2024年カンヌ国際映画祭・監督週間出品作で、オンラインゲームの終焉を背景に、若者たちの愛と暴力、喪失と欲望を描き出した「イート・ザ・ナイト」が、5月23日公開される。このほど日本版ビジュアルとティザー予告が披露された。
フランスの俊英デュオで、ベルリン国際映画祭で短編最高賞〈金熊賞〉の受賞歴を持つ、フランスの新鋭デュオ、キャロリーヌ・ポギ&ジョナタン・ビネルによる本作は、ジャンルを横断する大胆な語りによって、現代の若者たちの感情、身体、そして揺らぐ世界を描き出す新世代の映画だ。
物語の舞台のひとつであるオンライン RPG〈ダークヌーン〉。そのサービス終了をきっかけに、若者たちの孤独と愛、暴力、喪失、そして欲望が静かに崩れ始る。「ゲームは、ある世代にとっての新しい言語であり、生き方です」と監督が語るように、本作においてオンラインゲームは単なる舞台装置ではなく、登場人物たちが実際に“生きてきた世界”として立ち上がり、その消滅は、彼らの現実そのものを揺るがしていく。
本作のためにゼロから制作された架空のオンライン RPG〈ダークヌーン〉の映像と実写が交錯し、現実と仮想の境界が崩れていく様が映し出され、クィアなロマンス、スリラーの緊張、そしてポスト・ヒューマン的身体感覚が融合した新たな映画体験が繰り広げられる。
ティザー予告では、ゲーム内の幻想的な風景、現実世界で揺らぐ若者たちの関係、そして加速していく暴力と感情が断片的に映し出され、現実と仮想が交錯するなか、ひとつの世界が静かに終わっていく気配が、緊張感とともに観る者を包み込む。5月23日から、シアター・イメージフォーラムで公開。
<あらすじ>
しがないドラッグディーラーとして生計を立てるパブロと、10代の妹アポリーヌ。二人はオンラインRPG《Darknoon ダークヌーン》に没頭しあい、壊れることのない絆を築いてきた。しかしある日、そのゲームのサービス終了が告げられる。彼らの“世界”は、間もなく消える。そんな中、パブロは謎めいた青年ナイトと出会い、激しく惹かれていく。妹を残し、危険な恋と裏社会の抗争へと踏み込むパブロ。ゲームの終焉とともに、現実の暴力も加速していく。やがて三人の関係は引き裂かれ、取り返しのつかない夜が訪れる。リスタートのない世界で、彼らは何を選ぶのか。
【作品情報】
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イート・ザ・ナイト
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