女性にとって、結婚・出産のタイミングは人生における大きな選択のひとつ。特に出産する年齢は、その後の人生を大きく変えるポイントになりうるでしょう。今回の投稿者さんは出産のタイミングについて言及してくれました。
『早く結婚して出産しても、育児が終わるころには40代。40歳を過ぎたら更年期の入り口じゃん。だったら若いうちに遊んでおいたほうがいいよね』
20代で育児に追われる友人を横目に海外旅行を楽しむ時期、あるいは40代で颯爽と趣味に生きる先輩を見て「自分はまだオムツを替えているのに……」と焦る夜。どちらの道を選んでも、ふとした瞬間に「あっちの人生はどうだったかな?」と隣の芝生が青く見えるものでしょう。明確な正解はないからこそ、意見が割れやすいテーマではないでしょうか。
今回の論争の火種となったのは「若いうちに遊んで30代で産むのが一番楽しい」という主張でした。しかしこれに対して「早く産み終えるメリット」を説く声も負けじと集まり、議論は白熱。それでは、それぞれの世代が抱える「本音」をのぞいてみましょう。
「20代で育児」or「30代まで遊び尽くす」?
『24歳で結婚、25歳で出産。50歳前に子育て終了。今が一番穏やかな夫婦2人で気楽だよ』
『23歳で結婚。47歳で孫が生まれて今めちゃくちゃ幸せ。孫が走り回るような年齢になったときに、自分が70歳とかだと預かる自信はないから、若いうちに産んでよかった』
『一番楽しい時間に子育ては損だよね。散々遊んで30歳で出産した私は勝ち組』
早期出産を選んだ人々が口を揃えるのは、圧倒的な「体力の余裕」です。一方、30代に入ってから出産した人々は「遊びきった満足感」を誇ります。このふたつは、まさに人生におけるトレードオフの関係といえそうです。若くして母になった人は、子どもと同じ目線でアクティブに動ける強みをあげました。対して投稿者さんのように30代での出産を支持する層は「一番楽しい時期」を自分のために使えたという自負があります。しかしもちろん、出産年齢を語るとなると、そこには「不妊リスク」という生物学的な壁が頭をよぎるのも確か……。「どちらが正しいか」ではなく、「何を優先し、何をリスクとして受け入れるか」というそれぞれの覚悟が見て取れますね。
更年期のタイミングと子どもの年齢
議論のなかで特に切実だったのは「更年期」というキーワードでした。40代、50代と年齢を重ねるにつれ、体調の変化は避けられません。その時期に子どもがどのような状態にあるかは、生活の質を大きく左右します。
『更年期がひどいときにまだ子育てしてるのはキツイよね。高齢出産だと子どもが小さいのに更年期になったり、親の介護が始まったり』
『40代で出産したら更年期のなかで子育てだよ。ツラすぎでしょ。更年期を抱えて公園だの幼稚園の送迎だのはキツすぎるよ』
『若いうちに産んで子どもが大人になってから更年期のほうがよくない?子どもも疲れや年齢のことを理解してくれる歳だろうし』
「更年期に差しかかったとき、子どもが何歳か」という視点は、ママたちにとって大げさではなく死活問題です。子どもが大学生や社会人になっていれば自分の体を労りながら生活できるでしょう。ところがまだ小学生以下だと、なかなかそうはいきません。さらにここに、親の介護や子どもの反抗期などが重なる過酷な状況を懸念する声には、リアルな重みがありました。
若いときと年齢を重ねた今。遊びの価値観も変わる
「若いうちに遊んでおかないと、一生後悔する」という意見に対して、40代、50代のベテラン主婦たちからは意外な反論が寄せられました。こちらのママたちによれば、遊びの価値は、年齢とともに変化していくというのです。
『下の子が大学卒業する50歳だけど、元気に遊んでる。アラフィフなりの遊びも楽しいものよ』
『若いころに楽しいと感じていたことと、年を取ってから楽しいと感じることは違ってきてるよ』
『私は年齢を重ねてからのほうが、何かと沁みる。経験を積んでいろいろなものを見たからこそ、今目の前にあるものが「当たり前じゃない」って理解できる感じ』
20代の遊びは、いわば熱量と爆発力によるものでしょう。しかし一方で40代以降の遊びは、深みと余裕です。金銭的なゆとりができて感性が豊かになったからこそ楽しめる風景があるという意見は、今育児に追われている世代にとって大きな希望となるでしょう。逆に「若いうちにもっと感性を磨きたかった」というリアルな後悔の声も寄せられ、どの時期の遊びを重視するかもまた、個人の価値観に委ねられています。
どの時期に産んでも「正解」はありません。どのタイミングで産んでも、メリットとデメリットは必ずセットでやってくるということなのでしょう。20代で産めば若さゆえの体力で育児を乗り切れますが、周りが遊んでいるなかでの孤独感や、経済的な苦労を味わうかもしれません。逆に30代以降であれば、社会経験や貯えを武器に余裕を持って育児に臨めますが、体力の衰えや更年期のリスクと向き合うことになります。
もし今、あなたが育児の疲れや将来への不安で「隣の芝生」を眺めてしまっているなら、ぜひ思い出してください。あなたが今抱えているその大変さも、かつて手に入れた自由も、これから訪れる穏やかな時間も、すべてはあなただけの特別な人生のピースです。他人の物差しを捨てて、今の自分を「これでよかった」と肯定できたとき、本当の意味で「人生の勝ち組」になれるのかもしれませんね。
文・motte編集・いけがみもえイラスト・Ponko
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