恋愛・婚活コンサルタントの田中亜依です。10年間の婚活で600人以上とデートを重ねた経験を活かし、現在は年間1000人以上の恋愛相談を受けています。
恋愛・婚活相談を受けていると、理想だけはしっかり描けているのに現実が変わらない人がいる一方で、理想を掲げながら自ら状況を変えていく人がいることに驚かされます。その違いは一体、どこにあるのでしょうか。
「婚活がうまくいかない」38歳、会社員女性
相談者の由紀子さん(仮名/会社員・38歳)は、数年前から婚活をしているものの仕事が忙しく、会社と自宅の往復で1日が終わってしまい、なかなか結婚相手になりそうな人と巡り会えないのが悩みです。
仕事は順調で、上司や同僚に恵まれて評価も安定しています。しかし、職場は既婚者が多く、同世代の独身男性はほぼいません。
由紀子さんの結婚相手の理想は明確です。
・会話ができる人
・結婚願望がある人
・年収700万円以上
・ギャンブルをしない人
「私の理想、そんなに高くないですよね?」と、彼女は言います。でも、現在の婚活市場と彼女の年齢を考えると、「いや、まあ……そこそこ高いです……」と言わざるを得ません。
ただし、ここで問題なのは、彼女が提示する条件そのものではないのです。婚活中と言いながらも、彼女はここ数年、マッチングアプリは「いい人がいない」という理由でやらず、趣味などのコミュニティに入るでもなく、年に数回誘われる飲み会にさえ参加しません。唯一、友人が異性を紹介してくれる場には顔を出しますが、そこから結婚につながる出会いはありませんでした。
つまり、理想の人と出会える行動をほぼしていない点に問題があります。婚活がうまくいかないというより、動かない状態に慣れてしまっているのです。
痩せたいと言いながら痩せない人も同じ構造
この構造、どこかで見たことがないでしょうか。転職したいと言いながら求人情報を見ない人、痩せたいと言いながら食生活や運動習慣を変えない人、副業したいと言いながら勉強しない人など、同じような構造に陥っている人は少なくないはずです。
由紀子さんのように、婚活で行動が止まってしまう人を観察していると、次の共通点があります。
①自分を“選ぶ側”に置く
②理想が高め
③婚活市場に出ていかない
④傷つくリスクを避ける
⑤今の安定を壊さない
自分を“選ぶ側”に置いて恋愛市場に出なければ、自分の現在地を知ることもないので、傷つきません。平気で理想を語れますし、自分の理想が高いとも気づきません。今の安定した状態を維持できて安全で穏やかですが、変化は訪れないのです。
行動して初めて、足りないものが見えてくる
行動に移せる人は、何が違うのでしょうか。彼ら/彼女たちは理想を下げているわけではありません。行動している人は、自分も“比較され、選ばれる側”であることを理解しています。そして、市場に出ていきます。
すると、自分が理想とする層の男性は何を重視するのか、自分はどう見られているか、足りない部分は何かといったことが見えてくるのです。
現実を目の当たりにして、理想が変わる人もいますし、自分を変化させながら理想を叶えるため婚活を進める人もいます。婚活をやめる決断をする人もいるでしょう。行動した結果、以前の状態とは異なる未来が訪れています。しかし、動かなければ、理想は永遠に理想のままで、結婚は現実にはなりにくいのです。
停滞を打破するために必要なのは、やはり行動
今回は婚活中の女性の話をしましたが、理想を前にしての停滞は、誰にでも起こり得る話です。
由紀子さんの場合は結婚をしたいと言いながらも、仕事が充実しており、きっと今の生活を変化させてまで本気で結婚したいとまでは思っていないのです。そして、理想はあっても、必ず理想に適う人と結婚したいと強く思っているわけでもありません。
理想の相手との結婚を実現するために、生活を変えることも、理想を下げることも、必須ではありません。ただ、停滞している状態を抜け出したいなら、理想の未来を手に入れるためにどのような行動を取るべきか考える必要があるのではないでしょうか。居心地はいいけれど、満足感がないのなら、一歩踏み出してみるタイミングかもしれません。
<文/田中亜依>
【田中亜依】
恋愛・婚活コンサルタント、デートコーチ。婚活歴10年、婚活に700万円を投資。マッチングアプリ、結婚相談所、合コンで600人以上の男性と出会い結婚。この経験を生かし、国内最大手結婚相談所にて「また会いたくなるデート方法」などのセミナー講師として活動。Twitter:@date_coach_ai/Instagram:@ai_tanaka1019
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