江戸川乱歩賞作家・曽根圭介の小説を、「嗤う蟲」「悪い夏」の城定秀夫監督、鈴鹿央士主演で映画化する「藁にもすがる獣たち」の9月25日全国公開が決定した。併せて超特報とコンセプトビジュアルが披露された。
・
【動画】映画「藁にもすがる獣たち」超特報
本作は、たまたま見つけてしまった1億円をきっかけに、決して出会うはずのなかった人物たちが複雑に絡み合いながら金の“獣”と化していく数奇な運命を描くサスペンス。メガホンを取るのは、2023年の東京国際映画祭での特集上映をはじめ、国内外の映画祭で高く評価を受ける城定秀夫。
映画化について城定は「今回、自分の中でのテーマは、東映プログラムピクチャーの復刻でしたので、かつて自分を楽しませ、励ましてくれた数々の娯楽映画へ敬意をこめて、なりふり構わず面白いことを沢山やらせて頂きました。魅力的なキャスト、優秀なスタッフの力で、とてもステキな映画に仕上がったと自負しております」と本作に込めた思いと作品の手応えを語った。
脚本は、数多くの特撮・アニメ作品を手掛け、映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」(23)「岸辺露伴は動かない 懺悔室」(25)など、実写作品にも活躍の場を広げる小林靖子が担い、城定監督と初タッグを組んだ。映画について小林は「心に一切負担をかけない映画です。映画館のポップコーンととても相性が良いと思います」とコメントを寄せた。
主演を務めるのは、同じく主演したNetflixシリーズ「喧嘩独学」の5月配信も控えるなど、若手俳優トップランナーの一人、鈴鹿央士。城定作品には初めての出演となるが、チャンネル登録者数“2ケタ”の弱小大学生YouTuber・佐藤寛治を演じ、たまたま見つけてしまった1億円によって、成り行きまかせのさえない毎日が突如一転し、想像を絶する1億円争奪戦に巻き込まれていく
鈴鹿は、初参加となった城定組について「撮影前に城定さんの作品をいくつか見て、どういう感じで撮るのかなと、ワクワクしていたのですが、チームワークも良く、みんなでいいものを作っていこうという姿勢の中で、良いテンポで撮っていたので心地よかったです。自分が出ていない場面もたくさんあり、そういったシーンの雰囲気も(僕が出ているシーンとは)全く違うものだったりするので、どういう感じに仕上がっているのかなと思ったりしていました。城定組は頼れる船みたいで。僕はお芝居に集中して頑張ろうという感じでした」と語った。
超特報映像とコンセプトビジュアルに印象的に切り取られているのは、大量の札束がはみ出たボストンバッグ。映像には、何者かが持ち主不明の不審なカバンを探る様子が映し出されている。ビジュアルに刻まれた「これ、誰の?」というコピーも得体のしれなさを感じさせ、果たしてここからどんな金の “獣”たちが登場し、運命が交錯してゆくのか気になるビジュアルとなっている。
鈴鹿、城定監督、脚本の小林のコメント全文は以下のとおり。
■主演:鈴鹿央士/佐藤寛治役
オファーをいただいた時は、まさか自分がこの役を演じられるとは思っていなかったので、驚きと共にとても嬉しかったです。
ハラハラドキドキする物語ですが、人間が何かを渇望した時に起こす行動や、何かにすがろうとする姿をみると、滑稽に見えたりするかもしれません。そうした人の姿を、さまざまな角度から楽しんでいただける映画になっていると思います
。
様々な登場人物が出てきますが、最後にどんな結末を迎えるのか、誰がどんなものを手にして終わるのか。ぜひ劇場で見届けていただけたら幸いです。お楽しみに!
■城定秀夫/監督・脚本
映画にとっていちばん大切なことは「面白いこと」であると思っています。今回、自分の中でのテーマは、東映プログラムピクチャーの復刻でしたので、かつて自分を楽しませ、励ましてくれた数々の娯楽映画へ敬意をこめて、なりふり構わず面白いことを沢山やらせて頂きました。
魅力的なキャスト、優秀なスタッフの力で、とてもステキな映画に仕上がったと自負しております。皆様、ぜひ劇場でご覧ください。面白いですよ!
■小林靖子/脚本
今回の映画化にあたり、原作者様サイドから大きく変えてほしいとのオーダーをいただき、逆にプレッシャーを感じつつ脚本作業に当たりました。
邦画ですが泣けません。恋愛もありません。感動もありません。心に一切負担をかけない映画です。映画館のポップコーンととても相性が良いと思います。ぜひ劇場で楽しんで90分だけでも日常のあれこれを忘れていただければ幸いです。
【作品情報】
・
藁にもすがる獣たち
【関連記事】
・
佐藤二朗が“見えない凶器”を振るう怪物に「名無し」5月22日公開決定!場面写真&特報披露
・
クズ、ワル、クズ、ワル、クズ、ワル……これぞ“全方位地獄映画”北村匠海主演「悪い夏」新場面写真公開
・
「この村に来てくれて、ありがっさま」深川麻衣×若葉竜也×城定秀夫監督でヴィレッジ“狂宴”スリラー「嗤う蟲」
(C)曽根圭介/講談社(C)2026「藁にもすがる獣たち」製作委員会