(画像制作/SUUMOジャーナル編集部)
3月23日(月) 7:00
JRや私鉄、東京メトロに都営地下鉄……と多彩な鉄道が走る都内のなかでも、代表的な路線といえばJR山手線だろう。都内主要エリアにある30駅を環状に結び、各方面へと向かう路線に接続するターミナル駅も多数抱えている。そんな便利なJR山手線沿線に住むには、どれくらいの家賃が必要なのか調査!一人暮らし向け賃貸物件(10平米以上~40平米未満、ワンルーム・1K・1DK)の家賃相場ランキングを紹介しよう。
順位/駅名/家賃相場/駅所在地
1位
田端
9.8万円(北区)
2位
大塚
9.9万円(豊島区)
3位
池袋
10万円(豊島区)
3位
西日暮里
10万円(荒川区)
5位
高田馬場
10.2万円(新宿区)
5位
目白
10.2万円(豊島区)
7位
日暮里
10.5万円(荒川区)
8位
大崎
10.9万円(品川区)
8位
巣鴨
10.9万円(豊島区)
10位
駒込
11万円(豊島区)
11位
鶯谷
11.2万円(台東区)
12位
五反田
11.5万円(品川区)
12位
新大久保
11.5万円(新宿区)
14位
品川
11.7万円(港区)
15位
高輪ゲートウェイ
12.8万円(港区)
16位
上野
12.95万円(台東区)
17位
田町
13万円(港区)
17位
目黒
13万円(品川区)
19位
御徒町
13.1万円(台東区)
20位
秋葉原
13.3万円(千代田区)
21位
東京
13.35万円(千代田区)
22位
浜松町
13.48万円(港区)
23位
代々木
13.5万円(渋谷区)
24位
恵比寿
13.9万円(渋谷区)
24位
神田
13.9万円(千代田区)
24位
新宿
13.9万円(新宿区)
27位
新橋
14.75万円(港区)
28位
渋谷
14.8万円(渋谷区)
29位
原宿
15.2万円(渋谷区)
30位
有楽町
15.4万円(千代田区)
JR山手線沿線でシングル向け賃貸物件(10平米以上~40平米未満、ワンルーム・1K・1DK)の家賃相場が最も安かったのは、家賃相場が9万8000円だった 田端駅 。北区に位置し、JRの山手線に加えて京浜東北・根岸線も乗り入れている。駅の北口側には「アトレヴィ田端」が併設され、スーパーやドラッグストア、飲食店などが3フロアに展開。駅の周囲にはスーパーやコンビニが複数点在しているほか、気軽に入れるファストフード店や食堂、ラーメン店も。隣接する駒込駅(10位・家賃相場11万円)との中間地点には、個人商店が軒を連ねる「田端銀座商店街」も続いている。大型商業施設は見当たらず派手さはないものの、落ち着いた暮らしを求める人にはぴったりな街だろう。
2位は豊島区の 大塚駅 で、家賃相場は1位から1000円アップの9万9000円。JRの駅のすぐ近くには都電荒川線の大塚駅前駅があり、2路線が利用可能だ。駅南口側の駅ビルでは、食品やファッション、雑貨のショップから書店、飲食店までが地下1階から地上4階に並ぶ「アトレヴィ大塚」が営業中。ビルのさらに上階はスポーツジムやオフィスに利用されている。南口側・北口側ともに駅前は多彩な飲食店をはじめ、コンビニやディスカウントストア、100円ショップなどが軒を連ねる商店街。また、駅から南に15分少々歩くとショッピングモール「サンシャインシティ」にも行くことができるなど、思いのほか池袋エリアにも出かけやすい。
3位には家賃相場10万円で2駅がランクイン。荒川区の 西日暮里駅 と豊島区の 池袋駅 だ。 西日暮里駅 は1位・田端駅から1駅目で、歩いても15分ほど。JRの山手線と京浜東北・根岸線のほかに東京メトロ千代田線が乗り入れ、駅舎は異なるものの北へ3分ほど歩くと日暮里・舎人ライナーの駅もある。そんな西日暮里駅の東側には、入り組んだ路地沿いにさまざまな飲食店がひしめいているのが特徴的。スーパーやコンビニも点在しているので、買い物にも困らないだろう。一方の駅西側は商店が少なめで落ち着いた雰囲気。しかし、複数の神社やお寺が左右に立ち並ぶ諏訪台通りを南下しつつ、駅から12分ほど歩けば「谷中銀座商店街」へ。170mほどの通りに約60店舗が立ち並ぶ、にぎやかな一帯に行くことができる。
