李相日監督のオリジナル脚本であり、初期監督作である「スクラップ・ヘブン」が、4月24日から全国でリバイバル上映される。
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加瀬亮、オダギリジョー、栗山千明が出演、バスジャック事件をきっかけに出会った3人の若者が、理不尽な社会へのささやかな反抗を試みる――日常の鬱屈と再生への渇望を描く李監督の原点とも言える本作は、社会への鋭い眼差しと詩的な感性が際立つ、行き場のない怒りと孤独を抱えた若者たちの疾走を描く青春映画。「この世の中、想像力が足りねえんだよ」という叫びが、21年ぶりに再度スクリーンで響き渡る。
エンディング・テーマは伝説の個性派ロックバンド、フジファブリック書き下ろしの「蜃気楼」。揺らめくような旋律と、どこか遠くを見つめるような歌声が、登場人物たちの不安定な心の行方と響き合い、映画全体に独特の余韻を残す。オリジナルメンバーの志村正彦は、当時の李監督との対談で「映画の登場人物が歌っている感じにしたいと思った」と制作秘話を明かしている。
リバイバル上映にあたり、李監督は「若気の至りならではな気恥ずかしさと、真っ直ぐな熱情への羨ましさがない交ぜとなる。色褪せない俳優たちの瑞々しさから、映画の色香を嗅ぎとってもらえれば本望です」とコメントを寄せている。この度のリバイバル上映に伴い、李監督が登壇する舞台挨拶の開催も決定した。詳細は後日発表される。
4月24日から、テアトル新宿・アップリンク吉祥寺・キネカ大森ほか全国順次公開。
<あらすじ>
“正義の味方”を夢見て警察官になったシンゴ(加瀬亮)は、無機質なオフィスでのデスクワークにうんざりする日々。ある日、シンゴはバスジャックに遭遇する。乗り合わせていたのは、テツ(オダギリジョー)とサングラスをかけた女、サキ(栗山千明)。テツの言葉をきっかけに、社会に絶望した人々の願いを叶える“復讐代行”というゲームをはじめるテツとシンゴ。それは一見、鬱屈を解放するためのささやかな反抗だった。しかし、その行為は次第に現実を侵食し、彼ら自身が社会の闇へと呑み込まれていく。
【作品情報】
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スクラップ・ヘブン
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