4月3日(金) 5:40
大切な孫の小学校入学は、多くの祖父母にとって感慨深いものです。しかし同時に、「入学祝いをいくら包むべきか」と頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。
一般的な祖父母から孫への小学校入学祝いの相場は、1万円~5万円程度とされています。もちろん、この金額はあくまで目安です。初めてのお孫さんということで、特別なお祝いとして5万円以上を準備されるケースも珍しくありません。
重要なのは、この金額が「絶対的なルール」ではないということです。ご自身の経済状況はもちろん、親族内でのバランス(他の孫がいる場合など)や、お子さん夫婦の考え方によっても最適解は異なります。
まずは、「一般的にはこれくらいが目安」というベースの金額を把握した上で、無理のない範囲で考えることが、末長く良好な関係を保つための第一歩といえるでしょう。
現在のランドセルの購入価格帯は、6万円~7万円程度が主流となっているようです。ランドセルを祖父母が購入する場合、それは単なる学用品の贈り物ではなく、入学祝いの大部分を占めるプレゼントと捉えるのが自然でしょう。
もし「ランドセルの代金」を負担済みであるならば、すでに十分な金額のお祝いをしていると考えるのが一般的です。ランドセル代と入学祝いの現金は、合計でいくらになるかを一度冷静に計算してみましょう。
例えば、ランドセルに5万円を出し、さらに現金3万円を包むとなれば、合計8万円のお祝いとなります。これは小学校入学祝いとしては、相場を大きく上回る金額です。
お祝いは、贈る側が無理をしては継続できませんし、受け取る側も「あまり高額だとお返しに困る」「気を遣う」と感じてしまう可能性があります。ランドセルという高価な贈り物をしている時点で、十分に「入学をお祝いする気持ち」は伝わっているでしょう。
「ランドセル代は出したけれど、手元にお祝いの現金がないのは少し寂しい気がする」という場合、どのように調整するのがスマートでしょうか。
ひとつの現実的な解決策は、ランドセル代を「入学祝いそのもの」とし、現金ではなく、孫が喜びそうな文房具や図書カードなどの「ちょっとしたプレゼント」を添えることです。これならば、現金を包むプレッシャーからも解放され、孫にとっての「選んでもらった」という喜びが生まれます。
どうしても現金を渡したいという場合は、金額を抑えて1万円程度にする、あるいは家族で入学祝いの外食をする際にその費用を祖父母が負担する、といった方法も有効です。「何が一番喜ばれるか」を優先しましょう。
まずは、お子さん(孫の親)に「ランドセルを贈ったから、現金のお祝いは控えめにするね(あるいは、今回はランドセルのみにするね)」と、率直に相談してみるのが最も角が立たず、誤解のない方法と考えられます。
お孫さんの入学は、家族みんなにとってかけがえのない瞬間です。ランドセル代を負担したからといって、さらに現金を包まなければマナー違反になる、ということは決してありません。重要なのは金額ではなく、お孫さんの門出を祖父母が心から祝福しているという「姿勢」です。
形にこだわらず、お孫さんが新しいランドセルを背負って元気に登校する姿を想像しながら、ご家族にとって最善のお祝いの形を見つけてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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