3月15日(日本時間16日)に放送される第98回アカデミー賞授賞式の広告枠が完売し、30秒あたりの平均単価が前年比2桁増の200万ドル(現在のレートで約3億円)超に達したことがわかったと、米デッドラインが報じている。米国ではディズニー傘下のABC(地上波)とHulu(配信)が授賞式を放送・配信しており、広告枠の販売もディズニーが担っている。
昨年の授賞式はコロナ禍後4年連続で視聴者数が増加し、1970万人を記録した。開始時間を1時間繰り上げたことやHuluでの同時配信が奏功したもので、今年もこの方式を踏襲する。好評だったコナン・オブライエンの司会続投も追い風だ。
ディズニーの広告販売担当SVPジョン・キャンベルは、需要が昨年より大幅に前倒しで始まったと明かしている。
「昨年の放送が終わった直後から、これまでにないクリエイティブなブレインストーミングが始まった。ブランド側がライブイベント戦略をより長期的に計画するようになっている」
ピーク時と比べれば視聴者数は大きく減少しているものの、アカデミー賞はスポーツ以外でこれだけのリーチを生み出せる数少ないイベントであり続けている。今年は広告主42社が参加し、昨年から増加。ロレックスが「プラウド・スポンサー」として継続するほか、バーガーキングが同枠に初めて加わった。またストリーミング視聴者向けには、映画芸術科学アカデミーのIPを使った広告が初めて導入される。
なお、アカデミー賞の米国放送権は2029年からYouTubeに移ることが決まっており、ABC/Huluでの放送は今回を含めあと3回となっている。
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Photo by Kevin Winter/Getty Images