オリバー・ストーン監督が、新作映画「White Lies(原題)」で約10年ぶりに劇映画へ復帰することがわかった。主演は「オッペンハイマー」のジョシュ・ハートネット。米Deadlineが報じた。
ストーン監督は、「プラトーン」「7月4日に生まれて」「JFK」などで知られる3度のアカデミー賞受賞監督。「White Lies(原題)」はストーン自身が脚本を執筆し、監督も務めるオリジナル作品で、これまでの代表作とは異なる、より親密なドラマになるという。
物語は家族3世代にわたって展開し、喪失、痛み、そして人生の中で変化していく愛のかたちを描く。ハートネットが演じるのは、離婚家庭で育ち、自らも結婚生活と子どもたちとの関係において親と同じ過ちを繰り返してしまう主人公ジャック・フリーマン。閉塞感のなかで欲望に突き動かされるように人生の出口を探すが、かえって道を見失っていく。そんな彼が、自分とはまったく異なる人生を歩んできたひとりの女性と出会い、思いがけない再生の旅に踏み出していく。
ストーン監督はDeadlineに対し、「長編劇映画から10年近く離れていたが、1986年に『プラトーン』と『サルバドル遥かなる日々』をつくった頃のように、もう一度始まるような気持ちだ。『White Lies』は普遍的な愛の物語として、ふさわしい居場所を見つけるはずだ」とコメント。ハートネットも、「オリバーは『White Lies』で、とても個人的で、しかも彼にとってまったく新しい世界を描いている。以前から敬愛してきた映画作家と仕事ができるのが楽しみだ」と語っている。
撮影はすでにスタートしており、イタリア・ローマ、タイ・バンコク、ブルガリア・ソフィアなど各地で行われている。追加キャストは近日中に発表される見込みだ。
本作は、フェルナンド・スリチン、マクシミリアン・アルべライス、ジョーダン・ガートナーがプロデューサーを務める。ストーン監督にとっては「スノーデン」以来の劇映画となり、長年温めてきた企画でもある。かつてはベニチオ・デル・トロが主演候補に挙がっていたことも伝えられている。
近年はドキュメンタリー作品に力を入れてきたストーン監督が、再びフィクションの世界でどのような新境地を見せるのか注目される。
【作品情報】
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オッペンハイマー
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