退職代行を使う人は「逃げ癖」がある?「真面目で責任感が強く、逃げられない」会社員を法律のプロが救済する漫画【作者に聞く】

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退職代行を使う人は「逃げ癖」がある?「真面目で責任感が強く、逃げられない」会社員を法律のプロが救済する漫画【作者に聞く】

4月2日(木) 0:06

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【漫画】本編を読む

広告代理店2年目、営業成績はゼロ。上司からは使い走りのように扱われ、飲み会の席で提出した退職届を「辞めたい奴がいるぞ」と見せしめにされる――。そんな絶望的な状況に置かれた若手社員・幸田の前に現れたのは、退職代行を請け負う弁護士・切金(きりかね)だった。

マンガボックスで連載中の『退職代行切金さん 〜社畜の非常口はこちらです〜』。作者の古河コビー(@furuCoby)さんに、徹底した取材に基づいた「弁護士」という設定のこだわりや、今まさに職場で苦しんでいる読者へ届けたい想いを聞いた。

■なぜ「代行業者」ではなく「弁護士」なのか? リアルな解決へのこだわり
【漫画】「退職代行切金さん 〜社畜の非常口はこちらです〜」を読む

「退職代行切金さん 〜社畜の非常口はこちらです〜」第1話_02頁

「退職代行切金さん 〜社畜の非常口はこちらです〜」第1話_03頁

本作の最大の特徴は、主人公を一般的な退職代行サービス業者ではなく、法律のプロである「弁護士」に据えた点だ。古河さんは企画段階で両者に綿密な取材を行い、その違いを精査したという。

「業者の場合は難しい案件になると弁護士にバトンタッチが必要ですが、弁護士なら一人で最後まで対処できる。敵となるブラック企業の上司と直接対峙させやすく、法律を武器にしたスカッとする展開が作れると考え、弁護士設定に決めました。専門家の監修も入っているので、現実的でリアルな解決法が描かれています」

■「逃げ癖がある」のではない。真面目すぎて辞められない人々へ

作中の幸田を追い詰めるのは、単なる仕事の厳しさだけではない。人手不足を理由にした同僚からの圧力や、パワハラ上司による精神的な支配だ。古河さんは、こうした「辞めたくても辞められない」心理描写に特にこだわっている。

「退職代行を利用する人は世間から『心が弱い』と思われがちですが、実際には『真面目で責任感が強く、逃げられない』から困っている人が多い。そんな読者が共感できる理由を丁寧に設定しつつ、キャラクターデザインからもその性格が伝わるよう心がけています」

■「最悪、代行がある」。その事実が心を軽くする“非常口”に

自身の会社員時代のつらかった経験も投影されているという本作。しかし、物語のトーンはあえて明るく、軽快な読み味を意識している。

「どれだけ重い悩みを抱えた依頼者にも、切金さんは『絶対大丈夫!』と言い切ってくれます。今、仕事で限界を感じている人に、『最悪、退職代行という手段があるんだからなんとかなる』と知ってほしい。それだけで、実際に使わなかったとしても心が少し軽くなるはずだと思って描いています。



取材協力:古河コビー(@furuCoby)
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