名優ジャン=ルイ・トランティニャン主演、フランス・イタリア・アメリカ合作のクライム・サスペンス「パリから来た殺し屋」(1972)4Kリマスター版のアザービジュアルと本予告が披露された。
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【動画】「パリから来た殺し屋」予告
本作は(72)は、「男と女」(66)、「暗殺の森」(70)などで名高いトランティニャン主演によるフランス、イタリア、アメリカ合作のクライム・サスペンス。ジャン=ルイほか、知名度の高い人気スターの競演作だったにもかかわらず、当時なぜか日本では公開されず、遥か数十年前にTV放映されたきりで、VHSもDVDも発売されなかった。映画マニアの間でも知る人ぞ知る作品だったが、今回、4Kリマスター版による日本初公開が決定した。
ロサンゼルス国際空港に一人のフランス人が降り立った。その男、殺し屋ルシアン(ジャン=ルイ・トランティニャン)は、ビヴァリーヒルズのホテルにチェックインすると、拳銃を懐に車でターゲットの住む高級住宅街へと向かう。組織の大ボスを手際良く始末してホテルに戻るが、すでに何者かによってチェックアウトされ、パスポートと航空券が消えていた。疑心暗鬼に陥るルシアンに、突如、正体不明の殺し屋(ロイ・シャイダー)が放つ銃弾の雨が降り注ぐ――。
ジャック・ドレー監督、脚本家のジャン=クロード・カリエールという、フランスから来た二人の異邦人たちの目に映ったロサンゼルスの異形の風景、風俗の魅力がたっぷり描かれている。読み捨て犯罪小説=“パルプ・フィクション”のカッコ良く、下世話な面白さに満ちたこの作品は、20数年後に話題となるタランティーノ作品をも思わせる異色の快作だ。
予告映像では、ルシアンがターゲットを手際よく始末するも、正体不明の殺し屋に狙われ、異国の地LAにとどまる羽目に。ルシアンはバーの女主人ナンシーの助けを借りながら反撃に出る場面を切り取った。後半では怒涛の銃撃戦とカーアクションのほか、白塗り姿のストリップ・ダンサーたちや、同じく白塗りされて椅子に座らせられた死体の登場など風変わりなシーンも次々と登場。最後は、一般人の親子とルシアン三人が並んで「宇宙大作戦(スタートレック)」第19話「宇宙暦元年7・21」を鑑賞している珍妙なシーンで締めくくられている。終始生真面目な無表情を崩さないトランティニャンに対し、シュールな笑いが点在するのも本作の魅力だ。
4月3日から新宿武蔵野館ほか全国順次公開。
【作品情報】
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パリから来た殺し屋
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© 1972 Gaumont (France) / Mondial TE-FI Televisione Films (Italie)