映画「プロジェクト・ヘイル・メアリー」の原作者として注目を集めるSF作家アンディ・ウィアーが、自身の考えていた「スター・トレック」新作企画をパラマウントに却下されていたことを明かした。あわせて、近年の「スター・トレック」シリーズについても辛口な見解を示した。
米ハリウッド・レポーターによれば、ウィアーはポッドキャスト番組「Critical Drinker」に出演し、近年の「スター・トレック」作品群について語る流れから、自らが過去にシリーズ企画を売り込んでいたことを明かしたという。
番組ホストのウィル・ジョーダンが、「プロジェクト・ヘイル・メアリー」のヒットについて、かつて「スター・トレック」に親しんできた観客にとって「いま不足しているタイプのSF」を思い出させる作品だと評したことを受け、ウィアーも現代SFの傾向に言及した。
ウィアーは、「現代のSF映画やドラマはほとんどすべて、オリジナル版『スター・トレック』の影響を受けている」と持論を展開。さらに、自身がジェネレーションX世代であり、幼いころに親しんだSFとして「スター・トレック宇宙大作戦」の再放送や「宇宙家族ロビンソン」を挙げながら、「新しいSFらしいSF」が本格的に戻ってきたのは「新スター・トレック」以降だったと振り返った。
また、「『ストレンジ・ニュー・ワールド』はかなり好きだし、いい作品だと思う。『エンタープライズ』も嫌いではなかったし、『ローワー・デッキ』も楽しく見られた。でも、それ以外は全部なくなってもいい」と発言。そして、「自分は実際に『スター・トレック』の企画をパラマウントに提案したことがある。全シリーズのショーランナーたちとZoomで話し、アレックス・カーツマンともかなり長く話した。彼自身は本当に感じのいい人だが、作品はひどい。企画を採用してくれなかったから、まあ、そういうことだ」と明かした。
現在、パラマウント+の「スター・トレック」シリーズの展開は小休止の状態にある。現時点では新たに制作される作品はなく、「ストレンジ・ニュー・ワールド」があと2シーズン、「スターフリート・アカデミー」が残り1シーズン放送を控えている状況だ。
近年の「スター・トレック」シリーズの中心人物だったカーツマンの今後にも注目が集まっている。CBSスタジオとの契約は2026年末までとなっており、現在パラマウント+は、カーツマンとその制作会社シークレット・ハイドアウトとの契約更新または延長について協議を進めているといわれている。
【作品情報】
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プロジェクト・ヘイル・メアリー
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Photo by Taylor Hill/FilmMagic