20年以上にわたり根強い人気を誇る米ドラマ「バフィー 恋する十字架」のリブート企画がとん挫した。米バラエティが報じた。
オリジナル版の主演女優サラ・ミシェル・ゲラーは、Instagramで「こんなことをお伝えしなければならないのは本当につらい。でも、まずは私の口から皆さんに伝えたかった。残念ながら、Huluは『Buffy: New Sunnydale』を進めないことを決めました」と公表した。
リブート版は、2025年2月に米Huluでパイロット版の制作決定が初めて発表された。映画「ハムネット」の監督クロエ・ジャオが、新たなシリーズの監督兼制作総指揮を務める予定で、20世紀テレビジョンとサーチライト・テレビジョンのもとで企画が進められていた。
番組に近い関係者によると、今回リブート企画が進行しなくなったとはいえ、「バフィー」というIPには依然として大きな愛着があり、配信側も将来的な別バージョンの企画については検討を続ける意向だという。
「Buffy the Vampire Slayer: New Sunnydale」と題されたこの企画では、ライアン・キエラ・アームストロングが新たなスレイヤー役で主演し、オリジナルシリーズのスターであるゲラーはバフィー役で準レギュラー出演する予定だった。パイロット版にはそのほか、ファリー・ラコトハバナがヒューゴ役、エイバ・ジーンがラーキン役、サラ・ボックがグレイシー役、ダニエル・ディ・トマッソがエイブ役、ジャック・カットモア=スコットがバーク氏役で出演する予定だった。
「New Sunnydale」では、ノラ・ザッカーマンとライラ・ザッカーマンが脚本、ショーランナー、制作総指揮を担当する予定だった。制作総指揮にはそのほか、サラ・ミシェル・ゲラー、ゲイル・バーマン、フラン・ルーベル・クズイ、カズ・クズイ、ドリー・パートンが名を連ねていた。なお、オリジナルシリーズの生みの親であるジョス・ウェドンは、このリブート企画には関与していなかった。
「バッフィ ザ・バンパイア・キラー」は、もともと1992年にフラン・ルーベル・クズイ監督、ジョス・ウェドン脚本による映画として誕生し、クリスティ・スワンソンが主演を務めた。その5年後、サラ・ミシェル・ゲラー主演によるテレビシリーズ版がThe WBでスタートした。シリーズは全7シーズン続き、ニコラス・ブレンドン、アリソン・ハニガン、カーペンター、アンソニー・スチュワート・ヘッド、デビッド・ボレアナズ、セス・グリーン、ジェームズ・マースターズらも出演した。さらにボレアナズは、スピンオフシリーズ「エンジェル」でも主演を務め、こちらもThe WBで5シーズン放送された。
ゲラーはInstagramで、「クロエ・ジャオに感謝したい。クロエのおかげで、私がどれだけバフィーを愛しているか、そして彼女が私だけでなく皆さんにとってどれほど大切な存在かを改めて思い出した。この決定でそれが変わることはないし、本当に黙示録がやって来たら、いつでも私を呼び出して」とファンに対してメッセージをつづった。
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Photo by Gilbert Flores/Variety via Getty Images