皆さん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント、山本早織です。
無自覚な罠にハマってしまった男女のエピソード
婚活現場で多くのアラフォー男女を見てきた私ですが、最近つくづく感じるのは「正しさ」という名の凶器を振り回している人がいかに多いか、ということです。
自分では「常識」や「こだわり」だと思っているものが、実は相手を排除する「傲慢さ」に変わっている。
今回は、そんな無自覚な罠にハマってしまった、ある男女のエピソードをご紹介します。
お見合いで意気投合した2人
今回の相談者は、45歳で会社役員のタスクさん(仮名)と、38歳会社員のレミ(仮名)さん。
お二人は結婚相談所のお見合いで意気投合し、「仮交際(お試し期間)」に進むことになりました。
相談所には一つのルールがあります。それは、連絡先を交換した当日に男性から「ファーストコール(電話)」で挨拶をするというもの。
しかし、その夜タスクさんが送ったのは、電話ではなく1通のショートメールでした。
二人の「傲慢さ」が火を噴いた結果…
ここから、二人の「傲慢さ」が火を噴きます。
レミさんの言い分:
決まったルールすら守れないなんて。今後、生活のルールが違ったときに話し合いすらできない人なんじゃないですか?
タスクさんの言い分:
仕事で忙しいんだし、連絡がつけば手段なんて何でもいいはず。そんな細かいことで怒るなんて、彼女が間違っている。
結局、二人は一度もデートすることなく、この「挨拶の形式」だけで破談となってしまいました。
アラフォーが陥る「正義の押し付け」という傲慢
客観的に見れば「たかがメール一本」のこと。しかし、アラフォーになると、これまで積み上げてきた人生経験が仇となります。自分のやり方が「正解」だと固まってしまい、そこから外れる人を「能力が低い」あるいは「配慮が足りない」とジャッジしてしまうのです。
心理学には「ナイーブ・リアリズム(素朴実在論)」という言葉があります。「自分は物事を客観的に正しく見ている。だから自分と意見が違う人は、情報が足りないか、頭が悪いか、偏見を持っているのだ」と思い込んでしまう認知の歪みです。
レミさんの傲慢さ:
「ルールこそが誠意の証」という自分の価値観を絶対視し、相手の状況を想像する余白をなくしている。
タスクさんの傲慢さ:
「結果(連絡)が同じならプロセスはどうでもいい」という合理性を相手に強要し、相手の感情を軽視している。
お互いに「自分が正しい、相手が間違っている」という土俵に立っている以上、二人の間に愛が育つ隙間はありません。
改善策はシンプルだが…
では、どうすればこの「アラフォーの壁」を突破できるのでしょうか。改善策はシンプルですが、プライドが高い人ほど難しいものです。
①「理解」ではなく「確認」をする
相手の行動が不可解なとき、「ありえない!」と切り捨てる前に、「どうしてそうしたの?」と背景を聞いてみること。タスクさんも「今日は会議が長引いて声が出せないので、まずはメールで失礼します」と一言添えるだけで、結果は違ったはずです。
改善策はほかにもある
②相手を「変える」ことを諦める
結婚は、違う文化で育った二人が混ざり合う作業です。自分のマイルールを相手に守らせようとするのは「支配」であって「愛」ではありません。「そういう考え方もあるのね」と、一旦受け止める度量が必要です。
③目的を再確認する
皆さんの目的は「自分の正しさを証明すること」ですか? それとも「幸せなパートナーシップを築くこと」ですか?
もし後者なら、小さなルールの逸脱に目くじらを立てるより、「連絡をくれたこと」そのものに感謝する方が、よほど成婚への近道です。
最も捨て去るべきは…
アラフォーの婚活において、最も捨て去るべきは「凝り固まったプライド」です。
「私はこう思うけれど、あなたはどう?」という対等な歩み寄りができるようになったとき、運命の歯車は回り始めます。
「歩み寄りたいと思える人なら歩み寄ります」
そんな意見もよく聞きますが、幸せだから笑顔になるのではなく笑顔だから幸せになるのと同じで、歩み寄るから育まれていく愛があります。
自分のルールを押し付けて、せっかくのご縁を自ら断ち切っていませんか?「傲慢な正義感」を手放した先にしか、本当の安らぎはありませんよ。
【山本早織】
1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「最短成婚成功の秘訣マガジン」をLINEで配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」(Xアカウント:@yamamotosaori_)
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