数々のホラー小説を世に出してきた作家、加門七海が自身の体験をもとに描いた同名小説を原作とする『祝山』の公開日が6月12日(金)に決定。あわせて、特報映像、新キャスト、場面写真が公開された。
【写真を見る】禁足地に触れたことで、おかしくなっていく人々を捉えた場面写真が解禁!
人が足を踏み入れてはならない場所にまつわる禁忌の記憶と、そこに触れた者の逃れがたい運命を描く本作。橋本愛が主演を務め、ホラー作家、鹿角南を演じる。脚本、監督を担当するのは、ホラー作品で数々の映画祭受賞歴を重ね、本作で待望の劇場長編デビューを果たす武田真悟。物語は、鹿角のもとに旧友から一通の手紙が届いたことをきっかけに動き始める。そこには、廃墟での肝試しを境に奇妙な出来事が続いていると綴られていた。取材半分で関係者と会った鹿角だったが、それは自らをも巻き込む戦慄の日々の始まりに過ぎなかった。
今回、公開日決定にあわせて本作の世界観を捉えた特報映像が解禁に。橋本演じる鹿角が一通の手紙を手にする場面から幕を開け、やがて舞台は深い闇に包まれた山へと移っていく。不気味な笑い声が響く夜の山道、不穏な気配が漂う室内、しだいに高まっていく緊張感。そして禁忌に触れたかのように次第に様子がおかしくなっていく人々。山の奥に潜む“触れてはならないなにか”の存在が、張り詰めた空気の中で浮かび上がる。禁足の地に踏み込んだ者たちを待ち受ける、後戻りできない恐怖を予感させる特報映像となっている。

あわせて、主演の橋本に続き、追加キャスト陣の情報も解禁。モデル、俳優として活躍する石川恋、数々の映画で主演を務めてきた久保田紗友、「超特急」のメンバーとして活動しドラマや映画で存在感を放つ草川拓弥、実力派俳優の松浦祐也、利重剛の出演が明らかになった。

さらに物語の舞台となる山の不穏な空気や、禁忌に触れたことでしだいに異変に巻き込まれていく登場人物たちの姿を切り取った場面写真も到着。静まり返った森の中で、懐中電灯でなにかを目撃した鹿角のカットをはじめ、不安げな表情を浮かべたり、どこか様子がおかしくなっていく人物たちの姿など、本作に漂う不気味な気配を感じさせるカットの数々になっている。
ホラー作家、加門が描く後戻りの出来ない恐怖を映しだす『祝山』。はたして禁足地に足を踏み入れた鹿角たちを待つものとは?続報に期待したい。
■<キャストコメント>
●石川恋(矢口朝子役)
「祝山に身を投じ、矢口朝子と一心同体となって過ごしていた間、うまく言葉にできないずっしりとしたなにかがずっと身体のなかを巡っていた。さらにその異物感について、排除しようとするよりも受け入れてしまうほうが楽だと感じていた。全く怖いとは思わなかったし、むしろ気持ちがいいような。地に足がつかない不快感と快感が同居していた。撮影が終わってもその奇妙な感覚だけは未だ私のなかに残り続け、こうして振り返るとあれも侵食だったのかもしれない、と身震いする。私を通り抜けてどこかに行ってしまった矢口はきっともうどこにも戻ってこない。そんな彼女の存在と共に、あの時あの場所で渦巻いていたあらゆる執着を手放したいま、私はこの映画を観ることが正直怖い。皆様には、無事に楽しんでいただけたら幸いです」
●久保田紗友(若尾木綿子役)
「このたび長編ホラー初挑戦させていただきました。現場が始まるまで、怖いことが実際に現場で起きたらどうしようと怖気づいていましたが、平穏に撮影を終えることができました。本作の中で恐怖の先にある“なにか”、実態がないものへの恐怖に蝕まれていく体験をしました。若尾木綿子を演じていた時、付き纏ってくる違和感を常に感じながら現場に立っていた日々を思いだします。ジャパニーズホラーは日常の延長にあるかもしれない怖さがありますが、本作をご覧になる皆さんにもしっかりとその恐怖を体験していただけるかと思います。ぜひご覧下さい!」
●草川拓弥(小野寺淳役)
「武田組に参加させていただきます。小野寺を演じます、草川拓弥です。自分にとってホラー映画は初めてでしたが、突発的に襲ってくるなにかよりも、ジワジワと付き纏ってくる恐ろしさを肌で感じた作品でした。小野寺は物事に無我夢中になれる、探究心のある人ですが、歪んでいきます。ぜひ楽しみにしててください」
●松浦祐也(田崎正人役)
「武田真悟監督の『祝山』、ロクでもないアタシにお声掛けいただきホントありがたく思います。『なんでアタシが呼ばれたんだ?』、『これはドッキリなんじゃねえか?』って一抹の不安を抱きながら、武田監督の演出に応えるべく懸命にセリフ言ったり言わなかったりしました。『祝山』、ハッピーそうな題名ですが、ホラーです。アタシはホラー映画が苦手なので初号の際には紙オムツを着用して挑む次第です。ちなみに寝る時は部屋の電気を消せません。暗いと怖いからです。そんな事どうでもいいか。公開まで震えて待て」
●利重剛(吉村司役)
「加門七海さんの小説は怖い。自分の意志とは反してなにか禍々しいものに巻き込まれていく予感。それが本当に自分に近づいてきているのか、それとも気のせいなのか、その境目の不確定さがずっと怖くて、それどころか、その恐怖は少しずつ確実に増えていく。その”見えない”怖さが、映画という映像空間にどう表現されるのか、楽しみにしています。…きっと、ずっと怖い映画だと思います」
文/サンクレイオ翼
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