ライアン・ゴズリング主演の大ヒットSF映画「プロジェクト・ヘイル・メアリー」に、大女優のメリル・ストリープがカメオ出演していることが分かった。
同作は、「オデッセイ」の原作「火星の人」などで知られる作家アンディ・ウィアーのベストセラーSF小説を映画化。滅亡の危機に瀕した地球の運命を託された中学の科学教師ライランドが、宇宙の果てで同じ目的を持つ未知の生命体と出会い、ともに命を懸けて故郷を救うミッションに挑む姿を描く。3月20日に日米をはじめとした世界各国で封切られ、全世界オープニング興行収入140万9,000ドルというロケットスタートを切ったと米Deadlineが報じている。
劇中、ゴズリング演じる主人公のライランドは、ロッキーと名付けた未知の生命体とコミュニケーションをとるために、翻訳システムを開発し、あらかじめ用意された音声の中からひとつを選んで会話を行う。その選択肢のひとつとして登場するのが、ストリープの声だという。
共同で監督を務めたクリス・ミラーとフィル・ロードは米エンターテインメント・ウィークリーのインタビューでストリープのカメオ出演が実現した経緯を語った。ミラー監督は、「セットにいた時、自分たちで色々なふざけた声を出していた。ライアンを笑わせたり、キャラクターが反応できる何かを作ったりするために、スタッフにも声を当ててもらった」と準備作業を振り返る。
「テキスト読み上げ翻訳機にプリロードされていそうな声を想像してみた」ところ、「メリル・ストリープにお願いしたら面白そうだと思いついた。するとライアンが、彼女なら何でもできると言って、それが完璧な答えだった」とアイデアが生まれた瞬間を明かす。そして、本作のプロデューサーを務めるエイミー・パスカルが「ペンタゴン・ペーパーズ最高機密文書」などでストリープと仕事をしていることから、ストリープへのオファーをパスカルへ託した。
ロード監督は、「プロデューサーがあんなに長く依頼を先延ばしにするのは見たことがない。でも、いざ彼女が引き受けてくれると、本当に素晴らしかった」と述懐。ミラー監督は、「彼女はとても楽しく、思慮深く、遊び心を持って取り組んでくれました。『もっとやるわ。これも試してみる?』と、何百万通りものバージョンを演じてくれたんです」と収録の様子を振り返った。
なお、実際のロッキーの声は、パペット操作を担当する5人のうちジェームズ・オーティスが務めた。キャラクターは主に実物の特殊効果で表現されているが、ゴズリングが一部のシーンではスタンドインをつとめ、自身の娘たちと共演したことを明かしている。
「プロジェクト・ヘイル・メアリー」は現在公開中。
【作品情報】
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プロジェクト・ヘイル・メアリー
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Photo by Gilbert Flores/Variety via Getty Images