現役医師作家・久坂部羊の衝撃作を、染谷将太主演で映画化する「廃用身」の本予告と10点の場面写真が一挙披露された。
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【フォトギャラリー】染谷将太主演、衝撃のヒューマンサスペンス映画「廃用身」場面写真(10点)
原作は、外務省医務官を経て、現在も在宅訪問医として活躍する久坂部羊のデビュー作となった同名小説。出版当時、そのあまりに強烈な設定から「映像化、絶対不可能」と話題を呼んだ。監督と脚本を務めるのは「家族X」「三つの光」の吉田光希。自身の学生時代に原作と出会い衝撃を受けて以来、20年にわたって温め続けてきた企画の渾身の映画化となる。主演の染谷のほか、北村有起哉、瀧内公美、廣末哲万、中村映里子、中井友望、吉岡睦雄、六平直政らが共演する。
本予告は、にこやかな微笑みを見せる漆原(染谷)が、その笑顔とはあまりにも不釣り合いな言葉である「切断」を口にするシーンから幕を開ける。異人坂クリニック院長・漆原が提唱する「Aケア」は、介護負担の軽減を目的に、老人の“不要な手足”を切り落とすという従来の価値観を揺るがす衝撃的な治療法。身体の一部をまるで“廃棄物”のように切断された患者たちは、「憑き物が取れたみたいに体も心も軽くなった」「ここだけ若返ったみたい」と、どこか晴れやかな表情を浮かべる。さらに「Aケア」紹介の書籍化を持ちかける編集者・矢倉(北村有起哉)は、「本当に革命が起こるかもしれません」と期待をにじませるが、ある出来事をきっかけに状況は一変する。
「なんか恐ろしい気がしてしまって」と不安を口にする看護師、「こんな姿になるなんて、思ってなかった」と声を震わせて訴える患者家族――。何かを強く予感させる断片的なカットが、不穏な踏切の音とともに畳みかけられる。やがて、遮断機の前に呆然と立ち尽くす漆原の虚ろな表情で映像は唐突に途切れ、見る者に重い問いを残す。それは“画期的な福音”か、それとも“残酷非道の狂気”か。現実と地続きであるがゆえの逃げ場のない恐怖が、観る者の倫理観を静かに侵食し、拭えない不安と生々しい問いを刻みつける映像となっている。
併せて披露された場面写真にも不穏な気配が濃密に漂う。切断された手足を想起させる歪んだ枯れ木を抱え、不気味なほど静かにこちらを見つめる漆原。その視線には感情の揺らぎが見えず、まっすぐさと危うさが同居する、どこか人間離れした異様さが宿っているように見える。その他にも患者・岩上(六平直政)に優しく寄り添う姿、ひとりパソコンに向かい執筆に没頭する姿、踏切の前に佇む姿、編集者・矢倉(北村有起哉)と出版への期待を語る場面など、さまざまな局面での漆原が切り取られている。また、複雑な表情を浮かべる妊娠中の妻・菊子(瀧内公美)や、「Aケア」への不安をおずおずと口にする看護師・内野(中井友望)の姿も収められている。
「廃用身」は、5月15日からTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。
【作品情報】
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廃用身
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