この世によみがえった花嫁と、孤独な不死身の怪物“フランケンシュタイン”の2人が堕ちていく愛と破壊の逃避行劇「ザ・ブライド!」の本編映像が、このほど公開された。第98回アカデミー賞主演女優賞に輝いたジェシー・バックリーと、アカデミー賞常連の名優クリスチャン・ベールの卓越した演技力を味わえる内容となっている。
・
【動画】「ザ・ブライド!」本編映像
1930年代シカゴ。自らを創造した博士の名前を借り“フランケンシュタイン”と名乗って生きてきた怪物(ベール)は、人々に忌み嫌われ誰とも心を通わせられない孤独に耐えきれなくなっていた。悩みを聞き入れた博士は、墓から掘り起こした女性の遺体を彼の花嫁“ブライド”(バックリー)としてよみがえらせる。ある事件をきっかけに追われる身となった2人は逃避行に出るが、それはやがて人々や警察をも巻き込んだ社会全体を揺るがす革命の始まりとなる。
監督は、俳優として活躍する傍ら「ロスト・ドーター」で長編監督デビューを果たしたマギー・ギレンホール。バックリーとベールのほか、ピーター・サースガード、アネット・ベニング、ジェイク・ギレンホール、ペネロペ・クルスら実力派俳優たちが脇を固める。
映像で描かれるのは、社会の周縁に追いやられたはみ出し者たちが手を取り合い、腐った世界へ中指を突き立てる“愛と破壊の逃避行(=ハネムー)”の「原点」となる重要な瞬間。夜の街に繰り出すも、とある事件から追われる身となってしまったフランケンシュタインとブライド。「怪物は人目を引く、野次馬が集まる。私は何度も経験してきた、恐ろしいぞ。さっさと行け」。執拗に彼女を遠ざけようとするフランケンシュタインの警告からは、人々に忌み嫌われ、誰とも心を通わせられぬまま生きてきた「怪物」が抱える、圧倒的な孤独と社会からの疎外感が滲み出ている。
しかし、よみがえったばかりで記憶も居場所もないブライドは、虚無感を漂わせる瞳で、逃れられない運命を静かに受け入れる。自らを怪物と称し、100年もの孤独と疎外感に耐え抜いてきた男・フランケンシュタインと、かつて沈黙を強いられ殺害されながらも、蘇生を経て強烈な主体性を手に入れた女・ブライドの2人が、魂の共鳴に導かれるように固く手を結び、追っ手の迫る闇の中へと消えていく――。
マギー・ギレンホールは、脚本を書き終えたとき「やっぱりジェシーしかいない」と感じたことを明かし、「彼女は人間の感情の全スペクトラムを抱えられる。激しさの隣に深い脆さがあり、理知的で非合理的、セクシーで時に醜い。彼女が女優として突出しているのは、そのすべての要素を作品に落とし込めるところです」と絶大な信頼を寄せる。さらに「ジェシーとクリスチャンの間には本当に特別な絆があった。偉大な俳優とは、自らの心を差し出せる人です」と演技派2人が生み出した化学反応へ称賛を贈っている。
ブライド役のジェシーは、「この作品は、私たち一人ひとりの中にいる”怪物”を旅へと連れていってくれる物語。怪物的な部分と手を取り、愛することを学ぶ必要があることを教えてくれます。この映画は史上最も怪物的で、パンクなラブストーリーです」と、本作のテーマを独自の言葉で表現。フランケンシュタインを演じたベールは、バックリーに対し「抑制がなく、限界を押し広げようとする姿勢に強く共感しました」と振り返る、さらに「これは、見捨てられた人々、はみ出し者たちが『生きる意味』を求めて天に向かって叫ぶ物語。彼らは“怪物”でありながらとても人間的で、共感し得る存在なのです」とキャラクターたちへ寄せた熱い想いを語っている。
「ザ・ブライド!」は、4月3日から全国公開。
【作品情報】
・
ザ・ブライド!
【関連記事】
・
クソくらえ――復活した花嫁の“叫び”が魂を揺さぶる狂熱のロマンススリラー「ザ・ブライド!」本ポスター&最新予告
・
ジョージ・クルーニー&アネット・ベニング、エイミー・ブルームの回顧録の映画化に主演
・
レオナルド・ディカプリオ×ポール・トーマス・アンダーソン監督の新作、ビスタビジョン導入のため9月公開に延期
(C)2026 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.