【写真】切れ者・玉山鉄二“李富”に目をつけられてしまった反町隆史“晁蓋”
織田裕二主演の連続ドラマ「北方謙三水滸伝」(毎週日曜夜10:00、WOWOW、WOWOWオンデマンド、Lemino※全7話)の第5話が3月15日に放送・配信された。志を同じくする者たちを集める活動と同時に、拠点として狙う梁山湖の砦の奪還にも動く宋江(織田)たち。そこにある熱いドラマに胸を打たれる一方で、腐敗した国側の李富(玉山鉄二)がひたひたと忍び寄る様子にゾクゾクさせられた。(以下、ネタバレを含みます)
■アウトローたちが“志の旗”の下に集う壮大な群像劇
中国の古典小説で、日本でも江戸時代から広く親しまれている“水滸伝”は、理不尽な世の中に抗ったアウトローたちが“志の旗”の下に集う壮大な群像劇だ。
ドラマの原作となる北方氏の『水滸伝』(集英社文庫刊)は、壮大なスケールと緻密な人間描写で熱烈な支持を集め、シリーズ累計発行部数1160万部を突破。登場人物たちの葛藤や誇り、闘志を現代的な視点で描き直し、新たな命を吹き込んだ作品となる。
主演の織田が志の下に人々が集まる梁山泊の頭領で、信頼で人を動かす宋江を演じるほか、宋江と共に腐敗した国家権力に立ち向かう、もう一人の頭領・晁蓋役で反町隆史、梁山泊のメンバーで、槍術にかけて右に出る者のいない天才武人・林冲役で亀梨和也が出演。さらに、満島真之介、波瑠、玉山鉄二、松雪泰子、佐藤浩市らが顔をそろえる。
■林冲に梁山湖の砦の副頭目たちが接触
王倫(萩原聖人)が大勢の賊徒を率いる梁山湖の砦に潜入した林冲は、何者かに毒を盛られる。しかし、先に予測していた林冲は、医師の安道全(金田哲)と薬師の薛永(川島潤哉)に伝え、先に解毒薬を飲むなど対策していたこともあり、一命を取り留めた。
その林冲に、王倫の命で林冲が帝を守る禁軍の将校・楊志(満島)と戦う様子を見て、林冲の強さと立ち居振る舞いに惹(ひ)かれた梁山湖の砦の副頭目である宋万(八木将康)は、ひそかに見舞いに訪れ続けた。宋万は、いつしか志が消え、自分が帝のようにふるまう王倫のことを林冲に嘆く。そこに同じく副頭目の杜遷(神尾佑)も加わった。杜遷も、生きては出られないとされる牢獄から脱出し、暗殺も恐れずに梁山湖の砦に潜入した林冲に、憧れの気持ちを抱いていたのだ。
そんな2人に林冲は、王倫を今殺せば内乱になるとし、「誰もが納得する理由とは、誰もが認める次の頭領がいなければ。それを、もう少しお待ちください」と語る。そして宋江が書き上げた「替天行道」を渡し、「その時が来たら、私は黒い帯を巻きます。それが合図です」と告げた。
■楊志を仲間に引き入れるための巧みな作戦を決行
宋江たちが作る“梁山泊”には、志を持った仲間が次々と加わっていく。第1話から続く、そのドラマにワクワクさせられっぱなしだ。
第5話では林冲と杜遷、宋万の動きの他にも、同志を求めて全国を回っている僧侶・魯智深(金児憲史)が、虎殺しで人々を驚かせた豪傑・武松(伊藤健太郎)と再会。あることで心の傷を負い、廃人のようになっている武松を、魯智深は叛乱の疑いをかけられて逃亡した禁軍の元武術師範・王進(佐藤)に託した。
また、宋江と晁蓋は、楊志を仲間にすべく計画を立てる。呉用(野間口徹)いわく「英雄の血筋」で国を裏切れない楊志。そこで賄賂の運搬を任された楊志に巧みに近づき、楊志の“英雄の血”と強い正義感をくすぐる。最終的には痺れ薬を盛って賄賂を強奪し、晁蓋が「梁山湖の砦で待ってるぞ」と言い残した。
■李富の恐ろしさを増幅させる玉山の演技力
賄賂を奪われたことを話し合う、国の諜報組織・青蓮寺の面々。そこで幹部の1人・李富が、強奪した者たちについて「1人の人物が浮かび上がっております」と晁蓋の名前を挙げた。林冲の牢獄への護送に携わった兵を拷問にかけて吐かせたのだ。
その証言で、晁蓋が官軍を狙う盗賊の頭である“托塔天王”であることも判明。そして、魯智深や林冲とつながっていることを悟り、叛乱の匂いをかぎ取る。青蓮寺の総帥・袁明(大塚明夫)は、4000人の軍を動かすとし、李富に晁蓋を殺すよう命じた。
その頃、晁蓋は楊志から強奪した品を持って梁山湖の砦に向かおうとしていた。心配する宋江に呉用は「晁蓋様は官軍から賄賂を強奪した義賊です。同じ義賊の旗を掲げる王倫様が無下に晁蓋様を殺すことはできぬはず」と説明。それでも「林冲を殺そうとした時点で奴はすでに小者だ。天下を欲するなら自分よりも優れた人間を欲するはず。そんな人間を殺そうとした時点で、もはや奴は権力にしがみつくだけの男に成り下がったと見て間違いはない。お前は殺されるぞ!」と言った。
宋万たちが危惧していることをあっさりと見抜いている宋江の鋭さ。一方で、林冲のように晁蓋も死地に向かおうとしているのに、自分ばかりが安全なところにいるとも憂いていた。そんな宋江に、晁蓋は「それがお前の戦いだ。俺よりつらい、戦いだ」と諭すのだった。
晁蓋を心配する宋江。宋江のことを理解する晁蓋。2人の絆にいっそう胸が熱くなる。しかし、そこに水を差すのが李富だ。「私が晁蓋なら、あそこしかない」と目を付けたのは梁山湖の砦。切れ者である李富を、強い目力と表情で体現する玉山。登場するたびにゾクッとさせられる表現力はさすがだ。
SNSには「王倫や李富が悪として強いからこそ宋江や晁蓋の正義が生きる」「李富が鋭くて怖いよ」「李富の目がめっちゃ怖い」「不気味な存在感」「玉山李富、強過ぎるのよオーラが」など反響が上がった。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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