吉本ばなな氏の短編小説を日本と台湾の合作で映画化し、岸井ゆきのとツェン・ジンホアが主演を務める「シンシン アンド ザ マウス SINSIN AND THE MOUSE」に、藤原季節、中田青渚、柄本時生、伊勢佳世、飯田基祐、余貴美子が出演していることが分かった。
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【画像】吉本ばななの短編小説を映画化。「シンシン アンド ザ マウス SINSIN AND THE MOUSE」追加発表キャスト(6人)
原作は、吉本氏の短編小説集で、第58回谷崎潤一郎賞を受賞した「ミトンとふびん」(新潮社刊)に収められた一篇「SINSIN AND THE MOUSE」。最愛の母を失った主人公のちづみが、旅先の台北でシンシンという男性に出逢い、喪失感の中で再生していく姿を描いた物語だ。金馬映画祭Film Project Promotion(FPP)部門 優秀企画に選出され、日台合作での映画化が実現した。
主演を務めるのは、「ケイコ目を澄ませて」(22)の岸井ゆきのと台湾人俳優のツェン・ジンホア。ジンホアは、出演映画が連続して興行収入1億台湾ドルを突破したため、「億万の幸運星(スター)」と呼ばれており、2025年に公開された映画「我家的事(原題)」で、第62回金馬奨最優秀助演男優賞を受賞している。日台の演技派若手俳優が見せる、言葉を超えて響き合う2人の繊細な感情の往復が、抑えきれない悲しみと微かな希望を少しずつ重ね、やがてひとつの“再生”の形を描き出す。監督・脚本は「ボクは坊さん。」(15)、「すくってごらん」(21)の真壁幸紀。
今回発表されたキャストが担うのは、母親を亡くし茫然自失とした日々を送るちづみに台湾行きを提案するバンドマンのマサミチ役に藤原季節、マサミチの結婚相手でシンシンの友人でもあるサチ役に中田青渚、ちづみが務めていた会社が運営に携わっているライブハウスの店長役を柄本時生、クリーニング店の店員役を伊勢佳世、ちづみの父親に飯田基祐、そして、ちづみの最愛の母に余貴美子が息吹を吹き込む。真壁監督は、母娘役を演じた岸井と余の共演シーンを振り返り、「身長も体格も異なる二人の後ろ姿が驚くほど似ていた」とコメントを寄せた。
なお、本作は先日までスコットランドで開催されていた第22回グラスゴー映画祭でワールドプレミア上映され、「圧倒的な演技、見事な演出、そして見事な映像表現が光る」「喪失が生み出す虚無をこれほどまでに捉えた映画は稀だ」「人生に再び恋をする映画のように感じられた」といった声が上がった。プレミアに参加した真壁監督は「原作が持つ普遍性、キャストのお芝居は、国や世代を超えて、観客の心を揺さぶっていました」と上映を振り返り、確かな手ごたえを感じたと語った。
また、映画の公開を記念してジャパンプレミアを開催。ジンホアが来日しており、本日3月31日に岸井、真壁監督と共に舞台挨拶に登壇する。「シンシン アンド ザ マウス SINSIN AND THE MOUSE」は、6月26日から新宿バルト9、シネスイッチ銀座ほか全国公開。
【作品情報】
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シンシン アンド ザ マウス SINSIN AND THE MOUSE
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