退職後はフリーに。78歳になる今もグラビアの最前線で撮影を続けている。

公式X【@noboru_n19h】

●染谷有香(そめや・ゆか)

1992年1月17日生まれ千葉県出身

身長175cm血液型=O型

〇2013年にグラビアデビュー。以降、"霊長類最強のグラドル"のキャッチフレーズで長らく活躍している。2021年、初ヌード写真集『This is the beginning』(光文社)をリリース。『SOUND of LOVE』(2024年公開)で映画初主演を果たした。

公式X【@someyaaa_】

公式Instagram【@someyuka_0117】

中村昇写真展「染谷有香 赤いアルバム」

会期:2026年4月9日(木)― 5月3日(日)13:00-19:00<月曜・休>

場所:Roll 〒162-0824 東京都新宿区揚場町2-12 セントラルコーポラス No.105

TEL:080 4339 4949(受付: 営業時間内)

詳細:https://yf-vg.com/roll/red_album.html

集英社の社員カメラマンとして1970年代から長年にわたって主に芸能写真/グラビアの分野で活躍を続ける中村昇の写真展を開催します。大学卒業後、1972年に集英社に入社し『セブンティーン』でのファッションワークを皮切りに、郷ひろみ、石田ゆり子・ひかり姉妹、井川遥、相武紗季など数多くのグラビア写真集を手掛けてきました。本展では、運命的に巡り合った俳優の染谷有香と『週刊プレイボーイ』の仕事の一環として2015年から約11年という月日をかけて積み重ねてきた写真集『赤いアルバム2015―2025』を元に、膨大な写真から厳選し展示、販売します。また、中村の仕事として欠かせない東欧ヌードの貴重なポラロイドなども併せて展示します。"グラビアは写真足り得るか"。中村自身がセレクトした本展にどうぞご期待ください。

取材・文/とり撮影/五十嵐和博

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