“スーパーヒーローのような彼氏”の正体が怖すぎた。部屋で行われた“犯罪”のせいで「今も恋愛できません」

“スーパーヒーローのような彼氏”の正体が怖すぎた。部屋で行われた“犯罪”のせいで「今も恋愛できません」

3月25日(水) 15:45

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テレビやネットを見ていると、「世の中にはこんな素晴らしい人もいるのか!」と驚くこともあるのではないでしょうか。けれどこういった時代だからこそ、その姿が本物かどうかよく見極める必要があるのかもしれません。

スーパーヒーローのような存在の彼氏との出会い



就職を機に上京した岩永柚葉さん(仮名・20代)はしばらく仕事一筋の生活を送っていましたが、半年ほど前に仕事関係者の大志さん(仮名・20代)と出会ったことで一変。物腰のやわらかい話し方や穏やかな性格、そしてやさしい大志さんを好きになってしまいます。

「大志も私のことを気に入ってくれ、出会って1か月もしないうちに付き合うようになりました。私に悩みや困ったことがあるとすぐに気づいてくれるような人。仕事の愚痴や文句も嫌な顔をせず聞いてくれるし、不安やストレスを軽減する方法も考えてくれる人でした」

気がかりは、探偵になりたい弟の存在



柚葉さんにとって正にスーパーヒーローのような存在の大志さん。楽しく充実した日々を送っていた柚葉さんの気がかりは、小学生の頃から土日祝日を利用して月1回のペースで泊まりにきていた12歳年下で当時高校1年生だった弟・和希さん(仮名)のことでした。

「好奇心旺盛な弟は、いろいろなものに飛びついてはすぐに飽きるという繰り返し。中学生になって以降は母に『東京の企業に就職したいから、いまのうちに下見』などと言ってこちらへ来ているようでしたが、本当の目的は遊びと買い物でした」

高校生になってからは貯めたバイト代をすべて東京での買い物に散財し、地元へ帰るということを繰り返していたのです。そしてあるとき和希さんは「探偵になりたいから、今回からは専用のグッズをこっちで買うことにする」などと言いはじめます。

「姉ちゃんの部屋にも何かあるかも?」



「探偵の仕事なんて特殊で大変そうだし難しそうだし、よほど忍耐強い人じゃないと続かないのでは? そんなふうに思っていたところへ、両親から電話がありました。弟から探偵になりたいと聞いた両親が驚いて、止めてほしいと頼んできたのです」

両親に頼まれて説得することになった柚葉さんですが、和希さんはまったく聞く耳を持ちません。むしろこちらが言えば言うほどやる気が高まっていくという様子に頭を抱えていると、「姉ちゃんの部屋にも何かあるかも?」と冗談まじりに言いはじめます。

「お店ですぐに買えるような“探偵グッズ”が本当に盗聴器や小型カメラに反応するなんて思っていなかったので、諦めさせるいい機会になるのではないかと思ったんです。盗聴・盗撮発見器の使用をOKすると、弟はとても嬉しそうに箱を開封。探偵グッズを使いはじめました」

部屋から出てきたのは……



すぐに飽きるだろうと横目で見ていた柚葉さんでしたが、このあと恐怖のどん底に突き落とされることになります。盗聴・盗撮発見器が強く反応。盗聴器や小型カメラが次々と出てきたからです。

「上京してから自宅マンションに入れたことがあるのは、彼氏の大志さん以外には両親と弟だけ。彼氏を疑うしかない状況でしたが、すぐには信じられませんでした。弟が面白がって仕込んでいたんじゃないかと疑ってしまったくらいです」

弟のイタズラや仕込みではないことが判明しても、まだ大志さんのことを信じていた柚葉さん。けれど問いただしてみると大志さんは、「もう絶対にしない」「警察には言わないで」と涙ながらに謝罪しはじめたのです。

スーパーヒーローの出現に舞い上がってはだめ



「両親や弟からは『警察に行くべき』と言われましたが、結局は許してしまいました。ただ、こっそり盗聴や盗撮をしていた人だと思うとどうしても信用できず、すぐに別れることに。スーパーヒーローの正体を知ったときの恐怖は大きく、数年が経ついまも恋愛できないままです」

この一件で弟は警察官を目指すことになり、柚葉さんは気が利きすぎる人やタイミングが良すぎる人には注意するようになったと言います。スーパーヒーローのような人と出会えたからといって舞い上がらず、冷静な目で相手を判断することは大切かもしれません。

―シリーズ「業界ウラ話&本当にあった怖い話」―

<文/夏川夏実>

【夏川夏実】
ワクワクを求めて全国徘徊中。幽霊と宇宙人の存在に怯えながらも、都市伝説には興味津々。さまざまな分野を取材したいと考え、常にネタを探し続けるフリーライター。X:@natukawanatumi5

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