ミュシャの技法を解き明かす優雅な女性像に学ぶ構図とシンボルの力

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ミュシャの技法を解き明かす優雅な女性像に学ぶ構図とシンボルの力

3月12日(木) 12:00

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チェコが生んだ希代の芸術家、アルフォンス・ミュシャ。彼の作品は今なお世界中のクリエーターにとって、尽きることのないインスピレーションの源だ。優美なアールヌーボーの絵画やポスター、装飾パネルに魅せられてチェコを訪れる日本人ファンも多い。その芸術の核心である「ミュシャ様式」の全貌を解き明かす『アルフォンス・ミュシャ装飾図譜 -曲線と色彩の世界-』(テラサ・バーナード著、ボーンデジタル、税込み3300円)が3月下旬に発売される。

ミュシャの作品を特徴づけるのは、流れるような描線と緻密で複雑な装飾。ポスターデザインに革命をもたらしたとされる「ジスモンダ」のポスターは、縦に細長い構成とやわらかな描線が組み合わさることで、ポスターに品位と落ち着きをもたらした。

精巧な花のモチーフや装飾的な要素、印象的な色彩表現は、ミュシャ独自の様式を形づくった。宝飾品、壁紙、室内装飾など幅広い領域に応用されたそのデザイン力は、1902年刊行の『装飾資料集』にもまとめられ、現代のクリエーターがデザインの法則を学ぶ上での必読書になっている。

広告ポスター、装飾パネル、書籍挿絵、そして最大の連作である「スラヴ叙事詩」まで、ミュシャが残した多岐にわたる創作の軌跡をたどり、時代を超えて人々を魅了し続ける「美の秘密」を発見できる一冊。優雅な女性像に学ぶ構図とシンボルの力、印象的な「光背」(ハロー)や緻密な花文様を使いこなす表現術などを知ることができる、ミュシャファンと、創造性を追求するイラストレーターやデザイナーに向けた決定版だ。



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