ベストセラー作家・原田マハが、自著「無用の人」(講談社文庫「あなたは、誰かの大切な人』」収録)を原作として、自ら脚本・監督を務める映画「無用の人」のメインキャストが発表され、蒼井優、イッセー尾形、永山瑛太、渡辺えりがコメントを寄せた。また、公開日が2027年1月に決定した。
本作は、主人公の聡美が監視員として勤める美術館に届いた謎の「鍵」をきっかけに、ひと月前に孤独死した父との記憶をたどり、家族でさえ知らなかった父の晩年の姿が次第に明かされてゆく感動の人間ドラマだ。
聡美を演じるのは、唯一無二の存在感と演技力で、今や日本映画界に欠かせない存在となった蒼井。アートと茶の湯を愛しながらも、静かにこの世を去った聡美の父・唯一には、数々の作品へ出演する傍ら、50年以上に渡り上演されている一人芝居で日々新たな表現を生み出し続けているイッセー尾形。“好き”を生業にした聡美を温かく見守る母親の柊子を渡辺、そして映画オリジナルの登場人物で、唯一が通っていた古道具屋の店主・タクに永山が扮し、どこか距離のあった父と娘の思いを橋渡しする役どころを担う。
蒼井は、本作で監督デビューを飾った原田の現場を「穏やかに現場を見つめていらした原田監督の眼差しから、私は多くのことを学ばせていただいたように思います」と振り返り、「『無用の人』という言葉に、胸がほんの少しきゅっとなる方に、ぜひご覧いただきたい作品です」とファンにメッセージを送った。
一方、イッセーは茶の湯に造詣の深い唯一を演じるにあたり、茶人・千宗屋からの指導を受けたことに触れ「魅力的な人たちに出会えて、無用どころか、僕にとってはありがたい作品です!」と新しい学びを得た喜びを明かした。
蒼井、イッセー、渡辺、永山のコメント全文は以下のとおり。
■蒼井優(羽島聡美役)
私がこれまで目にしたことのない景色を数多く見てこられた原田マハさんが、どのような映画を、どのように作られるのかとても興味を抱いていました。
穏やかに現場を見つめていらした原田監督の眼差しから、私は多くのことを学ばせていただいたように思います。
「無用の人」という言葉に、胸がほんの少しきゅっとなる方に、ぜひご覧いただきたい作品です。
■イッセー尾形(羽島唯一役)
最初に台本をいただいた時は「お茶!」と唸ったものです。まるで縁もゆかりもない世界ですから。役の人物造形どころじゃない。まず「お茶!」です。
稽古が始まると千宗屋さんがそれこそ惜しみない手ほどきで導いてくれます。その先に役の人物唯一も掴めるだろうと祈りもしました。いってみれば、お茶にもぐっておりましたから、恥ずかしながら、試写を見た時に蒼井優さんや渡辺えりさんや瑛太さんたちと一緒に作り上げた映画だな、と改めて実感したわけです。
魅力的な人たちに出会えて、無用どころか、僕にとってはありがたい作品です!
■永山瑛太(タク役)
家族、人とのご縁、アート、
伝統工芸品、お茶の世界。
原田マハさんは
どこまでも深く
一つ一つを愛でるよう
私に言葉で伝えてくれました。
この作品を通じて
血の繋がり、伝統を受け継ぐ事、
普段の生活の中で見え隠れしていた答えが
原田マハさんのエネルギーによって
人間はどこに向かえば良いのか
少しだけ分かった気がしました。
この映画が皆様にどんな形で届くのか、
とても楽しみにしています。
■渡辺えり(柊子役)
私たちの仕事はお客様に目に見えないものの大切さを伝え、限りある人生の中で「永遠の美」にあこがれて追いかける作業にまさに命を懸ける仕事だと思います。
この映画の登場人物はみんな不器用です。そしてそれぞれが目に見えない「愛」のようなもの。すぐには役には立たず捨てられてしまうような形にならないものを追いかけている。
「無用の人」まさに私たちは無用の人たちなんです。でもそれが戦争のない世の中を作る原動力だと思っています。
【作品情報】
・
無用の人
【関連記事】
・
【第49回日本アカデミー賞】「ナイトフラワー」森田望智が最優秀助演女優賞!「あの時の自分に『諦めなくてありがとう』と言ってあげたい」
・
倍賞千恵子と木村拓哉がファンの前で突然ジャンケン!勝ったのは?【「TOKYOタクシー」初日舞台挨拶】
・
岩井俊二、映画監督30周年記念上映の特別予告映像&ポスタービジュアル公開! 総勢13人の祝福メッセージも到着
(C)2026 映画「無用の人」製作委員会