俺はユウイチ、20代の社会人です。俺は大学進学と同時に家を出ました。その理由は、俺に依存してくる重たい母と離れたかったからです。母はたしかに俺のことを可愛がっていたと思うけれど、その気持ちは「愛情」ではなく「執着」に近いと感じていました。もし離れていなかったら、大人になった今でも交友関係や仕事にまで干渉されていただろうなと思います。やがてツムギと出会った俺は、結婚して一緒に新しい人生を歩むことを決め……?
ツムギから苗字の話が出たとき、俺は「タカダじゃなくなる選択もあるのか、それもいいかもしれない」と思いました。人生にまとわりついてくる母のことを振り切って、ツムギと歩む新たな人生をスタートできるような気がしたのです。
俺はもう実家には来ないつもりで、残り少ない自分の荷物を持ち出しました。母と分かり合うのは無理だと悟ったのです。間もなく俺は「サワタリユウイチ」になりました。母ときっぱり境界線を引けたようで、とても晴れやかな気持ちです。
ツムギの苗字を選び「サワタリユウイチ」になることを決めた俺。
その理由は、ツムギの希望を尊重したかったというだけではありません。
「タカダユウイチ」じゃなくなることで名実ともに母から離れ、新しい人生を歩めるような気がしたのです。
苗字を変えたと言うと一瞬驚かれることはありますが、とくに気にする人はいません。
母は「みっともない」と主張していましたが、何も困ることはないのです。
やはり母は、俺のことを自分の所有物だと思っていただけだったのでしょう。
母の執着から逃れるために、苗字を変えようと思った自分の決断は正しかったと思っています。
原案・ママスタ脚本・motte作画・金のヒヨコ編集・井伊テレ子
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