同じく3位の 池袋駅 は2位・大塚駅から1駅目。JR各線をはじめ東武東上線、西武池袋線、東京メトロの丸ノ内線・有楽町線・副都心線が乗り入れる一大ターミナル駅だ。駅周辺は都内を代表する繁華街の一つとして知られているため、「JR山手線沿線で3番目に家賃相場が安い駅」というのは少々意外にも思える。ただ、家賃相場を調べた「駅徒歩15分圏内」には商業施設が林立する駅前エリアだけではなく駅南側~西側の住宅街も含まれるため、一人暮らし向けの手頃な物件もそろっているようだ。住宅街に入れば駅前のような人混みとは無縁なので、想像するよりも静かな暮らしができそうだ。
過去5年間の調査から「JR山手線沿線で安く住むなら北側の駅」と判明ここまでピックアップしたトップ3の4駅が位置するのは、いずれもJR山手線のなかでも北側の区間。新宿駅と神田駅を結んで走るJR中央線で南北に二分される、環状に続くJR山手線の北側半分にあたる。さらに、5位の高田馬場駅から外回り(時計回り)に並ぶ駅の順位を見てみると、目白駅(同額5位)~池袋駅(同額3位)~大崎駅(2位)~巣鴨駅(同額8位)~駒込駅(10位)~田端駅(1位)~西日暮里駅(同額3位)~日暮里駅(7位)となっており、家賃相場が同額10万9000円で8位にランクインした大崎駅を除くトップ10の駅はすべて、北側半分の区間に集中していることがわかる。
そして「JR山手線はJR中央線よりも北側にある駅のほうが家賃相場は安い」という結果は、今回調査に限ったことではない。同様の調査を行った2022年版~2025年版の結果でも、その傾向は表れていた。だから「JR山手線沿線で安く住みたい」という場合、まずは沿線の北側半分にある駅から探していくのがよいだろう。
過去5年間(2022年版~2026年版)の調査結果を見返すと、ほかにも興味深い点が見えてくる。年によって調査条件が多少異なるため参考程度の比較にはなるが、2023年版から4年連続で、 田端駅 が不動の1位を飾っているのだ。
●JR山手線沿線の家賃相場(2022年版~2026年版調査)
また、2025年版までは5位~7位だった 大塚駅 が今回は2位におどり出ているが、家賃相場が以前よりも下がったわけではない。ほかの駅の値上がり幅が大きいため、相対的に順位がランクアップした様子。ここ5年間の家賃相場を見ると、8万円台の駅があったのは2024年版まで。そして2025年版では9駅あった家賃相場9万円台の駅が今回は2駅のみに。都内の家賃相場の高まりが、改めて身に沁みてわかる。
この調子で家賃の上昇傾向が続くと、家賃相場が10万円以下の駅がJR山手線沿線から消滅する未来もすぐにやってきそう……。2027年版のランキングでも、ギリギリ9万円台の駅が残されているだろうか。1年後の調査結果に、こうご期待!?
●調査概要(2026年版)
【調査対象駅】SUUMOに掲載されているJR山手線沿線の駅(掲載物件が20件以上ある駅に限る)
【調査対象物件】駅徒歩15分以内、築年数35年以内、10平米以上~40平米未満、ワンルーム・1K・1DKの物件(定期借家を除く)
【データ抽出期間】2025/7~2025/12
【家賃の算出方法】上記期間でSUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンションのうち普通借家契約の物件のみ)の管理費を含む月額賃料から中央値を算出(3万円~20万円で設定)
※駅名および沿線名は、SUUMO物件検索サイトで使用する名称を記載している
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