「あの子がふらふらしているのは…」自分を責める友人の母を見て/Untitled Flowers ~卵を産まないわたしたち~ 2(6)

私のせいかもしれない/(C)ISAKA/KADOKAWA

「あの子がふらふらしているのは…」自分を責める友人の母を見て/Untitled Flowers ~卵を産まないわたしたち~ 2(6)

3月30日(月) 22:15

私のせいかもしれない
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ふたりから3人へ。
家での暮らしのカタチが、少しずつ変わっていく…。

35歳で独身、現在は彼氏がいない美和。美和は「結婚して妻となり、出産して母となる」と漠然と考えていましたが、とある日に医師から子どもを産めない体であることを告げられました。
彼女は「女としての存在価値がない」という思いに囚われていたところ、男性の体を持つ女性・茜と出会い、考えを改めていくことに。

そんなふたりが生活を共にして半年、美和の従姉妹である詩織が亡くなったとの連絡が入り、彼女の娘である杏と共に暮らすことを決めます。

「なんで私、こんな体なんだろう――。私は戦う、幸せになるために」
ふたりの女性と親を亡くした少女のエピソードをお送りします。

※本記事はISAKA著の書籍『Untitled Flowers ~卵を産まないわたしたち~ 2』から一部抜粋・編集しました。



※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体名・事件とは一切関係ありません。

バザーにきて

スマホの通知が鳴った

元彼からの着信

いらったいませーっ

かわいいヘアゴム

わたちとバーバのてづくりです!

これひとつください

おばあちゃんと孫

楽しそうにしていて

私にも兄弟がいてくれたら…




家では

台所で

あなたが家の周りのことしてるの?

驚かせてごめんなさいね

きれいにしてるって思って…

お料理もあなたが?

よかったら

かつおのお出汁が効いてておいしいわ

毎回削ってるの?

私と大違い

あの子がいつまでもふらふらしてるのは




あの

混乱させて申し訳ありません

私が今こうして

さらに混乱してきたわ

私は長らく自分の好きな味を忘れていたんです

自分の輪郭が日に日にぼやけていく感じで

そんな日々から抜け出すことができたんです

それくらい大切な友人なんですよ



著=ISAKA/『Untitled Flowers ~卵を産まないわたしたち~ 2』









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