手料理をけなされて…34歳女性が義父に「ハゲ!」とブチ切れ。それからどうなった?

手料理をけなされて…34歳女性が義父に「ハゲ!」とブチ切れ。それからどうなった?

3月27日(金) 8:45

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妻を亡くし孤独になった義父を支えなくてはと、始めた週1のサポート。ですが小言、比較、感謝ゼロ。積もる不満で心はすり減っていくばかり……。

もしあなたが同じ立場だったら、どこで、どう線を引きますか?

独りになった義父を手伝いに行くと



秋山葉子さん(仮名・34歳/主婦)は、夫の大輔さん(仮名・37歳/会社員)と3歳の娘・美咲ちゃん(仮名)との3人暮らしです。

「家から徒歩20分ほどの場所に義実家があるのですが、半年前に義母が亡くなってしまって。独りになった義父はすっかり元気をなくし、ある日大輔に電話で泣きついてきたんですよ」

父親に「たまには温かい手料理が食べたいし、掃除も洗濯も大変でなぁ」と寂しそうにされた大輔さんは、放っておけず葉子さんに頭を下げてきたそう。

「『お願いだから週に1度、父さんの家に手伝いに行ってやってくれないか?』と頼まれたんです。まぁ美咲を幼稚園に送り出したあとなら少し時間もあるし……今回は夫の顔を立ててあげようと私は引き受けることにしたんです」

葉子さんが義実家に訪問してみるとかなり散らかっており、義父は「おぉ助かるよ」と笑顔で迎え入れてくれました。

「ですが機嫌が良かったのは最初だけで、煮物が食べたいと言うので作ったら『味が濃すぎる。うちの母さんはもっと上品な味だったぞ』とひと口しか食べないし、部屋を片付けて掃除機をかけたら『掃除機のかけ方が甘いな、やり直しだ』と命令してきたんですよ」

さらに洗濯物を畳んでいたら「何だその畳み方は? うちの母さんはそんなんじゃなかったぞ」と義母の影を追いながら、何かにつけて文句ばかり言ってきたそう。

「私はイラッとしながらも美咲を迎えに行く時間を気にしながら、毎週せっせと通っていたんです。義父も義母のいない寂しさになかなか慣れることが出来ないんだろうという同情心もありました。ですが、帰り道ではいつも深いため息が出て。なんで私、こんなに気を使っているんだろう? と虚しい気持ちになっていましたね」

ついに爆発! 義父に放った言葉とは



そんなある日、いつものように義父の家でリクエストされた味噌汁を作っていると、背後から声が飛んできました。

「『お前、包丁の持ち方が下手くそだな。ほんと見ていてヒヤヒヤするわ』と義父にニヤニヤしながら言われて……その瞬間、胸の奥で“プチッ”と音がして『毎週わざわざ来てるのに、文句ばっかり。そんなに気に入らないなら、自分でやればいいじゃないですか』とついに言い返してしまったんですよ」

すると義父は「生意気言うな! 女のくせに」と葉子さんの頭を小突いてきたそう。

「それで私の怒りは頂点に達して『触るんじゃねーよ! テメェのハゲがうつったらどうすんだよ!』と……ついに義父のハゲを指摘してしまったんですよね」

義父は前々から頭皮に良いシャンプーを使ったり、出かける時は必ず帽子を被ったりと明らかに薄毛な事を気にしている様子だったそう。

「義父は怒り狂ったようにバンッ! とテーブルを叩いて『もう来るな! 二度と顔を、見せるな!』と私を玄関の外に押し出し、ドアを凄い強さで閉めると、中から『わぁ〜!』という叫び声が聞こえて……ついにいちばんのウィークポイントを突いてやったぞ! と胸がスッとしましたよ」

理解してくれた夫が義父へ一喝



その夜、夕食の後で葉子さんは大輔さんに全てを話しました。

大輔さんはしばらく困り顔で苦笑いをしていましたが、スッと立ち上がって「ちょっと行ってくる」と一言。

「1時間ほどで大輔が戻ってきて『父さんに「文句ばっかり言っていたら、誰も手伝ってくれなくなる。母さんはもういない。葉子は他人だ。感謝できないなら独りで生きていけ」って言ってきた』と言われた時は本当に嬉しかったですね。私の気持ちをきちんと理解してくれているんだなとヒシヒシと感じました」

それ以来、義父は葉子さんを避けるようになり大輔さんができる範囲でサポートをするようになったそう。

「ですが、私の手料理を差し入れると『美味しい』と言って食べているらしいです。義父のために薄味にしたりはしていないので、手料理のありがたみがやっと分かってきたのかもしれませんね」と微笑む葉子さんなのでした。

<文・イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop

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