【漫画】本作を読む
営業事務で働く入社3年目の中里すみれは大ピンチに陥っていた。すみれが所属する課の“鬼畜課長”こと鬼頭課長がにらみながら鬼の形相で彼女に近づいていたからだ。どうやらすみれが提出したデータには先週回覧された最新資料の内容が反映できていなかったようで「見ていないのか」と詰められていた。心の中で「え?回覧?知らない!!」と焦るすみれの姿を見て、ニヤリと笑う女がいた――総務の芹那である。
すみれには3年前から付き合っている彼氏がいた。結婚前提の付き合いで結婚資金の積み立てもしており交際は順調に思えたが、彼とのデートの待ち合わせ場所に行くとそこには総務の芹那の姿が…!?一体どういうことなのか?頭の整理も追いつかないなか、芹那は急に「修一さんと別れてくださぁい」と、グスングスンと泣き始めた。彼も「そういうわけだから…ごめん」とひと言。「そういうわけってどういうわけ!?」と憤るすみれに、2人は驚愕のセリフを吐き続ける。あまりのひどい言われように、読者は唖然…。何も言い返せず悔しい思いをするすみれに代わって、物申したい気持ちになること必至の場面である。
本作『鬼畜が地味子を誘ったら』を描いたのは、「ジャンプルーキー!」にオリジナル漫画を掲載している夏野ばな菜(@NatsunoBanana)さんである。夏野ばな菜さんに本作について話を聞いてみた。
――「女を磨いてくださ~い」「修一さんのことはあきらめてくださいね」「修一さんの友人紹介しますよ?」など、芹那には悪女的発言をいっぱい吐かせましたね!
芹那側からすると、「そんなつもりじゃなかったんですぅ、親切心から言ったんですよぉ!」という言い訳ができる言い回しにしたいな、と思い考えたセリフです。芹那の小賢しさを表現するには…と、何度もセリフを考えては、「もっと、こう!」と修正を重ねた結果です。こんな風に考えていると「憎たらしいキャラだけど、もっとゲスにしたい」とどんどん思えてきて、愛着さえ湧いてくるから不思議ですね。
――浮気していたクズな彼氏と芹那に対して「ざまあ」な展開がなかったのがちょっと心残りでした!
結局、自分たちの結婚式なのに、主役を持っていかれた感だけが残るラストですが、それでも、今後芹那と彼の仲はギクシャクし、子どもが生まれても「幸せいっぱい」とはいかないんだろうな、と。そういう未来を、読んでくださった読者の皆さんに自由に発想してほしかったので、ああいうラストにしました。「答えを全部出す」ではなく、読んでくださった方一人ひとりが「物語のその後」を思い描き、この作品のラストに任せたかったです。「市中引き回しの上ハリツケ」まで考える方もいらっしゃるかもですね(笑)。
夏野ばな菜さんは現在「ジャンプルーキー!」にてリーマンラブコメディ漫画の『SSS』を連載している漫画家だが、企業漫画や子ども向け学習図鑑の挿絵などの仕事を受けており、「新規のお仕事も募集中です!」とのこと。本作を読んで夏野ばな菜さんの作品が気に入った人はぜひほかの作品も読んでみて。
取材協力:夏野ばな菜(@NatsunoBanana)
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