2026年2月19日、藤岡弘、(以下、読点は省略)が80歳の誕生日を迎えた。長男・藤岡真威人がお祝いメッセージとともにアップした、ツーショットが話題だ。
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この父子は、50年の時を経て、初代仮面ライダー・本郷猛を演じた。その遺伝子は確実に息子に受け継がれ、父譲りの重厚な演技が強みになっている。
そんな強みを活かす上でも、藤岡真威人の活路は時代劇になっていくのではないか? “イケメン研究家”加賀谷健が解説する。
リアル父子二代で仮面ライダーを演じる遺伝子
2021年、仮面ライダー50周年を記念した映画『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』が公開された。1971年の初代仮面ライダーも登場するクロスオーバー作品だが、言わずと知れた初代仮面ライダー俳優・藤岡弘の長男である、藤岡真威人が50年の時を経て大役を担った。父が演じた仮面ライダー1号・本郷猛役を演じたのだ。
藤岡真威人にとっては初出演映画だった。同作メイキング映像を見ると、意気込みは十分。役作りのために父・藤岡弘にアドバイスを受けながら、伝統的仮面ライダー像を研究したという。敵に指を差して「許さんぞショッカー」と言う台詞には、父を思わせるディープな声色が宿る。
もちろん、令和の作品としてアップデートさせることも忘れない。弧を描く変身ポーズでは、50年前と50年後の初代仮面ライダーが自然とオーバーラップする。この作品で藤岡真威人は、リアル父子二代で同じ仮面ライダーを演じるという、遺伝子の継承をわかりやすく具体化してみせた。
長男の成長を噛み締める藤岡弘、
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2026年2月19日、藤岡弘が80歳になった。父の誕生日を祝うため、藤岡真威人は「大好きな僕らのヒーロー!」というキャプション付きのツーショットを、Instagram上に投稿した。投稿に対するコメントの中に、ちょっと面白いフレーズがあった。
父子二代50年越しで初代仮面ライダー・本郷猛を演じたことによって、「2人の本郷猛、魂も受け継がれていく」のだと。これは本当にそうだ。そもそも藤岡真威人の俳優デビューもまた、父・藤岡弘に関連するキャラクターだった。
藤岡真威人が演じた、セガのオリジナルキャラクター「せが四郎」は、道着姿の藤岡弘が1997年に演じた「せがた三四郎」を受け継いだもの。これもメイキング映像が公開されていて、藤岡弘が「僕の若い頃にちょっと似てきたね、う〜ん」と長男の成長を噛み締めていた。
藤岡真威人の活路は時代劇
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さらに、2024年放送の主演ドラマ『ウイングマン』(テレビ東京系)で、藤岡真威人は特撮ヒーローに憧れる高校生を演じた。放課後にヒーローのコスチュームを装着するものの、単に憧れているに過ぎない。肉体は常人であるため、世直しをしようにも戦えない。
頼りないヒーロー像が、特撮ヒーローのパロディ作品としてユニークだった。令和世代の藤岡真威人が演じる意義もあった。とはいえ、同作より先に『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』で、本家本元の父からのアドバイスを受け、正真正銘の初代仮面ライダーを演じているのだから、頼りない高校生ヒーローオタクにしてもやはりどこか説得力はある。
彼の演技は、父に寄せたディープな声色と腹から声を出す発声によって常に安定している。藤岡弘と交友がある北大路欣也主演の時代劇ドラマ『三屋清左衛門残日録 -春を待つこころ-』(2024年)で、藤岡真威人が演じた、若き剣士役は、若さと深みを同居させるかのように声色を調整していた。特に道場の場面で「まだまだいけます」と意気込む台詞回しは見事だった。
他にも東映とテレビ朝日がタッグを組む「シン・時代劇」初作品である『君とゆきて咲く〜新選組青春録〜』(2024年)で演じた沖田総司、2026年1月31日に新潟で千秋楽を迎えた舞台『忠臣蔵』での堀部安兵衛役など、時代劇出演が多い。
近年、新人俳優の登竜門といえば、BLドラマや不倫ドラマなどの現代劇(もちろんライダーや戦隊ものも)、あるいはABEMAなどが量産する恋愛リアリティ番組出演が挙げられるが、あくまで硬派な藤岡真威人の活路は、父譲りの気迫がマッチしている時代劇だろう。
<文/加賀谷健>
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【加賀谷健】
イケメン研究家 / (株)KKミュージック取締役“イケメン研究家”として大学時代からイケメン俳優に関するコラムを多くの媒体で執筆。アーティストマネジメント、ダイナマイトボートレース等のCM作品やコンサートでのクラシック音楽監修、大手ディベロッパーの映像キャスティング・演出、アジア映画宣伝プロデュースを手掛ける。他に、LDHアーティストのオフィシャルレポート担当や特典映像の聞き手など。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。X:@1895cu
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